全く、災難だった。
この山羊座のシュラが、何故あんな奴に手玉に取られ、いいようにペースを狂わされてしまったのか・・・・・。
○月×日 PM18:00
スイカ割りが終わると、次は風呂だった。
といっても、帰宮してシャワーを浴びて来る事が許された訳ではなく、
また、教皇の間の大浴場を開放して貰えた訳でもなく、
森の中にバカでかいドラム缶をドンと設置してそこに水を張ったもの、そこに入れとの事だった。
文句は当然ひとしきり、しかし結局は皆、そのドラム缶風呂に甘んじて入る事となった。
たかが風呂ひとつでサガに殺されるのはアホらしいし、かといって、その日一日風呂なしで我慢するというのもかなり無理があったからだ。
ここに至るまでに散々掻いた汗と身体にこびりついたBBQの匂いと油で、皆、大概な状態になっていたからな。
ともかく、俺達はそのドラム缶風呂に順番に入る事になった。
風呂の後にもまだまだ予定が目白押しという事で、入浴時間は1人5分と
これまたかなり厳しい制限があったが、皆続々と入り、それぞれに汗を流していった。
の姿が見当たらない事に気付いたのは、そんな風呂タイムの真っ只中だった。
俺はその時、まだ順番待ちの状態で、暇潰しも兼ねてエクスカリバーの素振りをしている最中だった。
「そういえば、は?」
ふと気になった俺は、隣で本を読んでいたカミュに尋ねた。
「さあ、風呂じゃないのか?」
カミュは本から目を離す事もなく、そう返事をした。
なるほど、今はの番か、と納得して素振りに戻ろうとして、俺はまたふと立ち止まった。
ドラム缶風呂は、一応人目にはつき難いような場所に造られてあったが、しかしそれでも屋外だ。
覗く気になれば覗けるし、その気になれば何処からだって入り込める。
そんな無防備極まりない露天(ドラム缶)風呂に、を一人で入浴させて大丈夫なのだろうか。
俺はが心配になって、様子を見に行く事にした。
「、居るのか?」
風呂のすぐ近くまで行った俺は、岩陰から声を掛けた。
いきなり顔を出したら、それこそ俺が覗きになってしまうからな。
ところがは、俺の呼びかけに気付いていないようだった。
「フッフーン、フフフーン・・・・・」
は呼ばれた事にも気付かず、機嫌が良さそうに鼻歌などを歌っていた。
そして、その歌と共に、ドラム缶の中で水のたゆたう音も聞こえてきた。
どうやら、良い気分で風呂に入っているようだった。
邪魔するのは忍びない、黙ってここで密かに見張り番を務めておこう、俺はそう決めて、
に背を向ける形で岩にもたれて座り込んだ。
「フフフ〜ン・・・・♪」
「・・・・・・」
「チャチャチャッララ〜・・・・・」
「・・・・・・・フッ」
俺は思わず吹き出してしまった。
がいつになく上機嫌で歌を歌っていたからだ。
薔薇の花でも浮かんでいるような風呂ならともかく、こんな鬱蒼とした森の中のドラム缶水風呂に
浸かりながら幸せそうに鼻歌を歌う女など、ぐらいのものだろう。
俺はそんな事を考えながら、の鼻歌を聴いていた。
「チャラッチャチャララチャッチャチャッ、あァ〜ん、あァ〜ん・・・・」
「・・・・・・」
「チャラッチャチャララチャッチャチャ、あァ〜ん、あァ〜ん・・・・」
「・・・・・・;」
だが、の歌は次第に妙な方向に盛り上がってきた。
囁くようなしっとりとした声で、いやにムーディーというか、クネクネした感じというか、
そういうような雰囲気で、悶えるように歌い始めたのだ。
「チャラッチャチャララチャッチャチャッ、あァ〜ン、あァ〜ン・・・・・!」
「・・・・・・」
「チャラッチャチャララチャッチャチャッ、あ゛ァ〜ん、あはぁァ〜ンッ!」
「・・・・・;;」
人の鼻歌にとやかく言う筋合いはない。
それはその通りなんだが、何というか、居た堪れなくなってきたのだ。
