About Chibi〜4歳まで〜 | かわいいちびちゃん |
ちびとぴーすけのちゅうっ!!
ちびの4歳まで・・・今考えても不思議なことにあまり思い出せない。
ただぴーすけには強気で色々と文句を言っていたこと、そしてやはり体の丈夫な子ではなかったこと。
吐き散らかし(嘔吐)や下痢などは幾度となくあった。
しかし私は病院へ連れて行ってやることをしなかった。
一緒にいる私が無知だったことが最大の原因である。
学生時代に一緒に暮らしていたインコがひどい下痢をしたとき、鳥を診ることのできる病院を探すために電話で何軒か問い合わせをした。
「うちのインコが下痢をして具合が悪そうなんですけど・・・」
やっと「一度連れて来てみてください」と返答してくれる病院があり、急いで駆けつけた。
が、そこの動物病院はかなりいい加減で、診察した獣医にいたっては鳥の保定方法さえも知らず、診察室内にインコを逃がしてしまい、追いまわす始末。
やめて・・・それ以上体力を使わせないで・・・。
結局何も診察らしいことはせず、わけのわからない薬を出され、家で看病するためのアドバイス(基本的な保温についてさえ)もまったくなく家に帰された。そんなことで快方に向かうわけもなく、不安になりまた、その病院へ救いを求める電話をすると、
「もう何もできることありませんので、連れて来ても無駄です。」
というような内容の返答。
悔しくて、不安で・・・・・。今のようにインターネット時代であればきっとあの子を助けてやれたかもしれなかったが、数日後衰弱しきり、ついに落鳥させてしまった。
そんな過去の嫌な記憶がちびを病院へ連れて行くことを私に躊躇させた。
インターネットで情報を収集しても「もしかしたらここの病院も・・・」など思った。幸いにちびをお迎えしたショップのオーナーが大変に鳥のことに詳しい方だったので、何かあったらその方に随時アドバイスを受けていた。
ただちびの楽しい思い出も少しは思い出せる。
ちびは鏡ばかりに興味があるぴーすけをよそに一人遊びをよくしていた。にゃんこボール(猫ちゃん用のオモチャ)は少しの間マイブームになっていた。ケージから鈴の音が聞こえてくるのでそっと覗いて見ると、なんとケージの底に仰向けに寝転がりにゃんこボールをお腹の上に乗せて<逆玉乗り>なる遊びに夢中になっている。
そして爪楊枝も大好き。爪楊枝がころがっていると走って拾いにいく。それからはそれをはぐはぐはぐ・・・。すると体がむずむずとするのか片足をぶるぶると動かす。はぐはぐ・ぶるぶるを何度となく繰り返し、飽きてくると爪楊枝をポイッと嘴で放り投げ遊びは終了。
そして放鳥タイムでのお気に入りの場所はピアノのペダルの上。それも右側限定。なぜ・・・・・?
ちびはいつの頃からかヤキモチやきさんになっていた。私とぴーすけが遊んでいると「自分が・・・」とそばにやってくる。それをわざと無視をして遊び続けているとかなりキィーっと頭にくるらしい。突然ぴーすけに攻撃開始。「人間は私のオモチャなんだからとらないでよ!」と。急な襲撃で訳のわからないぴーすけは反撃する間もなくあえなく追い散らされる。
しかし、そんな勝気なちびにも苦手な存在がいた。それは自分の子たち。
子育ての時期はあんなに大切にしていたのに巣立ちしてからはまったく仲良くしようという気配なし。そればかりか子供たちが傍に近寄ってくるとすぐに飛んで逃げてしまう。
ちびはぴーすけと私(ヒト)以外には気を許さない少〜し孤独なインコだったよう・・・。
そんなちびにあんな闘いの日々がやってくるなんて、このときは思いもしなかった。
もっともっとこの時期を大切に一緒に過ごしてたら・・・と思うと残念でならない。
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