琵琶湖自己記録更新! (2003/5/24)


 タイガースの快進撃にあおられて、5月中旬から甲子園通いが急増(16巨人戦●、20日広島戦○、22日広島戦○)。勝った日にはスポーツニュースを総点検で、このところ睡眠不足が続いています。
 このため、少し遅めの出撃となりました。今日の相棒は、ギル番長。初めての河野プロのガイドで、いきなり50cmを釣った(番長が)のもこの頃。で、狙いはやっぱりランカー!?

 今日の計画は、まずは赤野井で数釣りをして、西岸に戻ってアングラーズイン沖で下野スペシャルで流し、マリックス沖、アクティバ沖、最後に名鉄で一発大物をゲットというプランです。

 赤野井は大船団ができていて、最近の情報をみんな知ってるんやなあ、と今さら感心したりして、しかし釣るのは俺達じゃ!と気合を入れて始めました。D−ゾーン、スレッジを投げまくり、引きまくり。数釣りのはずが、なんのなんのフックにかかってくるのは、きれいなウィードばかり。
 東からの風でボートはどんどん流されて行きます。よーしそれなら、と、早くも下野スペシャルの登場です。チャポンと投げ込んで、どんどんラインを出していきます。そしてあとは流れに任せて、ただロッドを持って反応を待っているだけ。来ないかな〜来ないかな〜と待つことしばし。突然ビクッというような反応で、こっちもビクッとなりましたが、アタリだったのか、それともラインにウィードでも瞬間的にあたったのか、それだけのことでした。
 かなり流されたので、エンジンをかけてスローで元のポイントに戻ります。
番長スレッジでゲット
番長はスレッジで
琵琶湖自己記録更新
44cm!


 沈黙が続いていたギル番長から「ヨッシャー!」と威勢のいい声がして、見るとロッドが見事に曲がっていて、そして強引に抜き上げました。32cmのナイスバス。ヒットルアーはスレッジ7でした。
 それなら、と、もう一度スレッジを手にして、こっちのスレッジにもこいこい、と投げまくるも、こちらのスレッジには無反応。ならば、と、オカシラジグヘッドを投入。その数投目、コツコツというアタリ。ラインを少し送ってやる。フォーリングでコツコツ。スイムさせたら食らいつくかな?が、反応なし。もう一度フォーリング。やはりコツコツが続く。ラインテンションが戻ったところで、もう一度ラインを送る。コツコツ、そしてロッドが曲がった、フッキング!が手ごたえなし。イライラ。ワンモア、と同じところに投げる。が、もうアタリはなし。他のに替えよ、何にしようかなっと、独り言をつぶやきながら、ジグヘッドにデスアダーをセット。DATEさんのマネしてみよっと、ロクマルが来るかもね。

 デスアダー、よく飛びますね。気持ちいい。中層あたりを引いてくると、デスアダーが抜けかかってる。もう一度フックに刺しなおして第2投。思い切りロッドを振ると・・・レッ?途中で全く重みを感じなくなって、ジグヘッドは数メートル先へ寂しくポチャンと音をさせて着水。デスアダーは単独飛行を続けて沖の島あたりまで行ったのでしょうか(そんなアホな)。そして手元には修復不能な史上最大のバックラッシュ。アチャー、気が滅入る。

 もう一度ハード系でいこうかと、タックルボックスを開けるとCB100、CB200が目にとまった。魚探を見ると水深3m前後で、CB250をチョイスする。思い切り遠投(と言っても知れてます。)して、巻いてくる。ググッと重くなる。ロッドをしならせて巻き続けて浮いてくるのは、きれいな青々したウィード。ウィードをはずしては、また投げる。巻いてくる。またもやウィード。でも、この底のウィード周りにはいるはず、と言い聞かせて投げ続ける。何度も繰り返して、もういやになってきた頃、ガッツーン・・・?・・・アタリ?ウィードのでかいやつ?・・・一応フッキング!と、ロッドが大きくしなって生命反応が、ヨーシ、バスですよ。巻き始めて確信を持って、「きたー!」とやっぱり叫ぶ。番長が気づいて、「お、よさそうですやん。」と言いつつネットを用意してくれている。寄せてきて姿が見える。「デカイ!」とギル番長。言うほどはないのと違う?手ごたえそんなにないし、と私の心の中。一発で番長の差し出すネットに収まって、ボートに上げて見るとウン、デカイ。けれどフック1本がかり。ラッキー!さて計測、計測。メジャーを当てると、40cmを超えていてビックリ。しっかり計ると、なんと44cmでありました。ヤッホーと叫びたいような気持ちを抑えて記念撮影。デジカメで撮って、携帯のカメラでも。携帯はみんなへの速報用。
 「赤野井、CB250で44cm」とメモっていて気がついた。琵琶湖自己最高の43cmを更新したんや。1cmだけやけど。うーん満足。これもライフジャケットに縫い付けたトラのマークのお陰かな、なんて思いながらたばこを一服。たまりませんなぁ、この快感!