に女の色気を感じるのが嫌な訳ではない、むしろ望むところではあるのだが、だからといって
こんな人気のない茂みの中で一人全裸でアンアン言っているのを野放しにしておくのは違う気がして、
俺はもう一度声を掛けようと立ち上がった。
「・・・・・?俺だが・・・・・」
「誰っ!?」
遠慮がちな呼びかけだったが、今度はちゃんとの耳に届いたようだった。
その瞬間に歌は止み、驚いたが身を竦ませたのか、バシャンと水の跳ねる音がした。
俺はをそれ以上怯えさせないように気を遣って、出来るだけ優しげな声で話し掛けた。
「悪い、驚かせたか。俺だ、シュラだ。」
「シュラ・・・・・・・?」
「こんな所で一人で水浴びするのは物騒かと思って、護衛に来たんだ。ちょっと良いか?」
「え、えぇ・・・・・・」
俺は暫く待った後、おずおずと岩陰から出た。
鬱蒼と茂った木々のせいで辺りは既に薄暗かったが、濡れた髪を下ろしたが俺に背を向けてドラム缶に浸かっているのは確認出来た。
「悪かったな。驚かせて。」
「いいえ・・・・・・・」
「しかしその、何だ・・・・、鼻歌はその、もう少し大人しめに歌った方が良いんじゃないかと思ってな。」
俺は言葉選びに苦労しつつ、しどろもどろでの背中に話し掛けた。
「まあ、何を歌おうがお前の勝手なんだが、もし誰かに聞かれて、その・・・・、何というか、
変な方向に捉えられて襲われでもしたら大変だろう?だから・・・」
「あたしを心配してくれたんですか?有り難うございます・・・・。」
「いや、礼など別に・・・・」
俺はそこではたと気付いた。
「・・・お前、どうしたんだ?」
「どう、とは?」
「いや、何で今更俺に丁寧語なんだ?」
そう言って、俺は苦笑した。
するとは、こう答えた。
「だって、貴方は黄金聖闘士、山羊座のシュラ様でしょう?」
「ま、まぁそうだが・・・・・」
いよいよおかしいと思った。
何故今更そんな分かりきった事を?何故今更丁寧語?何故今更俺を『様』付けする?
ついでに声も少しおかしいような気がしてきて、何もかもが妙だった。
「お前、本当にどうし・・・」
「だって貴方は黄金聖闘士、だけどあたしは青銅聖闘士!
しかも2軍!!」
「・・・・・は?」
「タメ口叩くには余りにも身分の差がありすぎるざんす!」
そう言って振り返った人物は、とは似ても似つかない正体不明の得体の知れない不審者だった。
てっきりとばかり思い込んでいた俺は、不覚にも口から心臓が飛び出しそうになった。
「だっだっだっ、誰だお前!?!?!?!?」
「誰って、あたしざんす、ヒドラの市ざんすよ。」
「な、何っ・・・・!?」
「ああ、髪が下りてるから分かり難いざんすか?それならほら、これでどうざんす?」
そういって奴は、濡れた髪を逆立てて見せた。
すると奴の頭は見事なモヒカンになった。
髪の量がやたら少ないと思ったら、モヒカンにする為に大半を剃り上げていた訳だ。
ともかくモヒカンになったその男は、なるほど確かに、ヒドラ市だった。
「な、何だ貴様か、脅かすな・・・・・!というか、何でお前がここに居るんだ!?」
「いえね、いつもの通り、聖域周辺のパトロールに勤しんでいて、偶々ここを通り掛かったんざんす。」
俺が詰め寄っても市は平気な顔をしたまま、ヘナリと折れたモヒカンを手櫛で崩してまた下ろしながら答えた。
「そしたら、こんな所に風呂が用意されてるじゃござんせんか。
これはもう、一生懸命頑張っているあたしへのご褒美だ!と思いまして。それで早速ひとっ風呂浴びてたざんす。」
「これは別にお前への褒美で用意したのではないぞ、全く・・・・・。」
「まあまあ、固い事は言いっこなしざんす♪」
「おい・・・・・・」
俺は呆れて唖然としたが、黄金聖闘士の俺達はプライベートで遊んでいる最中、だが青銅聖闘士のこいつは任務中。
