TPP参加で医療は崩壊の危機

参加撤回求める強力な運動を!

 野田首相は13日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席し、環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加するため関係国と協議に入ると表明しました。

早速、TPPの危険露呈

 15日の国会審議の中で、野田首相は医療保険の自由化がTPP参加で迫られる危険性を否定しませんでした。

混合診療の解禁で自己負担が増大

 TPP参加によって、医療保険が利く治療と利かない治療がいっしょにできる混合診療が全面的に解禁することを求められます。すると、保険証があっても治療して保険が利かないため、自己負担が大きくなって、お金のない人は、結局治療が受けられなくなります。

安全第一の医療から会社の儲け優先の医療に

 これまで基本的には国が医療の安全性、有効性をチェックして、初めて医療行為が出来るようにし、それでも問題が出たら国が補償する仕組みでやってきました。これを事後チェックに転換するよう求められます。そうなると、薬害エイズ・薬害肝炎などのような問題が次々と起こる懸念があります。薬を開発する企業にとっては、本来は自ら負担するはずの新たな薬の研究費用が少なくて済み、その分、患者の「同意」と高い費用の負担で「試す」ことができることに。危険な治療方法や薬も、患者を使って人体実験されていくようなもんです。しかも患者の負担で。

株式会社の医療参入で医療は崩壊

 利潤優先の株式会社が病院経営することになると、コスト削減による医療の質が低下、儲からない患者、医療部門から撤退、患者の自己負担が増大が起こります。

医師・看護師不足が深刻化

 医師・看護師も優秀な人材は投資の集まる国に集中。国内でも儲からない地域から医療機関がなくなり、地域医療は崩壊します。

 これだけ危険なTPP参加は撤回すべきです。

議長・副議長、委員会所属など決まる

 東大阪市議会は15日、市議選後初の議会が開かれ、議長副議長、各常任委員会などの所属が決まり閉会しました。市の予算などの審議は、12月議会にて行われます。日本共産党の各委員会所属、議長選挙の結果などは以下の通りです。

うち海公仁団長
環境経済常任委員会
東大阪都市清掃施設組合
塩田清人幹事長
民生保健常任委員会
議会運営委員会
浜正幸副幹事長
総務常任委員会
長岡よしかず副団長
民生保健常任委員会 副委員長
議会運営委員会
長瀬川沿岸下水道組合
秋月秀夫議員
建設水道常任委員会 委員長
しま倉久美子議員
環境経済常任委員会 副委員長
恩智川水防事務組合
三輪秀一議員
文教常任委員会
上原けんさく
総務常任委員会
あさの耕世 議員
建設水道常任委員会
議長選挙  投票総数42(有効38無効4)
平田正造 28票
内海公仁 9票
川光英士 1票
副議長選挙 投票総数42(有効41無効1)
田口義明 32票
長岡嘉一 9票

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