私の考え

1. 本区画整理事業について
 本土地は区画整理工事以前から居住していたもので、本事業は、既に居住していた住民の反対に対して、負担はかけないとのことで強行された。さらに、本事業によって環境の悪化こそすれ、何ら必要以上の利益を得てはいない。よって、負担清算金を支払うべき根拠はない。
2. 14m道路に面しているという理由で、精算負担金が発生することについて
 この道路は、計画上の都合であり、既に居住していた者にとっては何ら責任がないし、永住希望で売却するつもりもないので、増加した固定資産税の納入以外に負担をすることは了承できない。
3. 14m道路と5m道路の角地であるため、負担率が増加し、結果的に総額1,033,000円となることについて
 2.と同じ理由で、5m道路に面していた本土地は、角地になるよう求めたわけではない。周囲の目にさらされ、不必要な広さの道路のため騒音に悩まされ、むしろ不利益を被っている。百歩譲っても、短期のうちに土地を売却した場合にのみ、負担が発生するようにするべきである。
4. 市による虚偽の説明について
 本土地は工事によって無断で形状を変更・削減されており、当時、市に対して抗議をしたが、面積の変更はないとの説明を受け、口頭での謝罪を受けたので、市の発展のためと態度を保留してきた。しかし、この度、148uから147.43uへとわずかながらも減歩されていることが判明した。これは明らかに虚偽の説明を受けたことになる。このようなことには違法性を感ずるし、道義的にも不当であるとの感が否めない。さらには、これまで支払ってきた固定資産税額も不当である。この件が、解決するまでは、先の換地処分は無効である。
3. 高額な負担について
 十数年かかった工事の結果、突然、百万円以上もの負担金を請求し、速やかに支払いを求める行為は、全く庶民感覚を無視している。数ヶ月でこのような金額を準備でき、納得して支払える裕福で鷹揚な人間がいったい何人いるのか。「まちづくり」の名の下に行っている本事業は、人心を離反させる行為である。

 相手が行政では、どうにもならないかもしれない。有効な手だての知識も暇も資金もない。しかし、納得できないことは引き下がれない。縦覧に行っても、明確な抗議ができなかった人には意見書の様式も知らせていないという。文書にしても、わかりにくい表現が多く、理解しにくい人も多いのではないか。負担金の表記についても、千円単位では勘違いして重視していない人もいるのではないか。これをお役所仕事というのか。私は心までは負けない。何人たりとも個人の財産を侵すことは許されないと思う。