コラム

社員の化学日記 −第145話 「無題」−

この原稿を書いているときに梅雨が明けた

今年の梅雨明けは遅めであったらしい。

梅雨といえば、しとしとと降り続く長雨のイメージであるが、いつからか「暴れ梅雨」であることが多くなった。

「暴れ梅雨」は雷を伴う集中豪雨的な梅雨のことであり、最近では「ゲリラ豪雨」などという言葉もニュースメディアで普通に聞かれるようになった。

梅雨が明けたら、最高気温35度以上の猛暑日の日々が待っている。

このような異常ともいえる気象状況は、一般には地球温暖化などの環境問題が影響しているらしいが、地球温暖化はメタンガスや二酸化炭素などの温室効果ガスが原因といわれており、これらのガスの排出量をいかに削減するかがそのキーポイントとなっている。

燃料電池、人口光合成などのクリーンエネルギー開発もその先に環境負荷低減を見据えたものである。

先日の新聞でも東京湾エリアの企業、研究機関、大学が連携し、脱炭素を目的とする技術集積を目的として連携する旨の記事が載っていた。 産総研、東大、電力、ガス、鉄鋼、化学、自動車、建設等各業界の大手メーカーが幹事機関として参画し、東京湾を脱炭素技術を集積した「イノベーションエリア」にすることを目指すらしい。

??? 「イノベーションエリア」?何?

新聞は欠かさず読んでいるが、最近はカタカナ表記が多くなった。 この記事でも「イノベーションエリア」「ソリューション」「インパクト」「イニシアチブ」「ワーキンググループ」などなど多数記載があり、記事の内容もわかったような、わからないような…。

最近のコロナウィルス関連でも新しい言葉が出てきた。 「ソーシャルディスタンス」「リモート」「クラスター」「ロックダウン」「オーバーシュート」等々

感染予防や公衆衛生の分野では一般的に使用される用語かもしれないが、政治家がテレビの記者会見でパフォーマンスよろしくこれらを連発しても、一般の年寄りにはわかるはずもない。 年寄りほど重症化しやすいとわかっているのなら、年寄りに分かりやすく説明したらどうだ、と思ってしまう。

【Y(ペンネーム)】

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