住民集会

 市当局の冷たさや不透明さが浮き彫りになったが、素人集団の悲しさ、有効な手が見つから
ない。市行政への不満を県行政に訴えても成果が上がるのかという不安もある。共通点と個
人の事情とをどう調整するかという問題もある。団結力の弱さや、あきらめによる妥協が、当
局のねらいでもあるのだが。

現状
  ・市当局(部長と課長、係長のが相談していた)は、審査請求は30軒ぐらいだと想定して、
   対応の準備をしている。
   現実には、まだ、10軒に満たない。多ければ多いほどいい。
   審査請求書の書き方がよく分からない。
  ・市当局からいろいろと説明を受けたが、よく分からない。
  ・市当局はHPを既に見ている。
  ・農地を持っていた人たちも審査請求を出している。でも、まだ合計が20軒にもならない。
  ・6月の市議会で、区画整理についての修正提案がある予定。
   清算金支払いの期間延長。3年を5年にする。困難な人は10年に。
   金利を削減。現行の6%と現在の公定歩合の低い方を採用。
   これは、運動の一定の成果。
  ・市は住民の心情はいっさい考慮しない。法的にどうかのみで扱っている。

課題
  ・審査請求を出さないと、異議を唱える権利が無くなる。
  ・審査請求が却下されたら、再審査請求しなければいけない。とても難しい。
  ・妥協する人が出るかもしれない。
  ・審査請求に、執行停止の申立書をつけないといけない。市役所は教えてくれもしなかっ
   た。
    件名  換地処分の取り消しを求める審査請求 
    理由  審査請求事案の裁決が終わるまで、清算金徴収の執行停止を求める。
   可能性は少ないが、出しておかなければいけない。
  ・県は、市に回答書を出させて、それを使ってこちらに審査結果を知らせてくるのがよくあ 
   る例だ。県がこちらの立場になるかどうか難しい。
  ・市当局は嘘や言い逃ればかりする。まともに取り扱ってくれない。
  ・プライバシーと言いながら、有力者等コネが有れば、結構ルーズに扱っているらしい。
  ・自分たちの手は離れているから後は知事へと言う。住民無視の対応だ。
  ・先に交付金等に必要な金額を算出して、その金額に合うように清算金の計算を調整し
   て、徴収しようとしている。
  ・市長が替わっても何も変わっていない。

今後の取り組み
  ・次は交渉の段階。居住者のいた宅地、いなかった宅地、農地等の扱いに異議を唱える。
  ・路線価の計算方法に不信感があるので、全ての公開を要求。
  ・理解ができなければ、何度でも説明を求める必要がある。
  ・K部長も引っ張り出そう。H課長やT係長だけではだめだ。
  ・当局が公平で、妥当であるというなら証拠を出させないとだめだ。
  ・専門家(弁護士さん等)のアドバイスがないと、どうしていいのか分からないので取り組  
   んでみる。
  ・審査請求の結果が帰ってきたら報告会を持つ。これからの対応は、弁護士さんのアドバ
   イスを待つ。
  ・よく分からない人は、何度でも、市に説明を要求する。
  ・換地設計基準書を詳細に説明させる方法もある。
  ・運動を大きくする必要がある。