 しばらくはシートに座ってボンヤリと余韻に浸っておりました。

 さて、赤野井で二人ともゲットしたし、もっと大物狙って移動です。西岸に戻って南下。アングラーズインの沖へ。
 着いて水面を見ると、ひどい濁りよう。これが琵琶湖?水の色がコーヒーみたいに見えますよ。

 ちょうどお昼どきで、アングラーズインの混雑を避けるため、しばらくやってみる。が、アタリなし。東からの風が強くなってきて、どんどん流されてシャローまできてしまう。シャローでしばらくやって、また沖へ出る。
 沖からアングラーズインの桟橋を眺めてみると、係留してるボートはあまりない。予定より少し早いけれど食事休憩に決める。

 桟橋に近付きながら、「ここでまたHicoさん達と出会ったら大笑いやな。」なんて言いながら、ひょっとして・・・と探している。
 残念ながら再会はなし。


 昼食後は、少しずつ北上しながらの釣り。西岸側はどこも濁りがひどい。

 アクティバ沖で、リーサルウェポンの3インチセンコーを投げたら、フォーリング中にラインが走って、巻きながらアワセたら20cm級が上がってきた。小さい魚体のクセに大きい穴があいていた。おまえさん、何遍も釣られてるやろ、子バスのくせしてこんな大きい穴あけて、少しは学習しなさい、と説教してやる。


 うねりもあって、北上中は何度も湖水浴を楽しめた。今日は何もかもが楽しい。なんでやろ。
 名鉄沖は時間がなくてあきらめて、山の下湾沖で最後の一勝負をギル番長は挑んでくる。
 スレッジで何とかもう1匹、と思ったけれど、アタリはなく、いつの間にかボートは流されて山の下湾に入ってしまっていた。時計を見るともう4時、納竿となりました。


 ボートを揚げていると、なんとDATEさんがお出迎えに桟橋まで来てくれてはります。
 なんで知ってはるんでしょう。記録更新を祝ってガッチリ握手してくれはりました。嬉しかったです。

 ボートを揚げてくれたお兄ちゃんが、ライフジャケットを見て、「トラのマークがよろしいね」と言ってくれた。「そやろ、そやろ」と気持ちよろしいわぁ。


 去年の43cmゲットの時の日記を見ると、あの時も赤野井沖でのゲットでした。赤野井沖ってパラダイスやったんですね!





琵琶湖初バス (2003/5/4)


 ゴールデンウィーク、なんて言っても単なる3連休。今年はカレンダーの意地悪で、休日をたくさん損した気分。こんなことなら、メーデーの5月1日も理屈をこねて祝日にしてしまえばいいのにね。そうすれば、4月30日と5月2日も休日になって、毎年4月29日から5月5日までは7連休!たった1日の祝日設定だけですごいよ、なんて言ってると定年が来れば毎日が日曜日やでー・・・

 なにはともあれ、ギル番長と行ってきました。ビ・ワ・コ。
疾走!
Hicoさん・花さん
32.5cm
ライジャケのワッペンにもご注目!


 まずは、名鉄沖へ。今日は水もきれい。釣れそうな予感(はいつもある?)が・・・。ボートもたくさん出ている。ほとんどはシャローに集中。私達は沖目で始める。スピナベ、スレッジ、スーパースレッジ、バイブレーション、クランクベイトとやってみたが反応なし。デスアダーをズルズル引いてみても反応なし。朝一に1匹は釣って、気持ちに余裕を持たせて、という目論見が危うくなってくる。これでどうや、とオカシラジグヘッド+バンジーワームを投入する。が、一度だけギルのアタリを感じただけ。ギルでも釣りたい心境で、同じポイントに投げ込んでみるが、ポイントが違ったのか、もう無反応。

