大阪港天保山岸壁に停泊するクイーン・メリー2           ポストカード水彩スケッチ 2011年  120x165mm 
昨日掲載したイギリスの豪華客船クイーン・メリー2。このスケッチは同じ日に角度を変えて観たQM2。天保山マーケットプレイスのデッキから描いた。デッキは地上より高いが、ここから眺めても船体が大きすぎて、全容がつかめず、上のほうは仰角が大きすぎて観えない。でかい。港に停泊している船を描くためには場所の制約があり、アングルが限られてしまう。大阪港だと好きなアングルは3、4か所。この日もアマチュアカメラマンをはじめたくさんの見物人が来ていた。(私もその一人だが)。この角度だと、タラップのクレーンなどが入って邪魔になるが省いて描いた。舳先のほうからだと岸壁に立入禁止になっていたり、余計な構造物があったり。これだけの見物人がくるのだから、横浜港のように、港のの景観を楽しめるよう整備すればよいのに。街の魅力づくりの下手な大阪市といわれても仕方ない。  2011/8/15記
 
                      
             
クイーン・メリー2 大阪港天保山          ポストカード水彩スケッチ 2011年  120x165mm
関西経済連合会発行の「経済人」-スケッチ紀行・歴史を歩く-8月号は大阪港天保山。最後6枚目のスケッチは、今年3月大阪港に初めて寄港したイギリスの豪華客船クイーン・メリー2。総トン数148,500トンあまり、全長345m、乗客約2,600名、乗組員約1,200名、世界最大級のクルーズ客船である。日本最大の客船飛鳥Uが50,000トンだから、その大きさがわかる。天保山にはマーケットプレイスという建物が岸壁にあるのだが、その建物の向うに覆いかぶさるように停泊する船が見え、圧倒されてしまった。日本へは2009年に横浜港に初寄港している。当初大阪港に寄港する予定が横浜港の開港140周年の誘致活動で変更された。ところが、船が大きすぎてベイブリッジをくぐれず、貨物専用埠頭に停泊することになり、乗客から不満が出たため、大阪港寄港に戻されたという。ちなみにスケッチしたのは3月10日。次の日東日本に地震が起きた。  2011/8/13記

■関西経済連合会発行「経済人」8月号表紙に掲載
                      
              
オーロラ 大阪港天保山        ポストカード水彩スケッチ  2011年  120x165mm
関西経済連合会発行の「経済人」-スケッチ紀行・歴史を歩く-8月号は大阪港天保山をとりあげた。2枚目は昨年、天保山に入港した、イギリスP&Oのクルーズ船「オーロラ」。まっ白い船体は長さ270m、76,000tの巨体である。大阪港に着く船はたいてい朝入港し、夜出港する。乗客の多くが、京都、奈良、姫路城などへの1日オプショナルツアーに出かける。神戸港と天保山は客船を描くお気に入りの場所。  2011/8/9記

■関西経済連合会発行「経済人」8月号表紙に掲載
                      
              
大阪城を背景にアクアライナーが往く          ポストカード水彩スケッチ 2008年 120x165mm
OBP大阪ビジネスパークの西の端、クリスタルタワーの西側は寝屋川と第二寝屋川の合流点になっており、その岸から大阪城の天守閣が見える。ここを行き来する水上バスは淀屋橋、熊野詣の出発点八軒家浜、大阪城公園、桜の宮、造幣局・・・と、大阪でも歴史のあるところを巡る。日本ではリバークルーズやベイクルーズというと子どもっぽいおもちゃみたいな船が多いが、この船は機能的にもよくデザインされている。 2011/8/4記
    
                      
              
帆船日本丸と海王丸 神戸港第1突堤          水彩スケッチ 2011年 165x241mm
今日、4,5日前から神戸港第1突堤に停泊していた帆船が出港していくのが、仕事場のベランダから見えました。ここからだと、日本丸と海王丸のどちらかわかりませんが、港の中を帆をたたんで滑るように出て行きました。新しい訓練航海が始まるのでしょうか。第1突堤にはほかに航海訓練所の練習船2隻も停泊していましたが、今見てみると、そのうちの1隻は出て行ったようです。自然は厳しく海も穏やかなときばかりではありませんが、大きな夢を育んでほしいものです。上の絵は「神戸街角ものがたり」に収めた2隻の帆船が同時に停泊していたときのスケッチです。 2011/6/3記
■「神戸街角ものがたり」(神戸新聞総合出版センター刊)に所収   

