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>> 六甲高山植物園 2007年初秋編 3

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注:学名の由来は、特にことわりのないかぎり David Gledhill による The Names of Plants - Fourth Edition (Camgridge University Press、2008年) に基づいています。
Cirsium purpuratum
フジアザミ
キク科

荒々しい姿です。
花と言うよりも、巨大生物に見えます。

人がいなくなったら、大きな葉をガサゴソと動かして、歩き回っているのではと思えるほど、どこかしら動物めいた植物です。

山の天気は変わりやすく、植物園に到着したときの青空はもうありません。
 
湿地地帯の植物を紹介します。

Impatiens textori
ツリフネソウ
ツリフネソウ科

属名の意味は英語の patient から容易に想像がつきますね。 その逆ですから、「我慢が効かない」 という意味です (これはThe Names of Plants からの解説ではありません)。

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クリンソウの群生地帯です。
開花時のようすは、初夏編でご紹介します。
 
Ligularia fischeri
オタカラコウ
(キク科)

オタカラコウよりも 「リグラリア」 といった方が 「やっぱり、あのリーフプラントの仲間なのね」 と通りがよいかもしれません。種小名の fischeri は Fischer (フィッシャー) 博士に由来しています。
ネットで調べると、1823〜1850年、サンクトペテルブルク植物園の園長を務めた、ドイツ生まれの植物学者 Friedrich Ernst Ludwig von Fischer という人が見つかりました。

背景の赤紫の花はツリフネソウです。

私が訪れた約2か月後、植物園は冬の眠りにつきました。
早春の花たちが命の輝きを見せるまでしばし休園です。

下界はまだ夏です。涼しさに後ろ髪を引かれる思いで植物園を後にしました。
ご覧いただきありがとうございました。

(2009年12月9日)
【リンク /引用時のご注意】

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