第1版(1997.9)  改訂(05.8)       行きたい所の  か 青文字 を押してください → パソコン目次 総目次

苦労のパソコン  1

■パソコン購入記  ■高速道路を走ったら  ■ランちゃんが消えた


1.パソコン購入記

パソコン

「パソコンってややこしくて、たいしたことないなあ」

■1990年初頭頃、「教員向けコンピュータ研修会」に出かけた。あらかじめ印刷されている数字・横文字の羅列をキーから苦労して入力すると、なんにも起こらない。で、画面と紙をにらめっこして間違い捜し。もちろん自分が何をしているかは分からない。
   (「何をする」との事前説明がなかったか、不足だったのか。いちばん肝心なことがぬけている研修会だったなあ)

 まあ、奴隷労働。

 労働のあと、「あら不思議」画面にくるくる回る色つきの図形がでてきた。

 それはそれで面白かったが、「なんやねん、何をどうしたか自分で意味も何もわからへん」「コンピュータってこんな面倒なことをするもんなの。もう、ええわ」で終わりで、さようなら。  出会いがまずかったなあ。


■ワープロ専用機は仕事柄かなり早くから使っていて、仕事はそれで十分。別にパソコンの必要性は感じることもなかった。


■その後、退職直前に学校にもパソコンが入る。「窓の3.1」や「ドス」とか。「ややこしいなあ」との印象。
 おまけに見た「学習支援ソフト」(CIAでなかったCAI) がパカバカしいもので、「しょうもな」という感じ。

 (1995年頃の教師たちのパソコンは、おたくがリードしていた。彼らはパソコンは扱えるが、教師として中身のうすい人もいて(失礼!)彼らがしようとしていたコンピュータ教育の程度と理念の低さが、「パソコンなんてなくても 教育はできるわ!」との現場の教師たちのパソコンアレルギーを助長していたなあ)

 このとき世間では「窓95」で大騒ぎ中でしたが。学校は常に時代から数歩後にあるところです。

■仕事ではパソコンを使うことなく退職。「俺は、一生パソコンは関係ないだろう」と。


が、

「おっ、おもしろそう!」「紙でない本」への興味

■退職したとき、パート勤務の職場の前に「パソコン教室」(リンク頁を)が開店。インターネットを体験に行く。おもしろそう。なによりもホームページの「検索」機能がすごそう。これを使えば、かなり色々なことができそうだと思う。

■パソコン購入前だったが『活字の消える日』『デジタル出版』などを読んでいて(内容はほとんど分からなかったが)「新しい形の本」に興味をもっていました。

 またワープロ専用機にCD駆動装置を接続し『広辞苑』CDなども使っていたので、「新しい形(デジタルの)の辞書・事典」にも興味はありました。

■また、なにやらおもしろそうなCD-ROMもあるみたい。とくに「100 GOLD FINGERS」(JAZZピアノのCD)を見てみたいななどと、パソコンに興味がつのりました。




悩んで「林檎/Apple Macintosh」

林檎

■上記の「100 GOLD FINGERS」CDは「窓」用しかない! でも、知人の多くは「林檎がいいよ」という。実際彼らの多くは「林檎」を持っているから、教えてもらうのに便利。 でも、「窓」の方がCD-ROMがはるかに多い。「う〜ん」と悩み-----。

世間では少数派、知人では多数派のやさしいということで林檎社「マッキントッシュ・パフォーマ5270」に決定。

■これは、パソコンしながら、阪神タイガースの試合のテレビも見ることのできるものでした。

■つくづく「林檎を買ってよかったなあ」と思う。
見たかったJAZZのCDも「林檎」版がでたし、画面は凍るし、変な音は出るし、爆弾はでるし、世話のやけるところはまるで俺みたい。「窓」のことは知らないが、 マッキントッシュパソコンはいろいろいじれて楽しいものだと気にいっている。

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2. 高速道路を走ったら
若葉

■機械の据え付け・初期設定・インターネット設定など、すべてをパソコン教室の人にしていただきました。使い方の説明もしてもらいました。
 後から考えるとどうもこの人は、私が少々パソコンのことは分かっているみたいと誤解してくれていたようです。