 移動と決めて出島灯台沖へ向かう。行ってみると、増水で岸際の葦周りがよさそうな雰囲気でそろりと進入。葦の際にDゾーンを投げて引いてくる。と、急に重い、巻けない、生命反応は・・・なし・・・。ボートを葦際まで寄せてDゾ−ン回収。次には別方向の葦の中へ、そしてズルズル引いてくる。今度はガツーンと来て、そのまま巻けなくなる。生命反応は・・・やはりなし。底の何かに見事にフッキングしてしまったようで、回収不能。引いてブチッと切ってDゾーン君さようなら。で、テキサスリグにリグチェンジ。リグっていると、手漕ぎボートの二人組から「バレター!」の大声。目撃したギル番長によると、ロッドを大きくしならせてファイト中だったもよう。手にしていたロッドはスピニング。痛恨のラインブレイクで、しばらくボートの中で大の字になっていましたが、相当後に引くことでしょう。
 デカバスがいることは確認できたわけで、口には出さないけれど二人とも今のバスを自分が釣ってやるー、とここで粘り続ける。が、結果は根がかりの山で、ノーバイト。諦めて沖を少し流して昼食のため、アングラーズインへ向かう。

 アングラーズインまでの移動は、ギル番長の指導で操船させてもらった。スピードは控えめに走らせたが、気分爽快!桟橋に近付くと、湾内では引き波が立たない程度のスピードでお願いしまーす、と叱られてしまいました。
 ボートを係留して桟橋を渡っていると、砂浜から出て行くボートの女性に見覚えが・・・。あれっ、花さんとちゃうのん?操船してるのは?Hicoさんやんか!おーい、だか、ヤッホーだか声をかけると二人ともすぐに気づいてくれて、もう一度ボートを砂浜に戻してくれる。砂浜で4人で立ち話。
 花さんの初バスゲット報告、Hicoさんの足の状態、午前中の情報交換といったところでお別れしましたが、Hicoさんの左足はまだ痩せていました。ズボンまくりあげて両方見せてもらいました。

 昼食休憩中、昼一番の私の作戦の相談。「下野正希の琵琶湖攻略!春〜初夏編」の実戦トライです。これは、先日アングラーズインから届いたはがきに掲載されていたものです。次に行ったらやってみようと決めておりました。

 さて、午後の部。ボートをポパイワンドの沖に出して、多分ウィードのアウトサイドらしき地点で用意していたリグをポチャンと投入。スプリットショットのリーダーを長く取るというものですが、あまりにも長すぎて(1m以上ありました。)投げることができなかったのです。そうしておいて岸と平行に移動しながら、しばらくはラインを出し続けておりました。あとはボートの流れに任せてドラッギングです。ラインが張った瞬間、明確なアタリが。フッキングの手ごたえも十分で「キタァ!」と叫んでたんでしょうね。ギル番長がネットを持ってスッ跳んできてくれた時にジャーンプ、えっ、まだそんな遠く?というくらいで必死になって巻きました。ボート際まできて潜ろうとしたり元気にファイトしてくれました。飲まれているかな、と思ったのですが見事に上顎を貫通しておりました。メジャーをあてると32.5cmでした。
 さすがは下野スペシャル、第1投目でこれですから。
 で、調子に乗って2投目。アタリはありました、が、乗りません。3投目もアタリはあるもののフッキングまでは至らず。でも、これっていけますよ、皆さんもお試しを!(ワームは、ゲーリー4インチカットテール(ウォーターメロン)を使いました。)

 そして南下。紅葉パラダイス北のヨット周りや遊園地裏で粘ったのですが、オカシラジグヘッドに何度かアタリがあっただけでした。
 最終ポイントは競艇場沖。高かったはずの競艇場の塀が低くなっています。それほど水位が上がっているのです。ここでは、目の前でレンタルボートの3人組の1人がゲットしたのとほぼ同時に、ギル番長が今年の琵琶湖初バスをゲットしました(CB250)。20cm以上はあったのですが、写真を撮る前に、魚体を痛めないようにとバスには触れずペンチでフックをつまんでいたため、バス君は自分でフックをはずして水中に戻って行ってしまいました。で、写真はありません。
 活性が上がってる、今がチャンスとがんばりましたが、気がつくと3時半を過ぎていて終了となりました。


 アークロイヤルに戻ってボートを揚げてもらったところへ、可愛いお嬢ちゃんの手を引いた奥さんとともに、なんとDATEさんの笑顔が。
 びっくりしました。途中でメールを発信していて、返信もいただいていましたが、まさかお出迎えがあるなんて、嬉しい再会でした。
 DATEさんの新居は、山ノ下湾とは目と鼻の先になるそうです。と言っても陸の方ですよ、決して湖の中ではありませんので、念のため。


 嬉しい再会でしたが、最後に一発ありました。
 「今年はどうしても40以下が釣れないんですよぅ!(爆)」
 カウンターの一発で、これにはしびれてしまいました。クッソー、絶句。