Vol.2:のびのび子育て 今回は、子供たちがのびのび育ってくれたら良いなあ、というお話をしたいと思います。 赤ちゃんが生まれて、そのうち寝返りやお座りをするようになり、何でも触ってみて、なめてみて・・・ もう少し時間が経つと、クレヨンやペンを振り回し、殴り書きをしはじめます。こんな時、子供は目を輝かせて、頬を赤らめて、一生懸命にわけの分からないものを描いています。目が離せなくて大変!!と見つめている親も、幸せを心いっぱいに吸い込んで、優しい目をしています。 そんな赤ちゃんが2歳にもなると、反抗期を迎えます。やりたいという気持ちが、より強く、より高度なものになって、周囲との摩擦が起こる時期です。子供は悪気があって反抗しているのではなく、社会のルールを知らないだけなのだけれど、毎日のことなので、親も疲れてしまいます。怒られて泣き寝入りした子供をみつめて、思わず涙があふれてしまいます。でも、がんばって教えてあげましょうね。周囲との摩擦をなくす方法(=ルール)を知ってはじめて、子供は自由に羽を伸ばして遊べるのです。 幼稚園の年齢は、知能がどんどん発達します。おやつが4個ある。お友達と2人で分けるためにはどうしたらいいかな?この絵本を自分で読んでみたいな。こんな状況をたくさん体験して、数字や文字を知りたいと、子供自身がうずうずしてくる、大切な時期です。 小学校に上がると、お勉強が始まります。知りたいうずうずがたまっていたら、ラッキー。子供の興味と、勉強内容がつながっていたら、勉強も楽しみになります。もちろん、スポーツだけが好き、絵を描くことだけが好きという子供もいます。本当に好きなことがあったら、それもラッキーです。でも、読み書きと計算までは、ちょっと耐えてがんばってもらいましょう。一人前の大人になるために。 親としては、将来の道が開けるようにと、試験に役立つような勉強をさせたいかも知れません。学校を卒業して、何でも好きな職業を選べますよと言ったところで、好きなことを制限されて、親の定めた道を歩かされてきた子供は、すでに自分の心を見失っているのではないかと、とても心配です。クレヨンを振り回していたころの子供の目の輝きを大切に、子育てをしたいものです。 |
![]() | ![]() | ![]() |