遊撃釣行日誌
特に思い出に残った釣りの記録です。
最高の形のヘラ
2009.05.31
今年は3月から休日にETC割引が拡大し、1000円で乗り放題になりました。 
四国・高松には家から最安2750円で行くことが出来るようになり、最近調子
の良い長柄ダムに行くことに決めました。 
 前回、GWにも長柄で4時間ほど竿を出しましたが、その時には気配もなく、 
早々に転戦したのですが、翌日には大雨が降り、かなりの型物が出たそうで、 
今回はそれのリベンジを含めた釣行になりました。 
 出発前に、2007年の9月に長柄ダムが大減水になった際に、写真を撮りに行 
った時のものと、M氏から頂いたCDの写真を再度見直し、また、 
最近の水位が微増なのをネットで確認した上で、2箇所ほどポイントの目星を 
付けて、現地に到着したのが16時頃になりました。 

現地にはいつも忘年会で顔を合わせる釣友も参集しており、車で西長柄川筋を 
上がっていくと、皆さん思い思いのポイントに入られていました。 
主だった実績ポイントはやはり満員で、これでは私の目当てのポイントもまずい
かな? と思って走ると周辺には全然誰も入っていません。これはラッキー!!と早速
準備に入りました。 

ポイントは山田の紀の国サクラ対岸ワンドの奥のような地形になっており、 
夜になると下から上がってくる魚が止まるはず、という推測を立て、写真 
で確認していたミオ筋中心を外したポイントで、11尺を出すことにしました。 
トコまでは2本強あり、ここでの理想の水位としてバッチリでは?!狙いが正しけれ 
ば良いポイントのはずと底物の魚を避けるために宙で打ち込みを開始しました。 

暗くなる頃に下流からモジリが上がってきました。ウキに弱い触りが出始め 
次第になじみ際に大きく触るようになりました。 
棚をトコちょい切りから30cmほど上げたところまで探り、5cm程微調整をする 
中で、19時45分、なじみ際の2灯消しこみで本日の1枚目のヘラ、46.8cmが 
来ました。 
長柄での初釣果。やりました。 

      

続いてトコ35cm切りで打ち込みを続けましたが後が続きません。上か?下か?
迷いが続く中で、トコに落としてみると案の定30cmほどのコイ。続いてチャンマブ
と35位のマブ。 
やはりトコでは駄目だなと思い直し、先ほどの棚に戻して馴染み切りを再開しま
した。 
あきらめかけていた0時前、たまに行う馴染切りをしないで待ちに入る動作の中で 
「ここでブツッときたらいいのに・・・」と思ったその時、本当にブツッと2灯消しこみ
ました。
キッチリあわすことが出来、2枚目となったのは長手の46.6cmのヘラでした。 

      

さっきのヘラより短いので簡易スケールで撮影し、「今日はここで一晩中勝負
だな」 と心に決め、打ち込みを再開しました。 
たまに雨が降りしきる中馴染切りを続けていると、触りはありますが乗りません。 
それを続けている中で、1時20分、決定的なアタリが・・・馴染の初期段階で全灯 
が消しこみした上、水中深くに入り込む強烈なアタリ。合わせが遅れましたが、 
乗ってくれました。 
かなりの引きです。水面を尾びれで叩きながら逃げまくります。ライトを照らすと
かなりの大物。「やったかぁ」とタモで掬ってみるとすごい体高!!そして重量感。 
上に上がって検寸すると49.0cm、2.55kg。 私のこれまでに釣ったどのヘラよりも 
形の良い最高のヘラでした!! 

      

続いて馴染切りを再開。次はもう50上しかないと目が爛々としてきます。触りは
まれに出る程度で、中々落としません。そんな中、3時半ころ、再び馴染際に1灯
ほどのアタリを合わせるとまた乗った。慎重にタモに掬うとさっきほどではないが
いい大きさ。 
上に上がって検寸すると48.5cmでした。 

      

まもなく朝が来るので急いで打ち込みを開始しましたが、それ以降はアタリも減っ
て、朝を迎えました。 
仮眠後、釣友のとんちょんさんが52cmを上げられたと連絡があり、現認に
行くと重量感のある素晴らしいヘラでした。 
      




 その日は昼釣りはせずに帰られる仲間を見送ったり休憩したりして過ごし、ポイ
ントを変えて夕方からの半夜と翌日の午前中に竿を出しましたが撃沈で終わりま
した。 
しかし今回の遠征は一夜で尺半上4枚という自分にとって初めての経験で、とても
思い出深いものとなりました。


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