子育てコラム:子育てに悩んでいるお母さんを応援します

Vol.9:夏休み

梅雨が明け、夏らしくなりました。子ども達が心待ちにしていた夏休み。思いっきり楽しんでいますか?

子供の頃の夏休みのことを思い出してみてください。虫かごを首から下げてセミやカブトムシやクワガタを探し回ったこと、空き地でがらくたを集めて基地を作ったこと、お母さんに教えてもらって刺繍をしたり、マスコット人形を作ったこと、大好きな本を読みあさったこと。今は、安全性の面で昔と同じとはいきませんが、あの何ともいえないのんびりした時間の流れを、是非経験させてあげたいものです。

そのために、親ができること。それは、健康を保つこと。早寝早起き、食事のバランス、水分補給、休息など、暑い夏を乗り切るためには、親の助けが必要です。自由なはずの夏休みに親が何か小言を言うと、子供はうるさいなあと言います(もちろん言わない子もいるでしょうが)。親としては、病気になったら楽しくないんだから・・・あなたのためなのに・・・と、悲しくなるやら腹が立つやら。夏休みでずっと家にいるから、いやになっちゃう!!というお母さんの叫び声が聞こえてきそうです。

子供が勝手気ままにやっているところを、透明人間になって黙って見守ることができたら良いのでしょうが、透明人間にはなれないし、見守っていたら黙っていることも難しいというのが現実です。たとえば、お友達同士で自転車で少し遠くまで行けたら、子供は少しおとなになった気がして、特別な気持ちになるのでしょう。夏休みはそんな特別な気持ちの連続のはずなのに、危険いっぱいの社会のせいで、いつも親に見守られている、見張られているのです。夏休みは、ずっとやりたいと思っていたことを、時間を気にせずできる、格好の機会です。なるべく、自由にさせてあげたいものです。自由な時間の中での発見は、子供にとって、わくわく体験として、心に残ることでしょう。

ほしやクリニックの子育てコラム前の号へ ほしやクリニック:大阪府枚方市招提中町の内科、小児科、外科・胃腸科・肛門科の医療機関(診療所) ほしやクリニックの子育てコラム次の号へ