早いもので、1年を振り返る時期になってしまった。 歳とともに、来年はああしようこうしようという気持ちより、過ぎてきた1年を振り返ってああだったこうだったというほうが比重としては大きくなってきたような気がする。 「若い頃は‥‥」としつこく言うようになると世の終わりに近づいてきている証拠のように思っていたが、どうやら人ごとでもなくなってきているようだ。少なくともその兆候かもしれない。 誰でもゴールまでの道のりを縮めながら生きているのは確かなことだけど、前に広がる霧の中の景色より振り返ってみる後ろの景色のほうがはるかに膨大で、しかも、ところどころキラキラ光っている石ころが確かに見えるんだったら、歳とともにフラッシュバック・シンドロームと言うか、そういう風になっていって当然で、かえってそのほうが穏やかな生活を送れるのかもしれないとも思う。 とは言っても、まだまだ若いつもりでいる者としては、今ここで振り返るのは今年の心に残るギャンにまつわる出来事限定ということで‥‥。では、第8位から。 第8位 ドッグラン お金を出してまでそんなところへ行くことはない、との思いは今年になって消え失せた。 ドッグラン以外には、ノーリードで遊ばせてやれる場所などほとんど見当たらないのが現状だからまあ仕方ないか。 第7位 まったり犬 フラットらしからぬフラット。 ギャンを一言で言えばこうなるのかな?まあ、癒しがキーワードになるぐらいだから、ギャンは自ら今の時代にふさわしいフラットを目指しているのかもしれない。 では、来年はどういう路線でいくの? 第6位 水嫌い!? レトリーバーとしては失格犬かもしれないが、ギャンは水が嫌いのようである。泳ぎは下手くそでもなさそうなのに嬉しそうには泳がない。 楽しく泳げるに越したことはないけど、まあ良いか!犬種はレトリーバーでも、ギャンは愛すべき家庭犬だもんね! 第5位 走れ、ギャン! ドッグランで「元を取ってくれー!」と叫びたいぐらい走らないギャン。走ったらかっこいい走りをするのに、ナンデダロー、ナンデダロー? もっとも、最近は積極的に走るようになってきたので、来年の大化けに期待しよう。 第4位 痛たたたっ! ギャンは、今年2回噛みつかれた。もしかして、いじめを受けやすい性格かもしれない。 そりゃー、ワンコだから噛んだり噛まれたりすることもあるさ、との思いは変わらないが、ワンコを守るために飼い主は細心の注意を払わないといけないことを思い知らされた。 第3位 ギャン・マグ ギャンがモデルを務めたデザインのマグカップが出来上がった。 くつろぎのコーヒー・タイム、フラット・フリークのワン友の手にされるのが幼いギャンのイラスト入りマグカップであるとすれば、イラストを描いた者としてこんなにうれしいことはない。 第2位 キャンプ・デビュー 「人生50年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり‥‥」だったと思うが、信長の時代だったらよくぞここまで長生きできたものだと思わなければいけない年代になって、初めてのキャンプを体験できた。 夜空を見上げながら感じたのは、地球の屋根はこの大空なんだなぁ〜、ということだった。 第1位 ワン友 何と言っても、今年はギャンのおかげで楽しいワン友に恵まれた1年だった。 去年は、ギャンを迎えたものの特にお出かけするでもなく、そうかといって近くの公園などの遊ばせてやれる場所へ行くでもなく、ギャンにとっては退屈な毎日だったに違いない。成長期の大切な時期に、いろいろなワンコと遊ばせてやらなかったのが今のまったりギャンにつながっているのかと思うと、頭にあるのは自責の念とギャンへの謝罪ただそれのみである。 それがそれが一転、大阪でのフラット単独展に始まって、フリスビー大会(大和郡山市)、ドギーズパーク滋賀(滋賀県)、西湖(山梨県)&朝霧F.D.G(静岡県)、アジリティー大会(滋賀県)、ビブリッジ自然キャンプ場(長野県)、わんこパラダイス(岐阜県)、ドッグラン・フィールド(大阪府)、大阪インターナショナル・ドッグショー(大阪市)などに出かけるようになった。 特に、キャンプやドッグランなどでは、ギャンの親戚犬を中心に広がったワン友たちと、ワンコ談義やその他もろもろの楽しい話で大いに盛り上がった。 たかがワンコ、されどワンコ! 人と人とを結びつけるという意味で、これほどワンコ・パワーの凄さを見せつけられたことは大きな驚きだった。ギャンとワン友への感謝の気持ちはとても言葉で言い表すことができない。(12/26/2003) |
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