フラットなマグカップ


BBSに陶器屋さんと言う方から、「フラットなマグカップ作りませんか」との書き込みがあったのは、2月6日のことでした。ギャンの同胎犬ルーシーのパパさんの紹介でBBSにやってこられた陶器屋さん自身もラッキーという名のフラットを飼っておられる方でした。
個人的には、マラソン大会での自分のランニング・シ−ンを印刷してもらったマグカップを愛用していることもあり、これは楽しい企画になりそうだな、と瞬時に思いました。

「誰か無料でフラットなオリジナルデザインしませんか?」とも書いておられましたので、とりあえずBBSの場でデザインの募集をすることにして、1週間ほど待っていたところ、こんなデザインを描いてみたよ、と写真を添付していただけたのは、結局陶器屋さんだけでした。それ以外では、私の「Gann's Sketch」の中に載っているイラストが気に入っているという意見もあり、結局、勝手ではありましたが私のイラストを基にデザインするということにさせていただきました。

次は、文字をどう入れるかということでしたが、私のほうから、「だいすき!FLAT-COATED RETRIEVER」を提案して、みなさんの意見を聞きました。
これについては、ティナママさんから、「だいすき!」を「WE (ハートマーク) LOVE」に替えたらどうかとの意見があり、BBS仲間の多数決の結果、「We (ハートマーク) Love FLAT-COATED RETRIEVER」に決まりました。

文字入れの話と並行して、どれだけ注文が集まるだろうかということも気になっていました。というのは、陶器屋さんから、「30個以上を最低遂行ライン」との条件を付けられていたからです。いくら儲け度外視の企画であっても、制作個数が30個未満ではマグカップの単価が高くなりすぎて企画としては難しいからだろうと勝手に推測しました。
3月22日までと期限を切って希望数を確認したところ、大口の注文もあったこともあり30個は余裕でクリアでき、その時点で、「フラットなマグカップ制作プロジェクト」は続行が確定しました。

その後は、デザインの解像度や印刷する色数、そして希望者へのワンちゃんの名入れなどについて陶器屋さんと何回となくやりとりがありましたが、ついに3月4日には具体的な制作開始となるシルク印刷が始まりました。

その後も、「マグカップが気に入ったので注文できますか?」との問い合わせなどもあって、最終的にはなんと69個も制作していただくことになりました。

その後、13日に焼きの作業に入るとのメールがあり、それからは出来上がりを楽しみに待つ日が過ぎていきましたが、ついに3月17日に陶器屋さんから次のような連絡がありました。
「ついに出来上がってきました。う〜む、なかなかいい感じですよ。」
ただ、検品完了がまだとのことで、その作業が済んでめでたく制作完了となったのが翌18日でした。

ひょんなことから始まった「フラットなマグカップ制作プロジェクト」も、約1ヶ月半を要して、残るのはみなさんの手元に届くのを待つだけの、まもなく完結というところまできています。
制作していただいた陶器屋さんを含めると、この素敵でかっこいいお揃いのマグカップを手にコーヒーを飲むことができるのは9名の方の家族、親戚、友だちだけです。個人的には、マイセンやロイヤルコペンハーゲンの高価なコーヒーカップでも味わえないウマーイ味を楽しめるに違いないとワクワクした気持ちでいます。

この企画を投げかけていただき、さらに、何と1個500円というコーヒー1杯しか飲めないような単価で制作していただいた陶器屋さんと、企画に乗っていただいた未だにお会いしたこともない(セナパパさんとななママさんには1度お会いしました)BBS仲間の皆さん(アーコ姉さん、おらちぇすままさん、セナパパさん、ティナママさん、テラちんさん、ななママさん、px3さん、ルーシーパパさん)にこの場を借りてお礼を言いたいと思います。
ありがとうございました。(03/19/2003)
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