今日2月1日はギャンの誕生日です。 やっと満1歳になったばかりのまだまだひよっこですが、体格だけは堂々としたもので、のしのしと部屋の中を我が物顔で歩き回っています。 ここのところ、陽当たりの良い窓際の絨毯に寝そべっていたかと思うと、体が温まり過ぎたのか一転して、陽の当たらないフローリングの寒そうなところへ居場所を変えるといった毎日です。 私の小さい頃は、子供は誰でもそうだと思いますが、やはり誕生日が来るのが楽しみでした。 私の場合、誕生日が1月1日ということもあって、お年玉と誕生日プレゼントを一緒にされてしまうというデメリットもありましたが、心ウキウキして冬休み、そして誕生日兼お正月を迎えたものでした。 それが今はというと、昔の感激のひとかけらもありません。今流行の言葉で言うと、”粛々”とその日を通り過ぎるだけのようになってしまいました。 何十回となく繰り返せばそうなっても仕方ないことかもしれませんが、我ながら少し寂しい気もします。 それに反してギャンの場合、私の誕生日がギャンの誕生日の1ヶ月前にあるにもかかわらず、年末からギャンの誕生日のほうが頭の中にありました。 「誕生日がくれば人間で言うと18歳ぐらいの生意気盛りだなー」とか、「どんなプレゼントをあげようか?」とか、言ってみれば親ばか丸出し状態でした。ギャンの友達のフラットも偶然同じ日が誕生日だったこともあり、そのワンちゃんへのプレゼントのことも考えながら、自分のことなど何処かへ吹っ飛んでいました。 「今日がおまえの誕生日だよ」と言っても、バースディ・ケーキをプレゼントしても、記念のアニメを作ってやっても、どんな努力をしてもギャンにはまず何のことか解らないでしょう。 ですが、ワンコ飼いにとって、家族の一員に加わったワンコのために精一杯のお祝いをしてやることは、世の親たちが子供のために友達を呼んで誕生パーティーを開くのと何ら変わることのない大切なイベントのひとつでもあるのです。 まさかワンコを飼っていない人がこの文を読むことはないでしょうが、もし仮に読んだとしても、ワンコ飼いのワンコにぞっこんな気持ちをとても理解できるものではないだろうと思いますが、(我田引水的ですが)見方を変えれば、私利私欲や打算のない純粋な自己満足の世界があるということをわずかでも感じ取ってもらえればと思います。それはそれでよいと、思っています。 もっとも、1年前に上の写真を見ていたら、「何しようもないことやっとんねん!」と言っていたとは思いますが‥‥。 (02/01/2003) |
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