自作FETパワーアンプの紹介
今から40年前に作ったパワーアンプです。

回路図はこのとおり、NJM2037という変わったICを使ってます

入力段のデュアルFETは外付けで、ICは電圧増幅を行い、
終段の電力増幅はディスクリートで組むというものです。
これがそのIC、今はもう売っていません。

何かの雑誌に制作例が掲載されていたもので、
ディスクリートで組むには技量不足だけど、
このICなら結構本格的なアンプを作れそうだと思い、挑戦しました。
電源部もまじめに作ってます。

終段プッシュプルのアイドル電流は0.3Aにしてます。
正弦波スイープの周波数特性では50kHzまでフラット、10Hzで-1dBと優秀です。
入出力コンデンサーレスのおかげでしょうか。
音質は普通にいい音です。
パイオニアM-22改造版(こちらに記載)と似たMOSFETを使っているのですが、
音質は結構異なります。M22がどっしりタイプだとすると、
こちらの方がすこし元気な音です。低域は少し負けてます。
現在、マルチアンプの200Hzから1kHzで使っています。