梅小路蒸気機関車館 扇形車庫のC1164,9633,B2010,C622 京都 
水彩 2011年  ポストカードサイズ  165x240o

財団法人全国建設研修センター発行の「国づくりと研修」129号の表紙は、京都の梅小路蒸気機関車館。裏表紙には解説文と3点のスケッチ。その一つが、扇形車庫で展示されている機関車。C11形と9600形、B2010、そしてリフレクタにツバメのマークが入った、C62形2号機。館には現在17形式19両が保存されていて、そのうち7両が、動く状態での保存。その中には「SLやまぐち号」や「SL北びわこ号」など、実際の営業運転で、いまも本線を走る機関車もある。 2012/1/27記
財団法人全国建設研修センター発行 「国づくりと研修」129号 裏表紙に掲載           

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富山ライトレール
ポートラム 
岩瀬浜駅で


富山駅北から岩瀬浜まで、7,6kmを走るポートラムは、コンパクトでスマートなデザインの2両編成。環境にやさしいまちづくりに取り組む富山市の象徴です。終点岩瀬浜でスケッチしたものです。車体の床の高さは30cm。日本一段差の少ないバリアフリー車両で、静かで騒音も少なく、軌道も芝生化されているところもあります。ヨーロッパの古い都市では車の市内乗り入れを規制し、市民が安全で、便利で、静かで、二酸化炭素を出さない路面電車を利用する風景が定着しつつあります。高度成長時代に路面電車をなくしてしまった日本の多くの都市も、考えなければなりません。
                          財団法人全国建設研修センター刊
「国づくりと研修」127号裏表紙に掲載
 
                                                    

富山ライトレール
ポートラム 
岩瀬浜付近


富山駅北から岩瀬浜まで、7,6kmを走るポートラムは、コンパクトでスマートなデザインの2両編成。環境にやさしいまちづくりに取り組む富山市の象徴です。終点岩瀬浜近くの運河では、雪を頂いた立山連峰をバックに颯爽と走ります。スケッチに出かけたのは4月中頃、まだ桜の花もm残っていました。







財団法人全国建設研修センター刊
「国づくりと研修」127号表紙に掲載 
                                                    

JR神戸駅

明治時代の初め、1874年のきょう5月11日、大阪―神戸間約33kmの鉄道が、日本で2番目に開業しました。この日大阪駅などとともに神戸駅も開業してます。当時は煉瓦造りだったそうです。ちなみに日本で最初に鉄道が開業したのは1872年新橋―横浜間約22kmでした。1889年には、新橋―神戸間東海道本線の原型が全通し、神戸駅も2代目に建てかえられました。そして1930年に3代目となる現在の駅舎が完成しました。当時最新の設備を備え、貴賓室などもあったそうです。現在、国の登録文化財に指定されています。
(2010年5月11日記)


「経済人」2006年3月号表紙掲載

イタリアの
古い電気機関車


かなり以前、イタリアミラノの
ポルタ・ジェノヴァ駅でスケッチした
イタリア国鉄の電気機関車。
車両番号はE636 291。
個人主義のヨーロッパ。
自己責任のお国柄からか。
柵も注意書もない。
「次は○○、お降りの方は
お忘れ物のないよう、
扉にご注意ください。」なんて、
子供に言っているような
親切かつおせっかいな
アナウンスはない。

安田泰幸アート&スケッチ

YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

鉄道のある風景                                       1

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雪の餘部鉄橋

兵庫県の城崎から鳥取に向かう山陰線はリアス式の但馬海岸に沿って、山から山へ、いくつものトンネルを縫うように走ります。香住(香美町)のあたりでは、高さ40mの鉄橋で谷を渡ります。1912年に完成した長さ310mの日本最大規模の鉄橋です。新しい橋につけかえられることになり、全国から注目を浴びている橋です。設計にあたった鉄道庁の技師古川晴一は、当時高い橋脚の鉄道橋で実績のあったアメリカにならい、トラス構造の橋脚をいくつも立ち上げ、上に橋桁を渡すトレッセル式の鉄橋を完成させました。海に近いため、潮による錆の対策が大変で、かつては橋守の家族が線路のそばに住んでいたそうです。完成から100年、もうすぐ赤い鉄の橋脚は姿を消してしまいます。


「国づくりと研修」2003年冬号掲載

箱根登山鉄道
大平台
スイッチバック


2010年3月24日
神戸のポートアイランドでも
桜がきれいに咲き始めました。
あいにく今日は終日冷たい雨が
降っていましたが、花びらに
小さな水滴が乗って、
それはそれで風情があります。
昨日に引き続き桜と鉄道の絵を。
箱根登山鉄道は急勾配を登る
ため、終点の強羅までいくつかの
スイッチバックがあります。
大平台には駅があって、停車中に
運転士と車掌が入れ替わり、
入線したときと反対の方向に
発車していきます。
絵は下から登ってきた電車です。
この駅で停車後、右の方の線路で
上へ登っていきます。


