これで子どもにやさしいまちづくり?

公立の就学前教育・保育施設再編整備計画(素案)
友井・金岡・大蓮保育所廃止、弥刀東幼稚園も廃止など

日本共産党 民間も公立も幼稚園・保育所の充実をはかれ!

 東大阪市は「公立の就学前教育・保育施設再編整備計画(素案)」を発表しました。

 人口減少・少子化にストップをかけ…と言いながら、実際は公立幼稚園と保育所の全面的な統廃合となる内容となっています。

 公立保育所が担ってきた役割を自ら投げ捨て、在宅支援などに狭めるものとなっています。

市は公立保育所の役割を狭め、子育ては民間任せに

 保育所に子どもを預けたいけどなかなか入れない…こうした悩みが後を絶ちません。子どもを産み育てていきたい親にとって、幼稚園、保育所は絶対不可欠です。従来、公立保育所が、地域の保育水準を守り、子育てに悩む親たちの悩みに寄り添い、毎日、子どもたちを育む大きな役割を果たしてきました。民間よりも体制確保され、きめ細かく子どもたちを育てる環境があり、子育ての悩みにいつでも保育士がこたえて、父母たちの「安心」でありました。給食もアレルギー対応の除去食の水準も高く、公立保育所を希望する父母も多くいます。公立幼稚園も、子どもたちの就学前教育として、身近なところで保育料も安く安心して通えるところであり、公立幼稚園、保育所の役割はますます必要になっています。

 ところが市は公立の役割を、在宅の子育て支援に狭めて、民間活力による認定こども園や小規模施設での整備を基本に待機児童もゼロにすると公の責任を全く放棄しようとしています。

 公立の幼保連携型認定こども園を4つ整備し、幼稚園型認定こども園をひとつ、今ある3つの子育て支援センターを存続させるとしていますが、民間の状況によって見直し検討すると言っており、公立がどれだけ残るのか不透明です。

 保育に欠ける子に保育を保障する義務が市にはあります。市が従来の役割責任を狭めることは絶対に許されません。 

金岡保育所の先生たちは私の母であり家族
親からも子どもからも保育所を奪わないで!  ―山田美智子(新上小阪)

 上原市議から市の計画案聞きました。金岡保育所廃園と5年前に市長が一方的に言い放っただけでは飽きたらず他の公立幼稚園や保育所まで…公立潰し始まったなぁって思いました。

 現在4番目の子どもが、金岡保育所にお世話になっています。長女も金岡保育所でお世話になりました。いまの所長さんが長女の担任でした。その長女がもう高校2年生になるのに、今でも気に掛けてくれていて「元気?どう学校は?どぅバイトは?」から始まり…私が答えると…「保育所の時から気が強かったから」から始まり…(笑)卒園し11年も経つ長女の事を今でも気に掛けてくれています。受験生の長男の事も…引越や転校で、不登校になっていた次女の事も…そして現在お世話になっている三女の事も常に気に掛けてくれてます。

 母親である私の事も私がしんどぃ時にはそれが伝わるのか、『お母ちゃん』『頑張り過ぎなやっ』って声を掛けて来てくれます。私にとって金岡保育所の保育士さんは「第2の母親、家族みたいな“存在”です。安心して仕事に行けて時間の許す限り話を聞いてくれる子どもを安心して保育所に預けられる。子どもは日曜日も『保育所に行きたぃ』って言う金岡保育所は私にとって最高の場所です。そんな場所を奪わないで下さぃ。親からも…子どもからも…

公立の就学前教育・保育施設再編整備計画(素案)が実行されると(G地域について)

弥刀東幼稚園
平成28年度から4歳児の入園停止。平成29年度には長瀬西幼稚園へ(平成28年度末廃園)
長瀬西幼稚園
弥刀東幼稚園、大蓮保育所とともに集約化され、平成31年度から幼保連携認定こども園(場所未定)に移行
友井保育所
平成30年度から0歳児の入所募集停止。廃園へ
金岡保育所
平成28年度末に廃止。現在の小阪幼稚園を整備した幼保連携型認定こども園に
大蓮保育所
弥刀東幼稚園、長瀬西幼稚園とともに集約化され(要するに大蓮保育所は廃園に)平成31年度から幼保連携認定こども園(場所未定)に移行
長瀬子育て支援センター
存続

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