そう考えると、何だか猛烈な引け目を感じて、俺は奴を追い払う事が出来なかった。
「・・・・まあ良い。それよりお前、ここにが居なかったか?」
「さんざんすか?いいえ。」
「本当か?」
「ええ。ネェさんどころか、猫の仔一匹居なかったざんす。」
とすると、は何処へ行ったのだろう。
ともかくここに居ない事だけは確かだから、何処か別の場所を捜すなり連中の所に戻るなりしようと、俺は考えた。
「そうか、なら良い。邪魔したな。」
「ああっ!待って待って!待って下さいよぅ旦那ぁ!!」
「旦那って何だ旦那って・・・・・。一体何だ?」
「折角ざんすから、お背中流させて下さいな☆」
ウインクされて、俺は凍りついた。
「いっ・・・、いらん!!断る!!」
「まあまあ、そうつれない事言わないでぇ〜。ね?ほらほらお洋服脱いでぇ、は・や・くぅ〜♪」
「おいっ・・・・!」
俺が鳥肌を立てて固まっている隙に、市は難なく俺を捕えて服を脱がせにかかってきた。
「やめろ貴様っ・・・・・!放せこのっ・・・・・!」
「まあまあまあ!遠慮なさらず、どうぞどうぞ!」
「遠慮などしとらんっ!本当にやめろというにっ・・・・!」
「まあまあまあまあ!!」
俺の力が奴を下回る事などあり得ない筈なのに、どういう訳か、その場では一切の抵抗が通じなかった。
そして俺は瞬く間にパンツまで脱がされ、真っ裸に剥かれてしまった。
「屈辱だ・・・・・、青銅2軍に力で押し負けて身ぐるみ剥がされるなど、末代までの屈辱だ・・・・・」
「なぁにブツブツ言ってるざんすか?さ、お背中流させて頂くざんすよ。」
ここまでされた以上、もはや拒んでも無意味で、俺はなげやりな態度で市に背中を向けた。
「入浴時間は5分と決まっているんだ。やるならやるで、さっさとしてくれ。」
「了〜解っ!あたしに任せとくざんすよ、マッハで全身美しく磨き上げて差し上げますから☆」
「何っ!?ちょっ・・・、前はいい、前は!背中だけで・・・、おいコラッ、やめろバカっ・・・・・!」
「まあまあまあまあまあ!!!」
そういって、市は有無を言わさず俺を本当にマッハで磨き上げた。
一体何者なんだ、こいつは。
ともかく、全身洗われてしまった俺は、ドラム缶の中に浸けられた。
「・・・・・で?何でお前まで一緒に入っているんだ。」
「まあまあまあまあまあまあ。固い事は言いっこなしざんす♪」
どういう訳か、奴も一緒に。
大きいドラム缶だったから人2人入れない事はなかったのだが、それでもあくまでドラム缶。
少し動けばすぐに肩が触れ合う位で、何とも居心地が悪かった。
しかし『僅かな間の辛抱だから』と思って耐えていると、市の奴が喋りかけてきた。
「ところで、旦那はこんな所で何してらしたんですか?」
「いや、その・・・・・、まあ、休暇を楽しんでいたところだ。」
「へぇ〜、良いざんすねぇ〜!あたしなんか年中無休の万年無給で暑い日も寒い日も容赦なくこき使われてるのに、ヨヨヨ・・・・・」
目頭を押さえる市を見て、俺は益々居心地が悪くなった。
聖闘士が己の務めに対して泣き言を垂れるなどけしからんのだが、少なくとも俺には休暇が与えられるし、無給という訳でもない。
それを思うと、俺は少しこの男が憐れになった。
だが、何と言って励ましてやれば良いのかが分からなかった。
「そ・・・、そうか・・・・・」
「嘘ざんす。」
まあ、結果的には何も励ましてやる必要はなかったのだが。
「あたしも来週はモナコでバカンスの予定なんざんすよ、ヲホホ☆」
「嘘か貴様!一瞬本気で申し訳なく思ってしまっただろうが!」
「あぁん、怒んないで♪ちょっとしたオチャメざんすよ、オ・チャ・メ♪」
14〜5かそこらの小僧の分際で、モナコでバカンスだと?
こいつより、自分ちの庭みたいな所でキャンプしてドラム缶風呂に入っている俺の方がよっぽど憐れなんじゃないか?
