YASUDA YASUYUKI

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街・旅・絵日記 丹波篠山 丹波黒大豆の枝付き枝豆         2011年  149x209mm
大人の遠足-街・旅・絵日記講座の10月のプログラムは篠山小旅行-秋の城下町を描こう-。お徒士町武家屋敷群を描いているうちに雨は小降りに。この通りに丹波黒大豆の枝付きの枝豆をトラックに積んで売りに来ているおじさんがいる。町の中心の繁華なところに較べれば、観光客がときどき通るぐらいの閑静な通りだが、通りがかる人が次々に買っていく。町中に較べて値段も安いが、おじさんの説明がうまい。熱心に売ろうという押しつけがましいところもなく、冗舌な口調でもない。世間話でもするようにさりげなく商売している。受講のみなさんもスケッチはそこそこにして、枝豆の試食と買物。 
絵は受講されているメンバーに配った地図の原稿に枝豆を描いたもの。2011/12/29記                   

                    
街・旅・絵日記講座 丹波篠山 <四季折々>の昼食         2010年  110x160mm
大人の遠足-街・旅・絵日記講座の10月のプログラムは篠山小旅行-秋の城下町を描こう-。1枚目の大正ロマン館をスケッチした後、昼食を予約したお店「四季折々」へ向かう。途中ついに雨が降ってきた。この講座、パラついた雨も含めると、今日で6回連続の雨。店に入ると、日曜日で観光客でいっぱい。先に店に着いたメンバーに早く来るように店の人がせっついたのもわかる。ランチは季節の篠山の味を少しずつ一つの皿に盛ったもので、料理が届くと写真を撮る方や、スケッチする方・・・。我々は傍から見るとヘンなグループなのだ。 2011/12/28記                      

                    

水彩画スケッチ紀行

篠山 小田垣商店           水彩スケッチ  2011年  165x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。河原町妻入商家群がある町の一画に、「丹波黒」で知られる大玉黒大豆の卸し問屋「小田垣商店」がある。秋、店の前に黒大豆の鉢植えが並び、店先には黒豆の枝豆が枝つきのまま売られている。18世紀創業の老舗は国の登録有形文化財。 2012/11/13記
                     
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載

                                             
       
篠山 お徒士町武家屋敷群           水彩スケッチ  2011年  160x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城下には2カ、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。(今年10月篠山市福住地区も伝建地区に答申されている)一つは河原町の妻入商家群で、もう一つがこの絵の武家屋敷の町。篠山城の西側の堀に沿って、南北の道に茅葺の武家の屋敷が続く。天保年間の大火後に建てられた入母屋造りの家で、門があり庭が表と裏にあってゆったりとしたたたずまいの屋敷だ。今でいえば県庁の管理職みたいなものだろうか、けっこう余裕のある暮らしぶりが想像される。  2012/11/09記
                      
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載

                                             
       

安田泰幸アート&スケッチ

小京都物語

津和野 旧藩校養老館          ポストカード水彩スケッチ 2009年 120x165mm
暑い日が続く。涼やかな木陰、冷たい清らかな水の流れ、涼を呼ぶ水の音、爽やかな風、・・・。そんなものが恋しい季節である。パナソニック電工の2011年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-情熱」の8月にとり上げたスケッチは堀割の水が涼しげな小京都津和野の街角。津和野藩の藩校養老館で、文豪森鴎外や、「哲学」「科学」などの言葉をつくった明治の啓蒙家西周らもここで学んだという。萩へ取材に行った帰途に描いたもの。   2011/8/2記 

パナソニック電工2011年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-情熱」8月に掲載
                      
          
兵庫県竜野市の風景。
龍野は脇坂藩5万3千石の
城下町で、町の中には武家屋敷や
白壁の土蔵が残り、
播磨の小京都と呼ばれている。
町を流れる揖保川の水を利用した
醤油の醸造やそうめんの製造が
さかんで、
立派な蔵が残っている。
「赤とんぼ」をはじめ、
数々の童謡を残した
三木露風のふるさとでもある。
スケッチしているうちに、
西の空が夕焼けで赤く染まり、
夕餉の支度の音が聞こえてきた。
角館     水彩スケッチミニアチュール   2012年   165 x 240 o 
日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」の3-4月は秋田県の風景スケッチで構成したが、メインの絵柄はみちのくの小京都角館の桜の風景。佐竹氏の城下町として栄えた角館には、京都の公家高倉家が佐竹氏の縁戚であったことから、京の文化が取り入れられ、厳格で清廉な武家の文化とあいまって、町全体が落ち着いた風情を漂わせ、独特の美しい町並みが残されている。江戸時代としては破格に広い道も京の都を意識してのこととか。武家屋敷通りの枝垂れ桜が心和ませる。  2013/03/29記
■日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」の3-4月に掲載
篠山 旧篠山町役場           水彩スケッチ  2002年  165x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城跡のそばにある木造の洋風建築は1923年に建てられたもの。現在は大正ロマン館という名で、観光客相手の食堂と物産店になっている。
2012/11/18記                     
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載
   
篠山 河原町           水彩スケッチ  2000年  165x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城下のもう一つの重要伝統的建造物群保存地区に指定されている河原町には妻入の商家が立ち並んでいる。それぞれの家の世代も代わり、古い店を利用して、カフェや雑貨ショップなどいまどきの店も多い。  2012/11/12記
                      
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載
        
篠山 小林家長屋門           水彩スケッチ  2011年  120x165mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城下の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているお徒士町武家屋敷群の一画に残る長屋門。19世紀に建てられた茅葺の屋敷門で、武士の家らしく質実剛健の雰囲気をただよわせる。 201/11/11記                      
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載

