「僕だってリゾート」の時代


今日4月26日(土)、滋賀県の土山町に「ドギーズパーク滋賀」が正式にオープンしました。我が家に送られてきたオープンの案内パンフレットには、「僕だってリゾート」とのキャッチ・コピーが書いてあります。
なるほど、そんな時代ですね!

春までは無料開放ということだったので、3月中旬に電話で問い合わせたところ、3月中は無料との返答をもらい、それならと、30日に5家族12人と6ワンコで繰り出しましたが、広々としたドッグランで、いよいよ大手も結構力をいれてドッグラン事業に乗り出してきたのかな、という印象を受けて帰ってきました。ほんとうは今日まで無料だったんですけどね。

広々としたドッグランに加えて、もちろんドッグカフェと宿泊施設(トレーラーハウス)もあって、ワンコ連れでゆったりと旅行を楽しみたいという愛犬家にとっては待ち望んでいた施設です。
滋賀を始めとして今後展開していくということですので、そのこと自体はうれしいことですが、ひとつ難を言えば、トレーラーハウスを利用できるのはドギーズ会員と同伴者、会員の紹介を受けた者でないとダメだということです。しかもその会員になるための登録料が50万円(10年間の期限付き)と、ちょっと手を出しづらい金額に設定されています。そして更に、紹介を受けて利用できたとしても1泊2万円(平日のみ利用可)も必要となります。
これでは、「会員以外は利用していただかなくても結構です。」と暗に言われているように、私には思えます。軽い気持ちで仲間だけの1泊オフ会を企画しようとしても、やむを得ず尻込みせざるを得ないのでは‥‥。
ドッグランの利用料金は、一般者でも1頭1,000円(4頭目以上は無料)と比較的良心的な設定になっていますので、なおさら余計に宿泊料金とドッグラン料金との料金設定の格差を感じてしまいます。
また、他での話ですが、最近オープンした別のあるドッグランの利用料金は2,500円となっているそうです。人間だって、もっと安く遊べる場所がそこらじゅうにあるように思いますが。

全国的(特に犬口密度の高い地域)にドッグランが加速度的に増えているようですが、まだまだドッグランの供給が需要に追いついていないというのが実情だと思います。
今しばらくは、愛するワンコを残しての旅行など考えられない人たちの選択の余地のない利用が見込まれるでしょうが、いずれ需要と供給のバランスが逆転した時、このような料金設定のままではたしてやっていけると考えておられるのでしょうか?
いやいや、よ〜く考えてみれば、ドッグランが乱立するだろう10年後を見越した料金設定をされているのかもしれませんね。期限が切れる10年後には、元が取れたということで、会員制システムなんか消えてしまったりして‥‥。勝手なお世話ですが、少なくとも、料金体系の見直しが必要になっているように思います。

時の経過とともに、いろいろな面でもっと利用しやすい身近なドッグランになっていくのは自然の流れだとは思いますが、そうせざるを得ない状況からではなく、より多くのワンコとその飼い主に気軽に楽しんでもらうことをまず考えることからそういう方向に進んでいくのが理想なんですけどね。(04/26/2003)
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