大光寺のあゆみ

 寂静山大光寺は橋本市高野口町にに石垣をめぐらして建つお寺です。
 その開創は不明ですが、本願寺8代目門主蓮如上人の六字名号が残っており、蓮如上人が1468年高野山へ参っており、その途次に六字名号を大光寺に残したと推測できます。
 1582年親鸞聖人時雨御影と本願石が本願寺11代門主顕如上人から高野山巴陵院へ寄進されているが、使者が高野山へ向かう途次に大光寺に立ち寄り、その際に植えた黒松が<しぐれ松>といわれており、現在その樹齢は三百数十年、県の天然記念物に指定されている。


1468年  応仁2年    蓮如上人高野山を経て吉野を旅する
            蓮如上人より楷書体六字名号をいただく
            草書体六字名号をいただく
1677年  延宝5年    「家数32  内本役26  6軒無役」の記録
1682年  天和2年    阿弥陀如来像を安置する
     ※大光寺本堂と境内地が現在の場所に整備されたと考えられる
      境内に井戸が3つあったと言われている(敷地3軒分)
1756年  宝暦6年  手水鉢寄進される
1763年  宝暦13年  本堂再建される   ※火災焼失のため
1808年  文化5年  東門建立
1816年  文化13年  この年より過去帳現存
1818年  文化15年  本堂前燈籠寄進される
1824年  文政7年  清浄水鉢寄進される(井戸屋形)
1885年  明治18年  本堂前天水寄進される
1900年  明治33年  「しぐれの御影」を高野山より譲り受ける
1917年  大正6年  西光寺を合寺する この頃、敷石・石燈籠などが寄進され境内地が整備される
1944年  昭和19年  戦争のため、梵鐘・金燈籠・仏具類を国へ
1950年  昭和25年  蓮如上人450回遠忌法要
1963年  昭和38年  「しぐれ松」県天然記念物に指定
1978年  昭和53年  道路拡張のため、境内地の整備を始める
1981年  昭和56年  現在の本堂が完成する
1982年  昭和57年  親鸞聖人ご誕生800年・本堂落慶法要
1997年  平成9年  蓮如上人真筆の六字名号2幅(楷書・草書)が土蔵より発見される
1998年  平成10年  蓮如上人500回遠忌法要
2011年  平成23年  親鸞聖人750回大遠忌法要