という事に気付いて、腹立たしさやら虚しさやらがこみ上げて来た。
「全く・・・・、何なんだお前は!大体な、さっきのあの鼻歌は何だ!?」
「イセザキ町ブルースざんすよ。ちょっと古いざんすけど。ご存知でない?」
「知るか!ったく、何ブルースか知らんが、男の癖に、女の喘ぎ声みたいなおかしな声を出すんじゃない!」
「どこまで色気を高められるか挑戦してたんざんすよ。ホラ、あたしも何だかんだでお年頃ですし。」
「聖闘士が高めねばならんのは色気じゃなくて小宇宙だ小宇宙!!」
話せば話す程、俺はこいつのペースに呑まれていった。
本当に腹立たしい奴だった。
「しかし何ざんすね、旦那は本当、実直なお方ざんすねぇ。
黄金聖闘士のおニイさん方も色々いらっしゃいますけど、旦那が一番こう、
1本シュッと筋が通っているというか、質実剛健というか、そんな感じがしますねぇ。
何と言いますか・・・・、ストイックな魅力があるざんす。」
「フン、下らん。」
そんな事を言われても何も嬉しくはない。
俺は鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
「あたしもね、ゆくゆくはそういう雰囲気を纏えるようになりたいな♪なーんて思ってるんざんすけど、これがなかなか。」
「ほーう」
聖闘士たるもの、強大な小宇宙に憧れるならともかく、色気だの魅力だのを追求してどうする?
俺は完全に呆れて奴の話を適当に聞き流しながら、『こいつは再教育が必要だな』などと考えていた。
「ほらあたし、ご覧の通りのイロモノざんしょ?だから人に与えるインパクトが強烈なんざんすよ。」
「・・・・まあ確かに。」
「でもちょっとばかし強烈すぎて、あたしの印象そこ止まりというか?人から見るとそれがあたしの全てというか?」
「フーン」
「・・・・なもんだから、どんなに頑張って励んでも、あたしは所詮青銅2軍のイロモノ聖闘士としか思われなくて。」
「・・・・・」
「だから、とても旦那のようにはなれなくて。」
ところが、苦笑いする奴の目は、ハッとする程真面目だった。
斜に構えて自嘲してみせても、何処か寂しげで、何かを仕方なしに諦めているような、そんな目をしていた。
己の本分を忘れてチャラチャラ浮ついた事ばかり考えているような奴に、そんな目が出来るだろうか。
俺はふとそんな気になった。
「・・・・何をどう頑張っているのかは知らんが、個性というのは持って生まれたものだ。
他人と比べて優劣をつける事が出来るものではない。
ましてや、他人のそれをそっくり自分のものにする事も出来ない。
出来る事はただ一つ、自分の個性を大事に磨く事だけだ。」
気付いたら俺は、何やら話をしていた。
「俺が幾らお前を真似ようとも、お前のようにはなれない。
お前の雰囲気は、お前にしか出せないものだ。お前はそれを大事にしろ。
なかなかおらんぞ、お前のような雰囲気を纏う者も。」
まるでこう・・・・、奴を励ますような話を。
「旦那ぁ・・・・・・・!」
ハッと気付いた時には、もう遅かった。
「やっぱり旦那は最高ざんす〜っ!!漢の中の漢ざんす!」
「こっ、こらっ、抱きつくな、離れろ!」
「あたし一生旦那についてくざんす〜〜っ!!」
「やっ、やめろというにっ!気色悪いだろうが、放せっ!」
狭いドラム缶の中で、全裸でそれこそヘビのように絡みつかれて、俺は必死にもがいた。
「あらっ?ときに今あたしの腿に当たっている逞しいものは、もしかして旦那のお腰のモノ??」
「言うな!!俺は必死で気付かない振りをしてたんだ!
