このダイアログボックスは、各種の条件を設定して、外部プログラムを実行する 時に表示します。次に、このボックス内の各項目について説明します。
ここに、外部プログラムの実行コマンドを入力します。 ここには、便宜のため、あらかじめ前回の実行コマンドが入っています。
ドロップダウンリストボタンを押すと、 今までに実行したコマンドの一覧が表示されます。このうちの1つを選ぶと、 このコンボボックスに入力されます。また、それと同時に、その時の 「実行方式」と「標準入出力」の 各モードが、現設定に反映されます。但し、 それは、環境設定の「外部インターフェイス」→「外部プログラムの実行」の「実行コマンドの入力履歴には、実行方式と標準入出力のモードも連動する」 の指定が ON になっている場合に限ります。 ちなみに、初期環境では、ON になっています。
この実行コマンドの文字列では、$ がメタ文字になります。 これを使うと、次の表記で、その各特定の文字列を表わすことができます。なお、 この使用例は、「外部コマンド集」にあります。
$p | 現編集ファイルのフルパス名 |
$f | 現編集ファイルのファイル名 |
$d | 現編集ファイルのフォルダのフルパス名( 末尾の \ なし ) |
$m | 現編集ファイルの拡張子部を除くファイル名 |
$e | 現編集ファイルの拡張子名 |
$s | 現カーソル行の選択範囲の文字列 |
$w | 現カーソル位置の所定範囲(単語等)or 選択範囲の文字列 |
$l | 現カーソル行の文字列(改行コードは除く) |
$u | 現カーソル位置のカラー強調パターン語句 |
$i | 本インストールフォルダのフルパス名( 末尾の \ なし ) |
$t | 外部ツール格納フォルダのフルパス名( 末尾の \ なし ) |
$v | スクリプト標準フォルダのフルパス名( 末尾の \ なし ) |
$$ | $ 自身 |
$(...) | 環境変数名 ... が保持している文字列 |
$[...] | ... を UTF-8 で URL エンコードした文字列 ≪注意≫ この ... 内にメタ文字があると、その展開後に、この変換が行なわれます。 例えば、$[$s] は、現カーソル行の選択範囲の文字列に対して、この変換が行なわれます。 なお、$[...] は入れ子にはできません。 |
ちなみに、%...% の表記(例: %SystemRoot% )も、環境変数名 ... が保持している文字列に 展開されます。
実行コマンド文字列は、(メタ文字展開後に)1024 字を超えるとエラーになります。
このボタンを押すと、あらかじめ登録されている外部プログラムの 実行コマンドの一覧が表示されます。 この詳細は、「外部コマンドの入力リスト」で 説明します。
このボタンを押すと、実行ファイルを選択するためのダイアログボックスが 表示されます。ここから1つのファイルを選ぶと、それが、「実行コマンド」コンボボックスに入力されます。
このボタンを押すと、「実行コマンド」コンボボックスの 文字列内のメタ文字 $ を使った表記部分が、それに対応する特定の文字列に展開されます。
ここでは、外部プログラムの実行方式を選びます。これには、次の4種類が あります。
この実行形式が選ばれた場合、次の3種の実行形式のうち、まず、 「直接実行」が行なわれます。それで実行できなければ、 「ファイルタイプの関連で開く」で実行されます。それでもダメなら、 「DOS コマンドとして実行」が行なわれます。
「実行コマンド」の文字列を直接、コマンド行として、プロセスを生成 します。
「実行コマンド」の文字列を、引数として、DOS コマンドを起動します。
つまり、この場合、
Windows9x 系では、"command.com /c "
WindowsNT 系では、"cmd.exe /c "
の後に、「実行コマンド」の文字列を入れて、実行します。
DOS コマンドの内部コマンド( dir 等 )を実行する場合や、
標準入出力を、<file や >file のようにリダイレクト指定する場合は、
この実行方式を選ぶ必要があります。
この実行形式では、「実行コマンド」に、ファイル名、フォルダ名、 URL等を指定するだけで、そのタイプに応じたプログラムが実行されます。 例えば、ファイル名の場合、その拡張子に関連付けられたプログラムが起動 されます。フォルダ名の場合、エクスプローラが起動されます。 http:// で始まるURLの場合、Web ブラウザーが起動されます。 mailto: で始まる場合、メールソフトが起動されます。 なお、この実行形式では、通常、標準入出力は無効にしておきます。
この ON/OFF で、標準入出力の有効/無効を指定します。 これが無効の場合、次の5つのコンボボックスは無効になります。
外部プログラムの標準入力へ送出するテキストを、次の中から選びます。
なお、矩形選択範囲のテキストを、標準入力へ送出する場合、その矩形内の 各行の選択部分の末尾には、改行コードが付加されます。
外部プログラムの標準入力をファイルにする場合、前述のように、実行形式を、 「DOS コマンドとして実行」にして、「実行コマンド」を「 ... <file 」の ようにしますが、この場合、この「入力」コンボボックスは、「なし」を選択して おく必要があります。
外部プログラムの標準出力から受け取るテキストの扱い方を、 次の中から選びます。
なお、矩形選択範囲と置換する場合、その矩形内の各行の選択部分は、 外部プログラムの標準出力の各行(改行コードは除く)と対応します。
外部プログラムの標準出力をファイルにする場合、前述のように、実行形式を、 「DOS コマンドとして実行」にして、「実行コマンド」を「 ... >file 」の ようにしますが、この場合、この「出力」コンボボックスは、「なし」を選択して おく必要があります。
外部プログラムの標準エラー出力から受け取るテキストの扱い方を、 次の中から選びます。
外部プログラムとやり取りする標準入出力テキストの文字コードの
符号化方式を選択します。
本エディタでは、この機能があるので、例えば、UTF-8 の文字コードで
標準入出力を行なう外部プログラムとも、やり取りすることができます。
外部プログラムとやり取りする標準入出力テキストの改行コードの 種別を選択します。
ここには、現在のカレントパスが表示されます。 外部プログラムを、「直接実行」か「DOS コマンドとして実行」で起動すると、 そのプログラムのカレントパスは、この表示欄のカレントパスになります。
現在のカレントパスを変更したい場合に、このボタンを押します。 このボタンを押すと、カレントパスを変更するためのダイアログボックスが 表示されます。ここでパスが選ばれると、それがカレントパスになって、 「カレントパス」欄に表示されます。
このボタンを押すと、現在設定されている条件で、外部プログラムを 起動します。この時、本ダイアログボックスは閉じます。 標準入出力がある場合、その処理をしながら、外部プログラムの終了を 待ちます。この時、ステータスバーには、その状態が表示されます。一方、 標準入出力がない場合、外部プログラムの終了は待ちません。
現在設定されている条件を保存するだけで、外部プログラムの起動は 行なわずに、本ダイアログボックスを閉じます。
現在設定されている各条件を破棄して(保存しないで)、 本ダイアログボックスを閉じます。
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