第1回対市交渉

市側
「評価の説明」従来通りの不可解な文を読むだけ。
 ・既存宅地の評価において25%加算している。
 ・既存住宅に負担をかけないためである。
 ・これを規準に説明したい。
市側 「来週から再来週の間で説明したい。」
住民
「何故そんなにかかるのか。縦覧の時に、清算金が出ていることを知ったのだから、すぐにでもできるだろう。」
市側 庁内的な理由です。なにぶん人数が多いので。」
住民 「2月の時点で詳しい説明はしてもらえなかった。」
市側 「次にします。」
「情報公開については、凡例を参考に決定したい。今までの判例では、開示すべきでないという結論が出ている。」
住民 「あまりにも金額が高い。」
市側 「皆さんそうですか。」
住民 「異常だ。」
市側 本当にそうですね。」 
色々な思い、色々な事情があり、住民は憤っている。T係長は、念を押すことで問題点を減らそうとしている。全てを了承すると、どんな不都合が出てくるかしれないからである。つまり、不都合なことがあると認めている。
住民 「根拠が理解できないし、多すぎる。」
市側 「説得しようとは思わないが、説明の参考にしたい。」
説得のために説明するべきだろう。この時点で、既に責任回避をしている。つまり、聞く耳持たないわけだ。
住民
「根拠を知りたい。高すぎる。もっと有る人もいる。事実を知りたい。何故すぐに見せられないのか。」
市側 「既に縦覧公告の機会を持った。」
住民 「仕事を休んでまで来ているのに、最初から見せる気はなかったのか。」
市側 「今まで個人情報以外、見せるべきものは見せている。」
住民 「個人が来ているのに何故見せない。」
市側 「縦覧期間に知らせている。」
住民 「見せてもらっていない。金額だけ聞かされただけだ。」
市側 「記録にのこすから、見せるかどうか判断させてもらう。」
住民 「更地と生活権のある既存住宅との違いはあるのか。無ければおかしい。」
市側 「61年に25%でどちらも評価している。」
住民 「既存住宅は更地に比べて考慮すべきではないか。負担はないと言っていた。」
市側 「そうですか。記録にとどめます。」
住民 「そうですかはないだろう。年金生活の者もいるんだ。」
住民 「清算金が発生する場合、その時点できちんと説明すべきではないか。」
「道路になるから移動してくれと言われ、移動したが、新築した家もあるのはどうしてか。」
住民
「街路係数とかいろいろと言われたが、それがいくらになるのか分からない。何故すぐに見せてもらえないのか。審査請求に間に合わない。」
市側
県に対しては、不満だと言うことを通知しておけば、後で補正調査がしてもらえると思う。
住民 「不服だけで通るのか。」
市側 「受理はされますよ。」
住民 「請求のために、資料がほしいんだ。」
市側 「60日以内に調査があるでしょう。」
住民 「そうやって、ずらしてずらして押し切ろうというのが市のやり口だ。」
気持ちのこもらない返答も、審査請求の件にいたっては、開いた口がふさがらない。これが行政の実態だ。県庁もなめられたもんだ。
住民
「3月5日の自治会組長会議で、清算金分担表というものが配られたが、全員に配布しているのか。」
「個人情報、個人情報と言って隠れ蓑にしているが、これも同じではないか。一部の住民だけに配っているのはおかしい。」
市側 沈黙の後、「基本的には可能な限り公開すべきと言うのがスタンスです。」
住民 「それなら、全員に知らせるべきだ。不公平だ。」
その場しのぎの発言は、立場と言うより本人の人間性の問題か。
住民 「同じ太い道がついたのに一角だけ負担をしなくてもいい土地があるのは何故か。」
市側 それはパオーネのところですか。
住民
「違います。新田方面のすぐ隣の一角です。住所変更の手続きだけでも大変なのに、どうしてそんな不公平があるのか。大きな道がついたから清算金を取ると言っておきながら、同じ道の一角が対象外である。」
市側 「区域外ですが、何故はずれたのかは説明できない。記録しておきます。」
住民 「記録だけして答えられないなら、責任有る回答ができるのは、課長か。」
市側 「今はいません。」
住民 「いつでも対応するのが仕事だろう。」
市側 時間をください。
たしかに、課長は不在だったらしい。しかし、部長は居た。上司によけいな手間をかけさせないで、裾払いをするのが出世の近道。住民の苦しみなんて関係ないのか。