いいからさっさと放せ!というかさっさと出ろ!むしろ俺を出せ!!」
「無理言わないで下さいよ、気付いてしまったモンは気になるざんしょ?ちょっとよく拝見させて下さいよ。参考までに、ね?」
「やめろ貴様本当に!!何の参考にする気だ!?!?」
「あらっ!?あららっ!?んま〜旦那、立派なご子息をお持ちで!」
「まじまじ見るなーーーっ!」
「さっきお背中流した時はチラッとしかお見かけしなかったから分かりませんでしたけど、
あらあらまあまあ・・・・・!こらまた持ち主そっくりの1本ズドンと芯の通った感じで!」
「やーめーろーっ!!!」
「破壊力もバツグンそうざんすね!ヒューヒューッ♪」
「『ヒューヒューッ♪』って何だぁーーっ!!」
逃れようと必死にもがいているその最中だった。
ふと背後に誰かの視線を感じて、俺は後ろを振り返った。
「お、お前達・・・・・・・、何で勢揃いして・・・・・」
するとそこに、お前達が居たんだ。
全員で雁首揃えて、生温かい目をニヤニヤさせながら俺を見ていたんだ。
「悪ぃ。風呂に入ろうと思って来たら、お前がそいつに服脱がされて裸で揉み合っていたから、
面白そうでつい全員呼んで来ちまった。」
デスマスクがそう答えやがった。
つまり、ほぼ最初から居たという事だ。
ちなみに、この時の奴の顔はいやに真剣で、口の端が震えていた。
今にも爆笑しそうになるのを必死で堪えていたんだろう。
わざわざ全員呼んで来て人の恥を広める真似をしておいて、更にそれを笑うか。
今なら本気で殺意を覚えるところだが、この時の俺は本気で焦っていて、そこまで頭が回らなかった。
「ちょっ・・・・・、おい、誤解するなよオイ!!俺は別に何も・・・・!」
ただただ誤解されたくない一心で、俺は必死に弁解しようとした。
するとその時、また別の方向から誰かの視線を感じた。
「・・・・・・・・・・・」
がそこに呆然と立ち尽くしていた。
そんなを、俺も呆然と見つめた。
「お前も・・・・・、居たのか・・・・・・?」
「うん、ごめん・・・・・・・・。お風呂入って戻って来たら、何か騒がしかったから、何事かと思って・・・・・」
「いつ・・・・から・・・・・・」
「えと・・・・・、その・・・・・、『お腰の・・・・』の、辺りから・・・・・」
本格的にヤバいと思った。
俺の人生始って以来の窮地だと思った。
まあ幸い、『あたしは別にゲイじゃないざんすよ』という市の証言もあり、
俺は無事窮地を切り抜けたのだが、あの時の俺の気持ちがどれ程のものだったか、面白がっていたお前達には分かるまい。
ちなみにその後、は女だから特別にという事で自宅に帰って風呂に入っていた事が分かり、
形容し難い程のやるせなさに見舞われた事を最後に付け加えておく。
記述者:山羊座シュラ
〜読後コメント〜
・本当にごめんなさい(滝汗)!!私が最初にちゃんと言っていけば良かったね・・・・。
だけど市君、嬉しかっただろうね。()
・まあまあ、素晴らしい後輩指導が出来たという事で、良いじゃありませんか。(ムウ)
・そうそう、俺も感心していたんだ。いやまあ、少しは笑えたが。(アルデバラン)
・素晴らしい。流石はシュラだ。皆もシュラを見習うように。(サガ)
・モナコでバカンスか。何だか一人の人間としての勝負で完封負けした気分だ。くそっ。(カノン)
・黄金の俺様をさしおいてモナコでバカンスなんて、女神が許しても俺が許さねぇ!(デスマスク)
・↑いやもうとっくに行った後だろう(汗)。そんな事より、俺はシュラの話に心温まったぞ。(アイオリア)
・↑そんな事より市の不義理が問題だ。土産は貰っていないがどうなっているのだ?(シャカ)
・↑ホッホ、まあまあ許してやれ。お主の方が目上じゃろう?(童虎)
・↑兄弟ゲンカを裁く親みたいなお言葉で(笑)。しかし俺もちょっと悔しい。
そして羨ましい。良いな、モナコ・・・・。(ミロ)
・皆、市の悩みにも少しは目を向けてやったらどうだ?どれ程励もうとも、1軍きっての美形で
実力もあるうちの氷河には遠く及ばず、深い挫折感と敗北感を味わっているのだぞ?(カミュ)
・↑いやそんな事市は一言も言っていなかったと思うが。
私からすれば氷河も大した事はないぞ。(アフロディーテ)