安田泰幸アート&スケッチ

YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

ハイグレードクルーザー
スピリッツ・オブ・
オセアヌス


7月19日は海の日でした。工房のベランダから見える神戸港には、16日に「飛鳥U」が、20日に「ぱしふぃっくびいなす」がそれぞれ105日間の世界一周クルーズから帰港し、中突堤に停泊していました。スケッチは数年前、神戸港第4突堤に寄港したバハマ船籍で、アメリカ、クルーズ・ウェスト社の小型ハイグレードクルーズ船「スピリット・オブ・オセアヌス」です。全長は90m、4,200tと小ぶりですが、船尾に大きなプレジャーボートを積み、外から見たデッキや設備も快適そうです。キャビンもゆったりしていて、クルーもスマート。サービスが行き届いている印象で、こんな船ならきっとラグジュアリーなクルーズが楽しめるでしょう。が、高嶺の花ですね。
2010/07/22記

船と港の情景

ふじ丸
神戸港第4突堤


神戸港の外航客船用の突堤は二か所あります。一つは元町の旧居留地の南、メリケンパークの近くにある中突堤。そしてもう一つは三宮からフラワーロードを南下し、税関前を通っていく第4突堤、ポートターミナルです。この絵は第4突堤から出港する客船ふじ丸をスケッチしたものです。このときは兵庫県の洋上大学として、世界クルーズに向かうところでした。近頃では、岸壁を離れる船と見送る人たちとの紙テープのやり取りはほとんど見られなくなりましたが、このときは吹奏楽団の演奏とともに、盛大に五色のテープが飛び交い、船上とターミナルビルの間で大声で、別れのあいさつが交換されていました。大きな船の出港風景はいつ見ても胸にジーンときます。

パナソニック電工
2010年卓上カレンダー7月に掲載

客船サガ・ルビー
神戸港第4突堤



2006年3月、イギリス船籍の
客船サガ・ルビーが神戸港に
初入港した時に描いたもの。
ワールドクルーズの途中、
天津から神戸に寄港したもので、
全長191m、 24,492トンの巨体を
第4突堤に休めていた。
優雅なスタイルと重厚な内装や
塗装からか、海のロールスロイスと
呼ばれているとか。
1973年にノルウェジアン・アメリカ・
ラインのクルーズ船として
イギリスで建造され
「ビスタフィヨルド」という名で、
北大西洋航路に就航していた。
その後キュナードラインに移り、
船名も「カロニア」に変わり、
2000年ごろに現在の
サガ・クルーズに転籍した。

クリスタルシンフォニー       水彩ミニアチュール   2013年    120 X 233 o    
4月13日、バハマ船籍の外航クルーズ客船クリスタルシンフォニーが神戸港に停泊していた。51,044t。4月12日朝に入港し、13日夕方出港して行った。次の寄港地はペテロハバロフスクトとか…行ってみたい。出港直前に、スケッチ講座に来ていただいているTさんからいただいたホテルの封筒に描いた
                                                      
パナマ運河 ガトゥン閘門     水彩スケッチ  2007年  165 x 240 o
パナソニック2013年海外向け卓上カレンダー3月の絵柄はパナマ運河。カリブ海側から入ると最初の閘門がこのガトゥンロック。船舶を牽引する両側の電気機関車は日本製だとか。以前クルーズ客船「ぱしふぃっく・びいなす」にスケッチ講座のため乗船したときに描いたもの。パナマ運河そのものは全長80km、2つの湖と3つの閘門でできている。ここを朝から夕方までかかって通航する。完成は1914年だが、近年の通航量の増大と船舶の大型化で、2014年完成予定で拡張改修中。通航料は大型客船で2000〜3000万円ぐらいだそうだ。
■パナソニック電工卓上カレンダー「松下幸之助の言葉」
■パナソニック 2013年会向け卓上カレンダー
      
                                     
大阪港天保山 客船ブレーメンと漁業実習船千潮丸          水彩スケッチ 2011年 165x240mm
6月のカルチャーハウス香里ヶ丘のスケッチ教室は、大阪港の天保山で描いた。ちょうどドイツのクルーズ客船「ブレーメン」が寄港停泊中。東日本震災の原発事故以来、海外からの外航クルーズ客船は抜港が相次ぎ、大阪港もしょっちゅう寄港していた「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」をはじめ、多くの船の入港が途絶えていた。大阪港としては震災後はじめての外国客船ではないだろうか。クルーズ客船としては6,752tと小ぶりだが、設備は豪華らしい。受講しているみなさんにも船を描いてもらった。みなさんの横で一緒に描いたが、手前に停泊中の実習船も入れて、ちょっと変化のある画面にしてみた。  2011/7/21記
    
                     
神戸港に停泊するイタリアイタリア船籍のコスタクラシカ       ポストカード水彩スケッチ 2009年 118x165cm
新しい著書「神戸街角ものがたり」に掲載されているスケッチの中から、神戸港のスケッチです。ポートアイランドから第4突堤のポートターミナルに停泊するクルーズ客船を描いたものです。第1回の街・旅・絵日記講座で、みなさんといっしょに描きました。2011/4/1記
■「神戸街角ものがたり」所収
                                  

