はんなり京都-1
YASUDA YASUYUKI
水彩画スケッチ紀行
大堰川にかかる橋は
嵐山を象徴する景観。
江戸時代初め、
角倉了以による川の改修の折、
現在の場所にかけなおされたという。
京都嵐山
天龍寺庫裏
京都の嵐山、右京区天龍寺芒ノ馬場町にある天龍寺は、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、夢窓疎石を開山に迎え創建した禅寺です。格式の高い寺で室町時代、京都五山の第一位とされてきました。壮大な寺の建設のための膨大な造営費を賄うために、天龍寺船による元との貿易が行われました。古都京都の文化財として世界遺産に登録されています。「経済人」2009年11月号表紙掲載。
「経済人」2009年11月号掲載
「京都嵯峨野常寂光寺仁王門 2009 120x165mm
歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」
祇園一力の場の舞台で、
大星由良之助が世間の目を
くらますために
茶屋あそびをしたところ。
現在でも3月の大石忌には、
大石を偲んで、客を招き、
京舞の師匠と芸妓・舞妓の踊りが
たむけられ、
芸妓・舞妓によるお抹茶とおそばの
接待が行われているとか。
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ポストカード水彩スケッチ 「祇園祭 船鉾のちまき 京都新町通」 2010年 (100X148mm)
ポストカード水彩スケッチ 「祇園祭 船鉾曳きぞめの日 京都新町通」 2006年 (120X165mm)
ポストカード水彩スケッチ 「祇園祭宵々山 南観音山 京都新町通」 2009年 (165X120mm
ポストカード水彩スケッチ 「杉本家住宅 京都綾小路通新町西入ル」 2010年 (120x165mm
ポストカード水彩スケッチ 「京都府庁旧本館」 2010年 (120x165mm)
ポストカード水彩スケッチ 「澤井醤油本店 京都中長者町通新町西入ル」 2010年 (120x165mm)
ポストカード水彩スケッチ 「龍谷大学本館」 2003年 121x167mm
水彩スケッチ 「京都御苑出水の小川の里桜」 2010年 280x380 mm
ポストカード水彩スケッチ 「京都二條若狭屋の干菓子」 2007年 105x148 mm
ポストカード水彩スケッチ 「京都黒谷 金戒光明寺山門」 2005年 130x165 mm
京都黒谷
金戒光明寺山門
2010年4月の講座は、快晴の京都黒谷、金戒光明寺の境内で行いました。住宅地の間の路地を抜け、高麗門を入って境内を進むと壮大な山門に至ります。応仁の乱で焼失後、1860年に再建されたものです。金戒光明寺は、鎌倉時代に法然上人が草庵を結び浄土真宗の最初の寺院になったことから、山門に後小松天皇の「浄土真宗最初門」の勅額がかかっています。門の前の桜が満開で黒い門との対比が美しく、時折吹く春風に花びらがひらひらと舞い、古都の春を満喫しながらのスケッチとなりました。この絵は以前に描いたもので、「経済人」2008年4月号の表紙に掲載されたものです。
ポストカード水彩スケッチ 「京都嵐山 天龍寺庫裏」 2008年 120 x 166 mm
京都の高台寺の庭園は
小堀遠州の作とされている。
開山堂の東に臥龍池、
西に偃月池が配され、
桧皮葺唐破風の観月台が
印象的。
開山堂も観月台も
国の重要文化財になっている。
「経済人」2010年2月号表紙
ポストカード水彩スケッチ 「京都東山 高台寺開山堂と観月台」 2008年 120 x 165 mm
京都の八坂神社から続く
下河原町通と高台寺道を
つなぐ細い道。
石畳と石塀がしっとりとして
美しく、京都らしい風情が・・・
映画やドラマのロケに
よく使われている。
