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1章.9節.デフォルトプロシージャー
前節では,
アプリケーションの機能に対応する処理はちゃんとプロシージャーに書いてある
ということを学びました.
しかし,ウィンドウのサイズを最小化・最大化したり,位置を変えたりする処理ってプロシージャーに書いてあったっけ?
実は,プロシージャーの中にそのような基本的な処理は記述されていません.
じゃあどこに書いてあるのかと言うと,プロシージャーの最後に
default:
return DefWindowProc( hWnd, message, wParam, lParam );
という記述されているのがわかります.
この意味は,
メッセージに対応する処理がない場合,すべてDefWindowProc関数にまかせてしまいましょう.
ということなのです.
DefWindowProc関数は,Default Window Procedure関数であり,本来のウィンドウプロシージャーの関数という意味です.
つまり,ウィンドウのサイズ変更や位置変更など基本的な処理は,僕らがプロシージャーに書かなくてもDefWindowProc関数が勝手にやってくれるんですね.
すばらしいです.
今回は非常に短かったですね.次節からは,実際に実用的なアプリケーションを作っていきましょう.
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Update 04/01/31 By 松本義弘
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