「なんとも みょうな 困ったような書名」だなあ、と手を出すのにすこしためらわれました。 ○他人の人生論を「ヘタな人生論」といい それを書名にしてしまうとは、品位にかけますね。
河出書房ってそんな出版社ではないとおもってましたが。
○このシリーズ本は広告によると、70万部売れたそうです。「ヘタな人生論」よりいいぞと対比されたものには、
イソップ物語・徒然草・中国の固事寓話・良寛・寅さんのひと言・万葉集・一休・・・たち。いろいろだあ。
不思議なノーミソをもった編集者だ。ひょっとすると、「ヘタな人生論」というのは 枕詞みたいなもんかも
しれない。
『ヘタな人生論より河出書房新社』でも 書名としておさまりますね。
○【不朽の時代小説から読みとく「人生の重大な秘密」とは】
この文章がわからない。【藤沢周平さんの小説に「人生の重大な秘密」】がある、
という意味かもしれない。
しかし、小説に人生の秘密を読み取る なんて、
【(ヘタな)人生論】を読むことになりそうな気もする。
私は、人生論を読もうとして、または 人生について学ぼうとして、小説を読んだりはしない。ただただ
おもしろいから、愉しいから。もしなにか得るもの・学ぶものがあれば、それは
副産物。
**本書を読めば、藤沢周平作品の人生の重大な秘密について言及されています。