聞きもしないことを間違えた。やましい心当たりがあるのか。
住民 「仮換地図に1013とか1003とか書いてあるのは何のことか。」
市側 驚いて意外だというように、「ちょっと見せてください。」
しどろもどろの様子。返答できず。「調べます。」
この事業は、専門業者に計画させたものだ。当局は、その資料の中から、その時々に、少しずつ公開し、都合の悪いものは最後に出すというやり方をとったのだ。事業の完了のために、住民を犠牲にしたことは明白。
住民
「登記簿と納税面積と今回の通知と3様の状態である。いっさいさわられていないのに、どうしてか。」
市側 「調べます。」
住民 「実測したのか。」
市側 「順次、実測しました。」
住民
「道のために無断で土地が削られたが、減っていないと言ってずっと税金を払ってきた。」
市側 「固定資産税は、単年度確定なのでどうにもできない。」
住民 「きちんとやっていると言うが、できていない。」
市側 「多少の増減はある。少しは違っていても今更と言うことがある。
住民 「単年度と言うが、何年繰り返しているんだ。いつ測量したんだ。」
市側 分かりません。
住民
「わからんでは話にならない。今まで黙っていた方が悪いと市に言われた。黙ってられない。」
済んだことだからと涼しい顔ができるのなら、どんな悪いこともできる。
住民
「事業開始当時、清算金が発生するとは我々に報告していない。清算金はどうなるんだと聞いても、分からないで通してきた。」
「いつ決めたのか。誰が決めたのか。」
市側 「審議会です。」
住民 「市が決めたのではないのか。」
市側 事業者が市長ですから、市です。
住民 「計算式や数値は誰が決めたのか。市か。」
市側 係長は応答できず。他の平職員が答えた。「市です。」
よけいなことを言うなと、叱責されるのか。
住民 「勝手にふやした土地を引き取ってほしい。既に塀も作っているので、いらない。」
「水尾(水路)の上に移動させられたが、3が月で測量している。埋め立て地は3ヶ月で確定するのか。」
25%の根拠は何か。
市側 答えず。
住民
「法律を持ち出すが、一般市民には難しくて分からない。何で30%ではだめなんだ。」
市側 「そういう考え方もある。審議会で認められた。
住民
「審議委員も分からずに決めることもある。市からの提案に異議を言うことの方が少ない。」
「審議委員は金持ちだ。個々の妥当性を審議しているとは思えない。結局困っているのは既存宅地の人たちだ。意見書に書いても答えがない。」
市側 違うとは言いませんが・・・。
基本的な数字の根拠も答えられない。審議会に責任を押しつける。押しつけた審議会の審議を、自分たちも軽視している。審議よりも、提案通り裁決されることが重要なわけだ。
住民 「私たちの立場になったらどう思う。」
市側 答えられません。聞かないでください。事業を進めるのが役目です。」
住民 「危機感でいっぱいだ。」
市側 「清算金をどうやって処理するかの立場だ。」
「判例からすると、情報は出せないが、時代の流れで検討中です。」
住民
「100万も200万もの精算は気の毒だと思わなかったのか。早く知らせてあげようと思わなかったのか。」
市側 そんな質問には答えられない。
住民
「清算金が発生した時点で、説明にまわることが何故できなかったのか。縦覧の知らせも、理解できない人もいる。」
「字が小さいから読めない老人もいた。」
市側 個人の財産は個人で興味を持ってほしい。
住民 「金額が決まったのはいつか。」
市側 「平成14年です。」
住民 「最近じゃないか。それまで何をしていたんだ。」
市側 「事業当初から、点数はでていたはずです。」
住民 「金額は最近決まったのか。」
市側 確定と言ってください。
住民 「点数を説明したのか。誰にでも分かるように説明しろ。」
こんなスタンスで我々の生活にかかわる仕事をしている。いつ寝首をかかれるかしれない。安心して生活ができない「まちづくり」なんて、ひどすぎる。
知らない方が悪い。すなわち、悪徳業者にだまされた方が悪いという立場だ。
市民の立場に立てないものが、市民の税金をもらって働いている。
住民 「審議会も解散しているのでは、噂を聞いた。」
市側
即答できず。しばらく相談してから「懸案事項は無いが、解散はしていないはずで
す。調べます。」
これが実態だ。