ファースト・ステップ標準コース コース内容について
ファースト・ステップ標準コース(以下標準コース)は、親としての責任や、子どもをどう育てたらよいかをもっとよく考えるための機会を提供することを目的としています。各家庭のどのような状況にでも適応することができる能力を身に付けることを目指します。
1. 活動の主旨、目標
子供(とりわけ幼児)の教育においては親の役割が重要です。子供は、親の継続的な模範によって正しく教育されるなら、智恵をつけ、幸せを見出し、善に向かう傾向を伸ばします。そのために、標準コースでは、現実的な事例教材をもとに参加者同士が意見交換します。ケース・スタディ(事例研究)の手法に基づき、家庭内の現状をどのように具体的・積極的な仕方で解決していけばよいのかを学びあうことにより、私たち親自身が次のような能力を身に付けることを主な目標にしています。
■家庭生活を改善しようという取り組みを更に進めるという姿勢を持ち続ける。
■家庭教育の根本であり真髄となる「どこでも通用する考え方と手法」を習得する。
2. ケース・スタディの進め方
■予断や意見を排除し、事実をありのままに捉える。この“事実”については、各人の相違は無いはず。検証、ディスカッションを通して、“事実”を的確に把握することに習熟する。
■事実に基づき問題点を見つけ出し、更に問題点の解決手段を検討する。この問題点、解決手段は各人、各家庭により意見が異なることが多いが、異なる意見にも耳を傾け、グループとしての総意を得るためのディスカッション、質疑応答を十分に行う。
■このケース・スタディの手法は、以下の4つの各段階で、それぞれ実施する。(具体的な進め方...)
| 各段階 |
位置づけ |
| 1. 個人で問題の整理 |
自身の家族生活を考え、再確認する。 |
| 2. 夫婦対話による整理 |
自分以外の言葉に耳を傾け、互いに相手の意見や価値観などを共有する。 |
| 3. チームミーティング |
他の家庭の考え方を知り、刺激、自信、励ましを受ける。友情も生まれる。 |
| 4. グループセッション |
議論を通して結論を導くことで、実践的な理論が身につき、多くの解決策の可能性を知ることができる。 |
■各段階でも、「事実の把握」と「それに基づく検討、検証」を繰り返し行い、ケース・スタディの手法を身につける。
3. このコースが両親にとって役立つこと
■実際に役立つ多様で具体的な考え方や手法、可能性を知ることで、視野が拡がり励ましを受ける。
■ケース・スタディを通じ家庭内の問題を解決し目標を定めることを学ぶ。(ケース・スタディは参加型の手法の一つで、家族が現実に直面している状況を、具体的な方法、積極的な取り組みで分析するのに役立つ)
■家庭生活を改善しようと取り組んでいる他の夫婦と交流することができる。
■客観的な考え方を身につけ、事実と意見、主要な問題と二次的な問題を区別することを学ぶ。
■詳細な情報を得た上で決断する習慣を身につける。
■短期勝負ではなく、息の長い子育てで成果を得るという発想が生まれる。
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