くち原府会議員、上原けんさくらがセンターと懇談

いざというときの命の砦 大阪府立中河内救命救急センターを守ろう!

 東大阪市立総合病院隣にあります大阪府立中河内救命救急センター。

 市民のなかで、急病や事故の際、救命救急センターで「命を救って貰った」と言う方も少なくありません。この大切な府立の救命救急センターを、橋下知事が手放そうとしています。

えっ!?橋下知事が命の切り捨て???

 本来、大阪府が担うべき救命救急ですが、すでに千里救命救急センター(吹田市)では、社会福祉法人に委託されています。しかし、大阪府が一定の責任を果たすため支出していた千里救命救急センターの補助金(3億5000万円)を、橋下知事は今年から廃止するとしています。

救命救急センターと市立総合病院の連携口実に、府が運営を手放すと、困難に

この間、大阪府は、東大阪市に、市立総合病院と中河内救命救急センターとの連携を持ちかけ、運営を大阪府の手から放す意向を示しています。

 府下各地の救命救急センターでは、冒頭に紹介した補助金廃止など、大阪府が救命救急を担う責任を投げ捨てていることがハッキリしています。

 もし、中河内救命救急センターの運営を大阪府が手放せば、財政力の厳しい市に重い負担がおしつけられる懸念があります。

 また、今でも困難な医師や看護師の確保。市立総合病院も中河内救命救急センターも、定員に対して医師や看護師が不足しているなかで、どうやって医師、看護師を確保し、市民の命を守るのか、その見通しはありません。

懇談で、今でも医師不足に困る救命救急が明らかに

懇談の様子の写真(右端が上原けんさく)。 中河内救命救急センターとの懇談で、職員からは、「中河内は大きな病院が少なく、救命救急センターの果たす役割は大きい」ことが語られました。救命救急という性格上、一定不採算にならざるを得ない実態。また医師や看護師が集まらず定数に満たない中、救命救急隊員の研修や災害対策など従来になかった仕事が増えている実態が報告されました。しかも、この医師不足の中で、医師でもある所長が自ら医師としての業務以外に、医師確保へ奔走するなど、病院運営に支障をきたしていることがうかがえました。

 くち原府議や上原けんさくは「市民のなかでは、赤字といっても命を救う救命救急は大切と言った声が多い」「救命救急センターが大阪府の手から離れると、医師や看護師の確保もよけいに大変になる」「救命救急を担う大阪府の役割を果たさせることが必要」「救命救急をしっかり守っていきたい」と語り、引き続き、救命救急を守り充実させていくことを表明しました。

ムダな大型開発やめて命と暮らしを守るために予算を―上原けんさくのコメント

上原けんさくの写真 救命救急センターは、危篤状態にあるような患者さんをいつでも受け入れて治療できることが必要で、そのため「経済効率」はよくありません。橋下知事は、採算のとれない1本4000億円とも言われる道路など開発に予算をつぎ込むようです。それこそ見直して、救急医療など人が生きるために不可欠なところ、老人ホームや保育所、学校の整備、府営住宅など必要な公共事業、お年寄りの介護などを優先させるべきではないでしょうか。

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