【たたボク5 番組コンセプト(企画書より)】

ウルトラマンが復活すれば仮面ライダーが復活し、一方がモードチェンジすれば、もう一方もモードチェンジする! 歴代仮面ライダーが総登場すればウルトラマンも一族総出となる。

仮面ライダー誕生以降ライバルでありながら結果として似た展開となる両作品。それは互いが互いをライバル視しているからというだけでなく、それぞれが世相を映す鏡としての宿命を背負っているからこそ発生する、まさに超自然的な成り行きといえるかもしれません。

勧善懲悪、善と悪の構図が時代とともに移ろい、戦う双方に守るものがあり、闘う双方の正義が描かれ、そしていま、孤高の戦士は群れをなし、本来仲間であるはずの者たちが戦いを繰り広げる…彼らはどんなメッセージを社会に伝えようとしているのか! いや、その前に現代社会のなにが彼らをそうさせたのか!!

つねに世相を反映し続けてきた特撮、アニメ作品群。今年の「たたボク」は閉塞感漂う現代社会と2大特撮作品とのかかわりを見つめ、現代社会を鋭く解き明かしつつ、これからの特撮作品の行方を占います。

またその一方で放送時間帯を考慮し、劇レアながらも親子で楽しめる特撮、アニソン特集も展開。

もちろんおなじみオープニングドラマもしっかりご用意し、文字通りおもちゃ箱をひっくり返したような「あれよあれよ」の1時間をお届けいたします!!

【オープニングドラマシナリオ】

東村　「瓶吾さん…」
瓶吾　「洋子さん…」
東村　「うぅ・・・なぜ、なぜなの?」
瓶吾　「なにが?」
<あっけにとられるかおり>
東村　「な、なにがって、(気を取り直して)なぜ私をおいて行ってしまうとおっしゃるの?」
瓶吾　「な、なんだ、そこかぁ…」
東村　「なんだじゃないわよ!」
<すすり泣き始める洋子>
瓶吾　「っていうより、なんなんだこの30年前のよろめきドラマのようなノリは…」
東村　「(すすり泣きながら)そりゃしかたないわよ、今年はこの番組が昼の時間帯の放送なんだから…」
瓶吾　「昼だから昼メロ風…う〜む、なんて深いんだ!」
東村　「そんなことより、ね、こたえてくださいな、なぜなの?」
瓶吾　「(めんどくさそうに)だからね、さっきもいったように、(咳払いをし、しゃきっとした声になって)ぼかぁ、ぼかぁねぇ、人間じゃないんだよ、ランラン星からきた「ラン♪ラン♪セブン」なんだよ!!

東村　「だめだめだめ!カットカットカットカット!!ヤッチ!!なんですのん、これぇ!?まんまウルトラセブンの最終回のパクリですやん」
ヤッチ　「あぁ、いやそのー…、わかります?」
東村　「ばればれよー」
ヤッチ　「じゃこういうのはどうでしょう」

<響く怪獣の号砲!宇宙人の雄叫び>
瓶吾1「変身のときはきた!!侵略者は俺たちが許さない!!なぁみんな!!」
瓶吾2「おう!!」
瓶吾3「おう!!」
瓶吾4「おう!!」
瓶吾5「おう!!」
瓶吾6「おう!!」
瓶吾7「おう!!」
瓶吾8「おう!!」
瓶吾9「おう!!」
瓶吾10「おう!!」
瓶吾11「おう!!」
瓶吾12「おう!!」
瓶吾13「おう!!」
　　　　：
　　　　：
東村　「ヤッチー、なんやのん、これー!なんぼ歴代勢ぞろいがはやってるから言うて、これはなんぼなんでもあんまりちゃう?」
東村 「ちょっとヤッチー、ランランセブンの一族って一体何人いるのよ?私の出番、ぜんぜん回ってこないやん」
ヤッチ　「いやぁー、数出しゃ、なんとかなるかなと思って…」
　　　　：
　　　　：
瓶吾33「おう!!」
瓶吾34「おう!!」
瓶吾35「おう!!」

タイトルコール
「闘え!特撮・アニメヒーロー!!ボクたちは忘れない!あの勇姿を!!5
初代から現役まで!右も左も歴代ヒーロー総登場!!それってどーよーーーーーー」