続いて洋楽編です。くどいけど読んでね。



DEEP PURPLE

 高校の頃、YMOのコピ−バンドをしつつ、別のギタ−のヤツから頼まれて知ったのがこのDEEP PU
−RPLEの「HIGHWAY STAR」だった。で、耳コピを始めたが「キ−ボ−トは何処で鳴ってんの??
とりあえずギタ−が刻んでるからそれでもコピっとこっと。でも退屈やなあ〜」と、無知な僕はとんでもな
い過ちに気が付かず後にスタジオ入りをした。いざ練習が始まって例のオルガンソロの部分を迎える訳
だが、僕がひたすらコ−ドを刻んでいるので後で他のメンツに「なんでソロ弾けへんねん〜、殺すど、お
んどりゃ〜!!」と言われたので、「おんどれこそなにぬかしてけつかんねん、ギタ−ソロやんけ、おおぅ
っ!!」と返すも、オルガンソロであることを知らされてあわててコピ−したという甘くてせつない思いで
がよみがえってきた・・。オルガンというと学校においてあったオルガンのイメ−ジがずっとあったので
まさかあの歪んだ音がオルガンだとは思いもしなかった。当然ハモンドの存在すら知るはずもなかった
が・・。それからは一応有名どころといわれる曲は自分からコピ−するようになった。「BURN」とか
「SPEED KING」、「LAZY」とかね。そして再結成して最初のアルバム「PERFECT STRANGERS」
カッコ良かった。コピ−しまくった。しかしDEEP PURPLEも結局自分の趣味の世界で終わってしまい、
ライブで自分がプレイすることはなかった。ちなみに初めて見に行ったライブがこの再結成後のDPだった。



RAINBOW

 このRAINBOWによっていわゆるそれまでYMOのテクノ一辺倒だった僕がロックに目覚めるキッカケ
となった。高校の修学旅行のバスの中でツレからかりたウォ−クマンを聴いていたのだが、そこに入って
いたのがアルバムの「I SURRENDER」だった。タイトル曲の「I SURRENDER」のメロディを聴いた
時、これはいいっ!と正直ときめいた。次の「SPOTLIGHT KID」で度肝を抜かれた。あのシンセソロ!
どうやってひいてるんやろ??そこからはツレのテ−プがどうなろうか知ったことではなかった。何度も何
度も巻き戻しては聴いた。後日、そのツレからレコ−ドを借りてテ−プに録音した。その時たまたまYMO
を一緒にやっていたツレから借りたキ−ボ−ドマガジンになんとSPOTLIGHT KIDのスコアが載ってる
やないか!!これは練習せんと!!とやってみると結構弾けたのである。あまり両手で弾かなくてよか
ったスコアだったので(笑)。それからはDEEP PURPLEよりもこのRAINBOWにのめり込んだ。パ−
プルのように殆どがオルガンというわけでなく、シンセ等も多用されていたのが魅力的だったのである。
そして、会社に入りこれまたたまたま同期のやつでギタ−を弾くヤツがおり、その時に借りたのが、「RAI
NBOW RISING」「LONG LIVE ROCK’N ROLL」だった。当時はまだレコ−ドだったが前者のB
面はなんと2曲しか入っていない!しかも1曲が8分以上もある(別に全然珍しいことではないのだが、テ
クノ野郎だった僕には衝撃的だった)。そのうちの「STAR GAZER」ギタ−ソロを聴いたときの衝撃!
長い、そして耳にしたことないようなフレ−ズだった(ハ−モニックマイナ−スケ−ルのソロやったんやけ
どね。テクノ野郎にはやはり衝撃的だった)。続く「A LIGHT IN THE BLACK」でこれまた長いギタ
−&キ−ボ−ドソロにもうメロメロになった。アルバム後者の「GATES OF BABYLON」ではこれま
たハ−モニックマイナ−攻撃!ますますRAINBOWの虜になった。しかし、Voが変わるたびにだんだん
曲調も変わってきて最後の方はAORぽくなってしまっていたと思う。しかし一番最後のキ−ボ−ディスト
デビット ロ−ゼンタ−ルはすごかったと思う。ライブビデオを見たことがあるが、打ち込みをバックに「カ
ルメン」をやっていて、「うわ−、スゲ−!あんなんができたらええやろな〜」と感動した記憶がある。