                                                                  

外航客船
クリスタルセレニティ



2004年、神戸港に寄港したクリスタル・クルーズ社のクリスタル・セレニティは、バハマ船籍のクルーズ船で、2003年に就航したばかりの新造船です。68,870t、キャビン(客室)は548室、そのうち85%の部屋にプライベートバルコニーが備えられています。1,000人余りの乗客に対し乗組員は650名、ゆったりと、行き届いたサービスで知られています。船尾から見るとその圧倒的な量感に目をみはります。

ポストカード水彩スケッチ 「外航客船クリスタルセレニティ」 2004年 (120x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「スピリット・オブ・オセアヌス」 2006年 (12x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「ふじ丸 神戸港第4突堤」 2006年 (106x165mm)

水彩スケッチ 「神戸港第1突堤に停泊する帆船「日本丸」」 2008年  120x165mm

神戸港第1突堤に
停泊する
帆船「日本丸」


工房の部屋のベランダからは、神戸港の西側半分が見えます。数日前から第1突堤に帆船「日本丸」が停泊しています。夜はマストをつなぐイルミネーションがきれいです。
2010/6/21記                                                    

志摩大王崎
燈台の見える丘から
波切漁港


三重県の志摩半島の突端、大王崎の波切という町は、海や岩場、港や灯台、そして、坂道と傾斜に重なるように建つ民家…と、絵のモチーフにはこと欠きません。昔から多くの絵描きや写真家が訪れる場所として有名でした。2年前のちょうど今ごろ、スケッチをされるみなさんと、スケッチ旅行にでかけました。高校の美術部で、2回ほど来たことがありましたが、あれから40年、私にとってはなつかしい旅となりました。しかし、私の思い出の中の町とは、すっかり変わっていました。最初に描いた波切の漁港も、当時と較べると、整備されてきれいになっています。絵を描くために訪れた者にとっては昔の使い古された味のある町並みが残っていればと思うのですが、地元の人々の生活を考えれば、勝手な思いですよね。
「経済人」2009年8月号

客船コスタ・クラシカ
神戸港第4突堤



きょう2010年4月19日、神戸港第4突堤、ポートターミナルにイタリアのコスタ・クルーズ社のラグジュアリー・クルーザー、「コスタ・クラシカ」が、入港停泊しています。52,926t、全長220m、母港はジェノヴァ。上海発着14泊クルーズで神戸に寄港しました。3,4月は春の観光シーズンで、神戸港にもたくさんのクルーズ客船が姿を見せます。4月に入ってからだけでも、「ノーティカ」、「アムステルダム」、「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」など、3万トンから7万トンクラスの大型の客船をはじめ、日本の「飛鳥U」、「ぱしふぃっく・びいなす」が100日余りの世界一周クルーズに向け神戸を出港し、「にっぽん丸」や「ふじ丸」も頻繁に入出港しています。このスケッチは昨年の秋に神戸港に寄港した時に描いたものです。

琵琶湖汽船ミシガン 浜大津で     水彩スケッチミニアチュール   2013年    120 X 165 o 
関西経済連合会発行の「経済人」2013年6月号表紙「スケッチ紀行―歴史を歩く」は滋賀県の浜大津の町を歩いたスケッチで構成した。3枚目のスケッチは、琵琶湖を周航する観光船。明治の中頃に北陸と鉄道がつながった長浜と大津の間で日本初の鉄道連絡船が運航されるようになり、当時就航した「太湖丸」は日本最初の鋼鉄船であった。戦後間もなく「玻璃丸」という船で「たそがれショーボート」運行された。絵の遊覧船は1980年代に建造されたものだが、デザインと名前は、かつてのショーボートに由来しているものらしい。  2013/07/10記
■関西経済連合会発行「経済人」2013年6月号表紙に掲載

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ポストカード水彩スケッチ 「COSTA CLASSICA 神戸港 港島北公園から」 2009年 120x165 mm  

ポストカード水彩スケッチ 「サガ・ルビー」 2006年 113 x 160 mm  

神戸 ハーバーランドから旧居留地方面          2011年 240x320o
2011年11月のNHK文化センターの短期講座「安田泰幸の街角水彩スケッチ−神戸編」はハーバーランドで描いた。1回目が異人館だったので次は港。あいにくこの日はどんよりと曇って光が鈍い。おまけに冷たい風も吹いていて、スケッチにはつらいコンディション。ポートタワーやホテルオークラを画面にいれて描いていただいた。ちょうどカラフルな船体の練習船が接岸していていいアクセントになった。 2012/1/5記  

                    

ポストカード水彩スケッチ 「外航客船クリスタルセレニティ」 2004年 (120x165mm)

水彩スケッチ 「志摩大王崎 燈台の見える丘から波切漁港」 2008年  157x202mm