                                             
   
丹波篠山 小林家長屋門         2010年  110x160mm
大人の遠足-街・旅・絵日記講座の10月のプログラムは篠山小旅行-秋の城下町を描こう-。昼食の後、小雨模様の町に出て、伝統的建造物群保存地区になっている お徒士町武家屋敷群へ。屋敷の門や塀の陰で雨をしのいでスケッチしてもらう。武家屋敷が並ぶ通りは南北400m。みなさん好きな場所、というより雨をしのげる場所をさがして描いてもらったものだから、あちこちにちらばり、途中経過を見せてもらうのにこの道を、結局二往復した。上に掲げた絵はずっと以前に描いたもの。  2011/12/29記                  

                    
倉吉鍛冶町 八橋往来 鉢屋川沿いの町並み           ポストカード水彩スケッチ  2011年 120x165mm
倉吉の旅。2日目の日暮れ。観光客がそぞろ歩く旧市街の中心から少し離れた、八橋往来という古い街道に面した町にやってきた。観光マップにもそれほど大きくとりあげられていなかったので、後回しにしたのだが、それが失敗。生活感あふれるいい佇まいの家並みが続く風景に出会った。もっと早くに来ていれば、たくさん描けたのにと思いつつ、とにかくきれいな水が流れる用水のような鉢屋川に沿って建ち並ぶ家々と小口にかけられた小さな石橋が続く景色を描いた。夕陽に映える下町のなつかしい風景。いつかまた訪れたい町の一つになった。 2011/7/8記
■関西経済連合会刊「経済人」6月号表紙に掲載 
                     
倉吉 新町 玉川沿いの白壁土蔵群          ポストカード水彩スケッチ  2011年  120mmx165mm
この4月、鳥取県の倉吉を旅した。鳥取県内でスケッチするのは初めてのこと。午前中遅めに出たので、倉吉に着いたのは午後、まず、石州瓦と漆喰白壁に焼板張りの土蔵造りが並ぶ玉川沿いへ。このあたりは江戸末期から明治にかけて、交通の要衝として、人や荷物が集まり、商業が栄えた町の雰囲気が色濃く残っている地域で、打吹玉川の重要伝統的建造物群保存地区になっている。 とりあえず、観光案内に必ず登場する風景をスケッチ。雨上がりで少し肌寒い。 2011/7/3記
■関西経済連合会刊「経済人」6月号表紙に掲載 
                  
倉吉魚町 旧第三銀行倉吉支店          ポストカード水彩スケッチ  2011年  120mmx165mm
鳥取県倉吉へ来て、玉川沿いの白壁土蔵群を描いたあと、細い掘割のような玉川づたいに東のほうへ歩く。小さな橋をわたって南へ一本隔てた道の角に、擬洋風の建物があった。明治の終りに、銀行として大工の棟梁の設計で建てられたもので、今はカフェとコミュニティスペースに使われているようだ。国の登録有形文化財になっている。少し寒くなってきたが、角の電柱にもたれてスケッチしていると、同年代の男の人が話しかけてきた。地元でギターを使ってコンサート活動をやっているという。お互いにがんばろと言って去っていった。 2011/7/4記
■関西経済連合会刊「経済人」6月号表紙に掲載 
                     
倉吉西仲町 高田酒造          ポストカード水彩スケッチ  2011年  120mmx165mm
鳥取県倉吉のスケッチ3枚目は西仲町の高田酒造。倉吉に残る大きな造り酒屋は3軒。うち、清酒「元帥」の元帥酒造と、清酒「此君」の高田酒造が打吹玉川の伝建地区にある。高田酒造は「ひわだ屋」といい、建物は天保年間に建てられたという。主屋の正面は町筋に面して、敷地のずっと奥は玉川に面し、土蔵に裏木戸を設けて川に石橋をかけている。町に着くのが遅かったからか、この絵を描いたところで、日が暮れた。
■関西経済連合会刊「経済人」6月号表紙に掲載 
                  
「倉吉石谷精華堂の打吹公園だんご」 と 「はこた人形」  ポストカード水彩スケッチ  2011年  
鳥取県倉吉の名物、「打吹公園だんご」は白い餅をあずき餡やうぐいす餡でくるんだかわいらしい三色だんご。明治時代に創作された菓子だとか。「はこた人形」は天明年間、備後から伝わり、倉吉で作られるようになった張り子の郷土玩具。なかでも娘をかたどった人形は、「はーこさん」と呼ばれ、災難除けとして童女にもたせたという。 2011/7/6記
■関西経済連合会刊「経済人」6月号表紙に掲載 
                     

水彩スケッチ 「龍野 醤油蔵と本行寺」 2001年 140 x 191 mm  

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篠山 大正ロマン館 旧篠山町役場           2010年  120x165mm
大人の遠足-街・旅・絵日記講座の10月のプログラムは篠山小旅行-秋の城下町を描こう-。通常、この講座は半日のプログラムであるが、今回は朝から夕方まで。朝8時06分新大阪発の特急「こうのとり」で篠山口へ。昨日までの天気予報では雨であったが、車窓には明るい陽射しが・・・。ここのところ雨に降られることが続いていたので、内心ほっと胸をなでおろす。バスで町内に着いた後、まずは参加者全員で、篠山城址のそばにある大正ロマン館をスケッチ。大正12年に篠山町役場として建てられた建物。屋根や玄関のつくりが複雑で、みなさん描きにくそう。1時間ほど描いていると雲行きがあやしくなってきた。 2011/12/25記