北近畿の草花 夏の5 夏本番編

水田では稲の穂が垂れ、、庭では早、コスモスが咲き、
その横ではこんな花が見られます。山では、せみ時雨です。

[草の名前]

アカソ、コアカソ、イラクサ、ミヤマイラクサ、クサマオ、マオ、ヤブマオ、ヤマニガナ、
ハルシャギク、オニノゲシ、オオハンゴンソウ、ヨメナ、ゴボウ、アオツヅラフジ、
アメリカネナシカズラ、ハグロソウ、ツタ、ヒメミカンソウ、キリンソウ、オオニシキソウ、
エノキグサ、ゲンノショウコ、ミツバフウロ、ハマゴウ、ソクズ、ハマアカザ、オカヒジキ、
アカソ

アカソ

山で見かけたイラクサ科の多年草。葉は広卵形で葉の先は3裂する。高さ80cm程度。茎や葉柄が赤くなる。花期:7−9月。雌雄同株 雄花序は茎の下の方に、雌花序は上の方につく。08/08/02

コアカソコアカソ

山の中で見かけたイラクサ科の落葉低木で、枝を多数だし高さは120cmにもなる。茎は赤色を帯びる。葉の先端は尻尾のようになっている。10/08/05
 

イラクサ

河原の林の下で。葉は対生で、ぎざぎざがある。茎や葉のとげに触ると痛い。そんな恐い植物でも葉を食べる虫がいるようで、葉に穴が開いていた。高さ80cmほど。9〜10月に、葉の付け根から穂状花序の下部に雄花、 上部に雌花を付ける。イラクサ科の多年草。16/09/27

ミヤマイラクサ

ミヤマイラクサ
滝の傍の林の下で。葉は対生で、ぎざぎざがある。茎や葉のとげに触ると痛い。高さ100cmほど。8〜9月に、葉の付け根から雄花、茎の上部に雌花を付ける。イラクサ科の多年草。08/08/16

  

クサマオクサマオ


至るところの道ばたに多い多年草。葉は互生で、 高さ1〜1.5m。短いねた毛を密生する。葉は広卵形。表面には白点とまばらに 毛があり、裏面には綿毛があって白く脈状に短毛がある。アオカラムシは葉の下に綿毛のないものをいう。別名カラムシ。イラクサ科の多年草。10/09/20
マオ

マオ

河原で。葉は互生で、ぎざぎざがある。高さ2mほどにもなる。9〜10月に、葉の付け根から穂状花序の下部に雄花、上部に雌花を付ける。イラクサ科。03/06/15
ヤブマオ

ヤブマオ


河原で。葉は対生で、ぎざぎざ(鋸歯)がある。高さ1mほど。9〜10月に、葉の付け根から穂状花序の下部に雄花、上部に雌花を付ける。 イラクサ科の多年草。03/07/20
ヤマニガナ

ヤマニガナ


里山の近くの道端で見かけた。茎の中ほどの葉は卵形(写真では茎が左下から右上にかけて伸びています)。上部の葉は、細く線状であり、下部の葉は切れ込みが入る。05/07/05撮影。

ヤマニガナ


里山の近くの道端で見かけた。高さ1m50cmほど。穂先にたくさんのつぼみををつけ、数個ずつ咲いていく。キク科、アキノノゲシの仲間。1〜越年草。花期は8−9月頃。05/07/03撮影。

