市のパブリックコメントに皆さんの意見を!
東大阪市は、「(仮称)東大阪市行財政改革プラン(素案)」を発表し、これまで以上に子育て教育、福祉などの切り捨てと、公の役割を投げ捨てて仕事を民間に任せる行財政改革を推進しようとしています。この案のパブリックコメントも始まりました。
市はこれまで新集中改革プラン(H22〜26)を実施し、職員数を大幅に削減する中で、旧同和関連施設の職員の過剰配置を放置し、幼稚園の先生や保育士、生活保護ケースワーカーなど必要な職員が配置できずに現場での支障を生んできました。また介護老人保健施設「四条の家」廃止など住民福祉の向上という自治体の役割と正反対の施策を野田市政のもとで実行してきました。
ところがこれらの反省もなく、この平成27年度から31年度までの5年間の新たな「(仮称)東大阪市行財政改革プラン(素案)」を発表し(詳しくは東大阪市ホームページをご覧下さい)、これまで以上に子育て教育、福祉の切り捨てと市民負担増、公の役割を投げ捨てる内容が盛り込まれています。
子育て支援に逆行
中学校給食の実施も見送り、小学校の給食も安全で美味しく食育をすすめやすい自校調理方式のところを民間委託推進したり、それ以上に自校調理をやめて共同調理場や給食センターに移行することが盛り込まれています。センター一括が拡大すると、食中毒などの事故が起きた際に大規模化することや質の低下も懸念されます。
公立の幼稚園・保育所については、半分に減らすなど、子育てに逆行する内容が盛り込まれています。
幼稚園・保育所などの保育料の見直し(値上げ)や学童保育の利用料が大幅に値上げされるなど負担が押しつけられます。
福祉・医療
公的年金暮らしの高齢者や失業・廃業で困っている方など一定の条件下で医療費の窓口負担がゼロにできる制度が国保にはあります。これを見直しすると言い出しています。次々と国が社会保障を改悪する中で、入院など一番困ったときに医療費の負担ゼロとなる制度が改悪されると不安になる方も少なくありません。
市民の皆さん
「(仮称)東大阪市行財政改革プラン(素案)」には、東大阪市の今後を左右する計画が盛り込まれています。市民の皆さんが、この内容の是非について意見を市に出しましょう!
期限は2月16日までです。意見提出には、住所、氏名(団体は団体名、所在地、代表者名)、電話番号を記入し、行財政改革室に持参、郵便、FAX、メールのいずれかの方法で提出してください。詳しくは東大阪市のホームページをご覧下さい!
野田市長が一層進める福祉教育切り捨ての行財政改革メニュー(一部)
- 子育て・教育
- 公立幼稚園・保育所の統廃合し半減
- 小学校給食(自校調理)をセンター調理に
- 学童保育利用料段階的値上げ
- 奨学金返還の取り立て厳しく
- 幼稚園・保育所などの保育料見直し値上げ
- 小学校給食(自校調理)をセンター調理に
- 福祉・医療
- 老人福祉施設(特養ホーム、ケアハウス、デイサービスセンターなど)の新設補助金見直し
- 軽費老人ホーム補助金加算の廃止
- 国保一部負担金減免見直し
- 母子寮「高井田ホーム」廃止
- 軽費老人ホーム補助金加算の廃止
- 住民サービス全般と公の役割の放棄
- 行政サービスコーナー廃止
- 青色防犯パトロール事業の見直し
- 「グリーンガーデンひらおか」あり方検討
- 様々な使用料見直し
- 公共施設の駐車場の有料化検討
- 窓口業務を民間委託
- 図書館の指定管理者制度導入(民間委託化)
- 公共施設再編整備にともないPFI導入
- 青色防犯パトロール事業の見直し