コラム

社員の化学日記 −第123話 「雨雲」−

最近やたらと曇り空,台風に地震と災害も多い。

雨の日が多すぎて洗濯物もびしょびしょです。天気予報も当てにならない。 まるで,誰かが人工的に気象をコントロールしているのでは,ないかと疑ってしまう。

事実,実際に人工的に雨を降らせることができるようなのである。

約100年前にアメリカ人男性が,大砲を打った後には雨が降ることを発見。 そこからヒントを得て,人工降雨機を製作し,雨を降らせるビジネスで大成功したらしい。

日本でも水不足を受け人工降雨装置を稼動させることがあったようだ。

日本の人工降雨装置の仕組みはわからないが,一つの方法として化学物質のヨウ化銀(AgI)を用いることで雨を降らせるようだ。 水蒸気と結びつきやすいヨウ化銀を雨雲の中に散布し,雨粒の核にすることで降雨を促すことができるらしい。 大砲を打った後に雨が降るとは,大砲を打つときに出る煙と煙に含まれる雨の核となる化学物質が大量に大気に散布されることによる降雨現象なのであろう。 ただ100年前のアメリカ人による人工降雨機はハッキリしたことはわからない。

もし,現在実際に使われてる人工降雨機がヨウ化銀をしようしているなら環境汚染,健康被害の点で非常に問題があると思う。 自然界にもヨウ化銀鉱として存在するが,そんざいは稀で,ヨウ化銀は毒物及び劇物取締法で劇物であり,大気汚染防止法の有害大気汚染物質の該当する。 無毒化にも長期間を要する。 そのような化学物質が空から降ってきたとしたらたまったもんじゃない。 直接雨に触れることだけでなく,魚や農作分にも影響があると思う。 最近の曇り空がそのような,劇物で出来ていない事を祈りたい。

そして,この曇り空の中,ネット上の雲-クラウドファンディング-を行うと連絡があった。 どこもかしこも雲だらけである。スカッと晴れた日こないのかな。。。

後日,手渡しで現金を寄付した。

これってただのカンパやん!! ぜんぜん曇じゃない!!

【白色林檎(ペンネーム)】

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