■うれしくてたまらない私は、さっそく引多網(インターネット)の波乗りです。

これは“危険”な行為です。 まあ たとえていうと、運転免許証もないのに新車を買ったその日に、高速道路(パソコンでの最先端的なインターネット道)を走り回る行為です。なんせパソコンやインターネットの終了の仕方(ブレーキの踏み方)もろくに分かってないのに! です。

■パソコン暴走行為の結果、画面が動かなくなる(フリーズ)は、爆弾は出るは、わけのわからないことの連発しました。
 で、つくづく思ったのは、 「せめて車の曲がり方や止まり方の練習ができてからインターネットはする方がいいなあ」と。
 そのころは、インターネットを見るには、電話をかけて、「ネットスケイプ」を働かしてみるとの関係も知らなかったからなあ。

 今考えると、当時のインターネット環境は脆弱だったせいもあると思える。モデムが苦しそうにギーギーガーガーと音をたてて働いても、 電話はなかなかプロバイダ(接続業者)につながらない。なかなか表示されない。 パソコンのインターネット設定が(使い方が正しくないせいか) よく狂った。

■結局、設定をやり直しに来てもらうこと4回。パソコン教室に電話することしょちゅう。
「窓」の息子にも再設定を頼む。息子にイヤミつきで、「バックアップをとっておけ」と言われたが、「それ何やねん。どうするのや」という感じ。

今でもインターネットやメールをするときは、神に祈りながらしています。

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3.「ランチャー」が消えた!

ランチャー

■「ランチャー」とは、マッキントッシュパソコンの「機械に入っているソフトの一覧目次」で、絵文字【アイコン】をおすとそのソフトが使えるようになるものです。

■買ってすぐそれをおしてあれこれしているうちに、その「目次」が画面からなくなりました。
さあ、大変。「クラリスワークス」でワープロをしょうとしても、「キッドピクス」で遊ぼうとしてもできません。

 Apple社に電話することにしました。

おっさん もしもし、「ランチャー」がどっかへ行ってしまい、消えました!
林檎 社 では、「検索」してみましよう
おっさん あの「ランチャー」の小さい「ャ」はどうやってキーを打つのですか?

この頃はカタカナへの変換も、「ャ」もできなかった。おまけに若いお嬢さんの声にすっかりあがってしまい、「検索」画面に「ランチャー」って正しく入れることもできなかった(トホホ)。

「検索」しても「ありません」です。

林檎 社 そうですか。では、システムを入れ直しましょう。ところで、画面に何がありますか。
おっさん はい。「HD」と「ごみ箱」、それから「インターネット」があります。

この「インターネット」のなかには、設定してくれたお兄さんが作ってくれた「電話をかけるもの」「インターネットを見るもの」「電子手紙をやりとりするもの」が入っていました。

林檎 社 では、いっしょにシステムを入れ直しましょう。まず、CD-ROMを入れて----

とようするに、OSを入れ直したわけです。しかし、林檎社のお嬢さんも大変です。この一連の作業を言葉だけで説明し、わけのわからんおじさんの操作につきあうわけですから。
OSの再インストールができましたよ。

たいしたものです。何がって? 言葉だけでその作業を説明してお客さんにさせてしまうお嬢さんと、そしてそれができる私も(笑)


■さて皆さん、何かお気づきでしょうか。実は、大変なことをしてしまったのです。
「システム」を入れ直したために、消えた「ランチャー」は現われましたが、消えたのです。

「インターネット」のあの呪文のような設定とこれもまたしてもらっていたプリンタの設定が!

林檎社のお嬢さんに「画面にインターネットの入れ物がある」とはいいましたが、各種設定まで消えるとは思いもよりませんでした。


■で、その後消えた設定はまたやりなおしてもらいました。手間のかかるお客さんです。

■で、「ランチャー」は? そのうちに邪魔になってはずしました。進歩したでしょう。
次は何をはずそうかなあ。(オイオイ)


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