全国建設研修センター発行
「国づくりと研修」2008年春号掲載

街・旅・絵日記講座-高野山 南海電鉄こうや3号          
水彩スケッチ  2011年  ポストカードサイズ 120x162mm 150x210mm

街・旅・絵日記講座の7月は世界遺産高野山。難波駅9時発、南海電車の特急「こうや3号」で。難波から山上行きケーブルカーがでる極楽橋まで1時間半ほど。座席指定で、ちょうど8名だったので2列、イスを前後向い合わせにして。橋本を過ぎると山を登りだす。かなりの登り、小さなカーブの連続。車窓は立ちはだかる山に点在する民家など、景色がどんどん変化する。極楽橋から、山上まではケーブルで5分。この高野線の山岳区間には、めずらしいトレッスル式の鉄橋や山中の駅、ケーブルカーの施設などがあり、近年、近代化産業遺産として認定された。そのうちの一つ紀ノ川橋梁が先の台風12号で壊れたと、ニュースで聞いた。  2011/9/17記

水彩スケッチ 「箱根登山鉄道 大平台スイッチバック」 2008年 120 x 165 mm  

箱根登山鉄道
箱根湯本駅
80パーミル


鉄道ファンならよくご存じの
80パーミル(1,000m行く間に
80mのぼる勾配)を登る電車。
線路と車輪の摩擦だけで進む
粘着方式の鉄道としては、
日本で最も急な勾配だそうだ。
車輪を軋ませてゆっくり登る姿は
健気な感じがして、思わず
「ガンバレ」と声をかけたくなる。







全国建設研修センター発行
「国づくりと研修」2008年春号掲載

磐越西線普通列車    水彩スケッチ 1998年 ポストカードサイズ100X147 mm
著書「れんが・街ものがたり」 を執筆していたころ、東北地方の煉瓦の名建築をたずねて、数日間のスケッチ取材の旅をしたが、喜多方に向かう際、会津若松まで乗ってきた列車。
■著書「れんが・街ものがたり」に所収                                             

梅小路蒸気機関車館 C55形 C551 京都          
水彩 2011年  ポストカードサイズ  165x240o

財団法人全国建設研修センター発行の「国づくりと研修」129号の表紙は、京都の梅小路蒸気機関車館。裏表紙には解説文と3点のスケッチ。2点目は扇形車庫に展示されている保存車両の一つ、C55形の1号機。昭和のはじめ、1935年に神戸の川崎車両で製造され、北海道で活躍していた、中型の旅客用機関車。1979年に車籍を抹消されるまで、320万km、地球80周にあたる距離を走ったという。車庫にあぐらをくんで座り込んで描いたが、蒸気機関車のスケッチは子どもの頃を思い出させてくれ、この歳になっても楽しい。 2012/1/28記    
財団法人全国建設研修センター発行 「国づくりと研修」129号 裏表紙に掲載           

梅小路蒸気機関車館 京都          水彩  165x240o
財団法人全国建設研修センター発行の「国づくりと研修」129号の表紙は、京都の梅小路蒸気機関車館。旧国鉄梅小路機関区に、1972年、鉄道開業100周年を記念して設けられた。新幹線開通後、高度成長時代の交通体系の変化で、急激に姿を消していった蒸気機関車を保存する目的でつくられた。1914年に建てられた扇形車庫は、クレーンなど修繕・整備用の設備もそろい、国の重要文化財に指定されている。スケッチに出かけたのは9月。広場で社会見学の小学生たちが弁当を広げたり、家族連れが展示車両の運転台にのぼったり、鉄道マニアが熱心に写真を撮っていたりと、思い思いに蒸気機関車とふれあっていた。 2012/1/26記    
財団法人全国建設研修センター発行 「国づくりと研修」129号 表紙に掲載           
喘ぎながら坂を登るC62形蒸気機関車           ポストカードサイズ 120x165o
パナソニック電工の2012年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-勇気」の1月は、「歩み続けてこそ道はひらける」という言葉に、往年の名蒸気機関車C62が雪の峠越えのため煙を吐き、蒸気を噴き出して坂を登る絵を合わせた。「思案にくれ立ちすくんでいても、道は開けない。心をさだめ、懸命に前へ前へ、休まずに歩めば、道はきっと開けてくる」・・・。身につまされる言葉である。ことし一年、前向きに取り組んでみようと思う。 2012/1/3記  