「経済人」2010年2月号表紙
ポストカード水彩スケッチ 「京都東山 石塀小路」 2007年 120 x 165 mm
水彩スケッチ 「京都東山 法観寺五重塔」 2007年 154 x 200 mm
ポストカード水彩スケッチ 「京都 高台寺 時雨亭と傘亭」 1998年 120 x 165 mm
ポストカード水彩スケッチ 「京都伏見 瑞光寺 元政庵」 2009年 120 x 165 mm
ポストカード水彩スケッチ 「京都伏見 深草山宝塔寺 多宝塔」 2009年 120 x 165 mm
ポストカード水彩スケッチ 「伏見稲荷大社 楼門」 2006年 120 x 160 mm
「京都嵯峨野落柿舎前の柿」 2009 105x148mm
ポストカード水彩スケッチ「京都嵐山渡月橋」 2009 120x165mm
ポストカード水彩スケッチ「京都嵯峨野常寂光寺仁王門 2009 120x165mm
芭蕉の弟子向井去来の草庵。
あるとき庵の周囲の柿の実を売る
約束をした夜、嵐が吹いて
実がすべて落ちたという。
入口に主の在庵をしめす
蓑t笠がかけてある。
ポストガード水彩スケッチ 「京都 祇園町南側 長楽館横」 2010年 (120x165mm)
京都御苑
出水の小川の里桜
朝日カルチャーセンターJTB・朝日交流文化塾の4月の「街旅スケッチ」は京都御苑でサトザクラを描きました。受講していただいているかたも、増えて今回は21名になりました。ちょうどお天気も良く、春の陽光をいっぱい浴びて、気持ちのよいスケッチとなりました。今年は開花したあと、冬を想わせるような寒い日が続いたりして、長い間花を楽しむことができ、講師も一緒に描かせていただきましたが、さて出来ばえは・・・
2010/4/17記
京都二條若狭屋の
干菓子
京都の和菓子は、舌だけでなくなく、目でも味わうもの。四季の風情や自然の表情を、過不足なく抽象化した造形ともいえます。わらび、桜、さつき、菖蒲、ちょうちょ、水紋は和三盆糖の型押し、土筆は落雁、金平糖と一緒に小さな箱に収められています。ほんのりした淡い色合いも上品で、食べるのが惜しいような・・・・。
豊臣秀吉の菩提を弔うために、
北政所ねねが開創した高台寺の
境内にある二つの茶室。
右が傘亭。安閑窟とも呼ばれ、
千利休の意匠になる。
左は二階建ての時雨亭で、
二つの茶室は土間廊下で
つながれています。
両方とも国の重要文化財に指定
されている。
独創的な意匠の建物で心惹かれる。「
「経済人」2010年2月号所収
平安時代、藤原基経が創建した
極楽寺が、鎌倉時代に真言宗から
日蓮宗に改宗し、
現在の宝塔寺になった。
多宝塔は室町時代の建築で
京都市内で最も古いといわれ、
国の重要文化財に指定されている。
このスケッチは
「経済人」2010年1月号の表紙に
掲載されたもの。
「経済人」2010年1月号の表紙は
伏見稲荷大社周辺を
スケッチしたものを使った。
伏見稲荷は五穀豊穣と
商売繁昌の神々を祀る、
全国30,000社にのぼる稲荷神社
の総本宮である。
京都で最も多くの人々が
初詣に詰めかけるところ。
毎年、お賽銭を数える行事が
新聞に掲載される。
昔、ある狐の夫婦が
神様のお役に立ちたいと
お参りして、
神様から眷属としてみとめられ、
参詣人や信者を助けたという
伝説が残っているそうだ。
ポストカード水彩スケッチ「京都嵯峨小倉山落柿舎」 2008 120x165mm
ポストカード水彩スケッチ「京都嵐山野宮神社栗の鳥居」 2009 120x165mm
伊勢神宮の斎宮になる皇女が
身を清めるところ。
「源氏物語」賢木の巻に
光源氏と六条御息所が
ここで再会した場面が描かれている。
仏教における理想の地、
常寂光土にちなんで名づけられた。
この辺りは小倉山と呼ばれ、
寺の場所には「小倉百人一首」を
編んだ藤原定家の
時雨亭があったという。