YNGWIE MALMSTEENというよりかJENS JOHHANSON

 これまたVOWWOWを教えてくれた会社の先輩が「これはすごい。」と言ってテ−プを貸してくれたの
だが、いざ聴いてみるとRAINBOWで衝撃を受けたハ−モニックマイナ−のオンパレ−ドだった。RAIN
BOWを知った時以上の興奮に捕らわれた。ファ−ストの「RISING FORCE」だった。そのギタ−プレ
イにはまさしく衝撃だった。それまではリッチ−の速さですごいと思っていたがこの人はもっと速い。そし
てキ−ボ−ドもこれまた速い。厚見さんのプレイよりも速いんとちゃうか??誰やろう?早速CDを買い
に行った。ギタ−はイングヴェイ マルムスティ−ン、キ−ボ−ドはイェンス ヨハンソン・・。すごい人達
やなぁ。とりあえず出来そうなフレ−ズをコピってみることにした。ありゃ、黒鍵ばっかりやん。こんな♭や
ら♯やらいっぱい付きそうなのをギタ−やキ−ボ−ドでしかもあんな速く弾けるなぁ〜と感心していた。
後で知ったのだが半音下げというテクだったんやね。少し安心した。しかしこのイェンスさんのプレイは
本当にすごいと思った。またこのインギ−もギタ−インストアルパムやのに結構キ−ボ−ドのソロが入
る余地があって僕にとってはうれしい限りだった。それからはこのインギ−、イェンスにのめり込んでしま
った。すでにサ−ドアルバムまで出ていたので早速セカンド・サ−ドとCDを買いに行った。それぞれ
「Marching out」「Trilogy」である。特に「Trilogy」はイェンスが大活躍していて興奮した。アルバム最
後を飾る「Trilogy Suite:Op5」なんかまたまた電池切れかけ作戦でコピ−した。もちろん、ちゃんと半
音下げで・・・。そしてイェンスが在籍していたアルバムは次の「Odessey」で最後となった。僕としてはや
はりイェンスが在籍していたこの「Odessey」までが一番好きである。特に「Trilogy」「Odessey」はその
中でもベストである。イェンスのプレイが堪能できるからね〜。イェンスが抜けてからも、聴いてはいたが
シンセのソロ度合いもだんだん減ってしまいまたシンセの音もデジタルに変わってしまって物足りなく感じ
てしまうようになった。それでも「Eclipse」「Fire&Ice」「Seventh Sigh」「Magnum Opus」は好きやけどね。
 いつかは、「Far beyond the sun」や「Trilogy suite:Op5」はバンドでプレイしてみたいね〜。



STRATOVARIUSというかJENS JOHANSSON

 イングヴェイを聴いてからネオ・クラシカルというのに興味をもち、速弾きギタ−+キ−ボ−ドというバン
ドを探していて見つけたのがこのバンド。しかしイェンスのようなプレイを期待していた僕にはアテがはず
れた。しかしめげることなく聴き続けているとなんとイェンスが加入したではないですか!!イングヴェイに
興味をすでに失ってしまい、暗中模索の僕にまさに一筋の光がさしたのだった(そんな大層なことか?)。
案の定、ギタ−のティモとイェンスのバトルが堪能できた。このSTRATOVARIUSでは、イングヴェイ時代
よりもイェンスの活躍が絶対多いと思う。なので余計僕としては楽しむことができた。テンポも速い目の曲
が多いしね。「Episode」「Visions」そしてライブの「Visions of Europe」はやはり最高である。
「Will the sunrise?」「Black diamond」などまさしくネオクラシカルでギタ−とキ−ボ−ドのバトルが
堪能できてイェンス節満載である。しかし、これ以降のアルバムではなんとなく曲想が変わってきたのと、
ギタ−ソロやキ−ボ−ドソロもアドリブソロというよりかは間奏の一部みたいでコンパクトになったような気
がしてスリリングさがだんだん薄くなってきたように感じた。今は休止中やけどまた復活が楽しみである。


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