パナソニック電工2012年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-勇気」1月
に掲載
                    

保津峡をぬけ亀岡へ          水彩スケッチ  2002年  ポストカードサイズ 137x180mm 
近畿地区信用金庫協会発行の「いこい」2011年秋号には嵯峨野トロッコ列車が保津峡をぬけ亀岡の駅に至る情景を描いたスケッチが掲載されている。トロッコ列車を運行している嵯峨野観光鉄道は、1989年に山陰本線が京都の嵯峨駅と亀岡の馬堀駅の間が電化・複線化で新線に換えられた際、景色が素晴らしい保津峡に沿って走る旧線を観光用にして営業している。ぼちぼち嵯峨野の紅葉も見ごろの季節になる。11月の街・旅・絵日記講座は大覚寺で紅葉を描こうと、企画中。 2011/11/3記

近畿地区信用金庫協会発行「いこい」2011年秋号表紙に掲載。
■関西電力発行「わっと」2002年12月号表紙に掲載。

SLやまぐち C571           水彩ケッチ  2004年  ポストカードサイズ 121x158mm 
9月のはじめに梅小路蒸気機関車館を訪れた。梅小路蒸気機関車館は、展示館でありながら、現役の車両基地でもあり、蒸気機関車の保守・検査・修理も行う。保存車両のいくつかは、今も本線上を営業運転しているもので、この「SLやまぐち」を牽引するC571もその一つ。C57は戦中・戦後にかけて201両製造された旅客用機関車で、完成度の高い美しいスタイルから「貴婦人」と呼ばれた。小学校に通うまで旧国鉄の関西本線港町駅(現在のJR難波駅)のそばに家があり、蒸気機関車は身近であった。この駅から東京へ行く急行列車もあり、それらを牽引していたのがC57やC58だったそうだ。  2011/9/28記
               
■松下電工卓上カレンダー に掲載
       
 
C612 京都・梅小路蒸気機関車館          水彩ケッチ  1998年  ポストカードサイズ 120x165mm 
9月のはじめに梅小路蒸気機関車館を訪れた前回ここへ来たのは1998年の9月であった。このときもカレンダーの絵柄に使うスケッチの取材であった。そのとき描いた機関車がC61.。戦後33両が製造された大型旅客用機関車で、特急列車などを牽引していた。動く状態で保存されており。この日もカマに火が入っていた。   
       ■松下電工卓上カレンダー
■「経済人」2001年12月号 に掲載
       

                                          
 

9600形 京都・梅小路蒸気機関車館          水彩ケッチ  2011年  ポストカードサイズ 120x165mm
9月のはじめ、ウィークデーに梅小路蒸気機関車館を訪れた。旧国鉄の梅小路機関区の扇形車庫は重要文化財に指定され、貴重な転車台があり、資料展示館は明治時代に建てられた現存する日本最古の木造駅舎である旧二条駅舎が使われている。それらを描きに行ったのだが、動態・静態の蒸気機関車も17形式19両が保存されていて、今回はC55と「キューロク」9600形を描いた。9600形は大正時代に770両製造された当時を代表する貨物列車用蒸気機関車で、日本で最初に量産された機関車だそうである。デフレクタのない素朴な姿で、子どもの頃から好きな機関車だった。 2011/9/23記       
                                          
 

和歌山電鉄貴志川線 たま電車       ポストカード水彩スケッチ 2011年 120x165mm
関西経済連合会発行の「経済人」3月号-スケッチ紀行・歴史を歩く-の和歌山県紀の川市のスケッチの5枚目は
和歌山電鉄の人気車両「たま電車」です。2006年に貴志川線が南海電鉄から和歌山電鉄に経営譲渡された際に南海電鉄から受け継いだ車両を改造した2270系電車です。昨日掲載したスケッチ、貴志駅のたま駅長をモチーフにした車両で、JR九州の車両デザインで知られる水戸岡鋭治というインダストリアルデザイナーのデザインになるものです。ほかにいちご電車やおもちゃ電車などがあり、話題になって、地方交通の活性化に寄与しています。2011/4/8記                        
■関西経済連合会刊「経済人」2011年3月号に掲載
                                                                  

ポストカード水彩スケッチ 「富山ライトレール ポートラム 岩瀬浜駅で」 2010年 (120x165mm)

水彩スケッチ 「富山ライトレール ポートラム 岩瀬浜付近」 2010年 (165x239mm)

 「餘部鉄橋」 2001年 158x239mm

ポストカード水彩スケッチ 「JR神戸駅」 2006年 123x167 mm  

ポストカード水彩スケッチ  「イタリアの古い電気機関車」 1992年 100 x 156 mm  

ポストカード水彩スケッチ 「箱根登山鉄道 箱根湯本駅出発」 2008年 120 x 165 mm