ハルシャギク  

 道ばたで見かけた。コスモスに似た細い葉が付いている。キク科の越年草。栽培種。14/07/20

ヨメナ

畑のそばで。高さ50cm程度。キク科の多年草で地下茎で増える。花期は7-10月。09/09/23

オニノゲシ

葉には鋭いとげがたくさんついている。花は黄色。高さ1mほど。キク科の越年草。写真のバックは畑のネギ。08/09/20

オオハンゴンソウ

オオハンゴンソウ
 山際でみかけた、キク科の多年草。高さ3mにもなる。花期は、夏から秋で、直径6cmほどの黄色の花が咲く。08/07/27

ゴボウの葉

ゴボウ
畑で作る野菜。キク科の1年草。花期は6-7月で、アザミのような紫色の花をつける。通常は根を食べるが、葉は餅に入れることもある。08/09/23
ゴボウ

ゴボウ

根を食べる野菜なので通常は花の咲く前に掘り上げて食べる。2011/07/31 

アオツヅラフジ

アオツヅラフジ
山で見かけた、ツヅラフジ科のつる性の木。7〜8月に花が咲く。実は固まって付くが、食べられない。09/08/25 

アメリカネナシカズラ

ハマネナシカズラ  海岸で。ハマゴウに巻きついているところ。葉緑素を持たない寄生植物。花は直径3mm程度。丸く見えてるのは虫コブ。ヒルガオ科。10/07/02

ハグロソウ

  山地の木陰に生えるキツネノマゴ科の多年草。葉は暗紫色で対生、柄がある。花冠はピンクの2唇形で下唇の方が大きい。上唇は細く反り返る。14/07/12。右が拡大図。花弁になにか斑点のようなものがあるが、ハグロソウというのは、それから来ているようだ。

 

ツタツタ 

別名、ナツヅタ。ブロック塀や家屋の壁面に這い登って繁茂します。秋になると葉は紅葉して、葉が落ちます。10月ころ実がなります。ブドウ科。04/07/25

ヒメミカンソウ

山道で見かけた。高さ30cmほどで、斜めに枝がたくさん張り、8-10月にかけて小さな花がつき、みかんのような実が下向きにつく。トウダイグサ科それともコミカンソウ科。14/09/21

 

キリンソウ

海辺の山で見かけた。庭先でも栽培されている。20cm程度。トウダイグサ科。14/06/14

オオニシキソウオオニシキソウ

 農道で見かけた。地面から斜めに立ち上がる。茎は赤みを帯びる。白い小花と実が見える。花と実の直径は2mm程度。全体の高さ2,30cm。トウダイグサ科の1年草。花期は8-11月。08/09/06 

エノキグサ


 農道で見かけた。高さ、40cmにもなる。葉は、互生し、 卵状長楕円形で、長さ3〜8cm。茎の上に長く伸びているのは雄花で、雌花は雄花の根元の葉の中に丸い形で付いている。トウダイグサ科の1年草。12/09/10

ゲンノショウコゲンノショウコの白花
ゲンノショウコ

 現の証拠。下痢止めや腹痛の薬草として有名。高さ、50cmにもなる多年草。葉は5裂のものが多いが、上部の葉は3裂。フウロソウ科の多年草。09/09/23、12/09/17

ミツバフウロ

ミツバフウロ
 低地〜山地の林縁などに生え、茎の高さは30〜80センチ。枝先や葉腋から伸びる長い花柄の先に、直径1〜1.5センチの白色〜淡紅色の花を2個つける。花期は7〜10月。花弁、萼は5個に裂ける。葉は掌状で、ふつうは3深裂し、裂片は菱形状で、先がとがる。下部の葉は5裂。フウロソウ科の多年草。07/10/06

 浜香(ハマゴウ)

 海岸で。高さ30〜60cmのクマツヅラ科の落葉低木。実に香りがあり、漢方薬になる。10/07/26

ソクズソクズ

河原で見かける、地下茎で増える多年草。葉の形から、クサニワトコともいう。高さ1.5〜1.8m。スイカズラ科。03/07/15

 
ハマアカザ

ハマアカザ

海岸で見かけたアカザ科の1年草。高さ50cm程度。葉が三角。10/07/30

オカヒジキオカヒジキ

 海岸で。高さ10〜40cm。針のように細い葉で、柔らかいうちは食べられる。アカザ科の1年草。花期は6−9月。12/08/12

 

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