キーボードのキー操作には、
文字の入力は、基本的に、Windows の標準操作と同じです。 キーボードの「文字キー」を押すことによって、その文字が、カーソル位置に 入力されます。本エディタでは、「挿入モード」と「上書モード」の2種類の 文字入力モードがあります。
挿入モード では、入力された文字が、カーソル位置に挿入されます。 これが標準のモードです。ちなみに、この挿入では、その文字入力によって、 それ以降の文字の表示上の位置が、挿入文字分だけズレます。
上書モード では、入力された文字は、カーソル位置にある文字の上に、
上書きされます。この上書きでは、基本的に、その文字入力によって、
それ以降の文字の表示位置が、ズレないようになっています。
そのため、このモードでは、必ずしも単純に、
上書きする1字と上書きされる1字の入れ替えになるわけではありません。
例えば、等幅フォントの場合、
ABC...
という文字列の先頭にカーソルがある時に、全角の「あ」を入力すると、
あC...
となります。また、
アイウ...
という文字列の先頭にカーソルがある時に、半角の「A」を入力すると、
A イウ...
となります。この場合、位置がズレないように、半角空白1字が埋められています。
一方、非等幅フォントの場合、状況はもう少し複雑になりますが、基本は同じです。
但し、この場合、表示位置ができるだけズレないようにはなっていますが、
どうしても若干の誤差が伴います。
上書モードでの「改行」と「タブ」の機能は、カスタマイズできるように なっています。詳細は、環境設定の「編集」→「各種編集モード」で説明しています。 なお、初期環境では、「改行」と「タブ」の機能は、それぞれ、 Enter キー と Tab キー に機能割り当てされています。
「挿入モード」と「上書モード」は、初期環境では、Insert キーで交互に切り換えられる ようになっています。また、現在どちらのモードになっているのか一目で分かるように、 カーソルの形状が変わるようになっています。
日本語を入力するには、IME(Input Method Editor)を ON にします。 本エディタでは、IMEの ON/OFF 状態が一目で分かるように、 カーソルの色が変わるようになっています。 この色は、環境設定の「カーソル」→「表示形態」内の「色」で指定できます。 また、本エディタでは、IMEの「再変換」や 「前後参照変換」に対応しています。
編集テキスト内に選択範囲がある時に、文字入力すると、通常では、 その選択部のテキストが削除されてから、その文字入力が行なわれます。 一方、「選択範囲の特殊編集」の時には、 選択範囲を保持したまま、特殊な編集操作が行なえます。
キーボードのキーには、文字キー、機能キー、併用キーなどがあります。 このうち、機能キーとそれに関連する併用キーについて、ここで説明します。
機能キーにはいろいろありますが、そのうち、本エディタで機能割り当てが 可能なキーには、次の2種類があります。
これらについては、「用語説明」をご覧ください。併用キーなしの場合、指令キーとして、次のキーが使えます。
Shift キーのみを併用する場合、指令キーとして、上記のキーに加えて、 次のキーが使えます。
Ctrl キーと Alt キーのどちらか、または、両方を併用する場合、つまり、
Ctrl+
Ctrl+Shift+
Alt+
Alt+Shift+
Alt+Ctrl+
Alt+Ctrl+Shift+
の場合(これらの表記は用語説明の「併用キー」参照)、指令キーとして、上記のキーに加えて、次のキーが使えます。
各指令キーの機能は、環境設定の「機能設定」→「指令キー」で設定します。
ファンクションキーは、一般のキーボードでは、
があります。これらのキーは、単独、または、任意の併用キーとの組み合せで、 使えます。
各ファンクションキーの機能とボタン名は、環境設定の「機能設定」→「ファンクションキー」で設定します。