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昭和49年10月15日発行 市政だより あかし 215

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総合選抜制の実施について(九) 教育水準の低下なし
昭和49年10月15日発行 市政だより あかし 215

(問) 県立三高校の教育施設や設備には差があるのですか。
(答) 普通教室をはじめ体育館や視聴覚室などの特別教師はすべて設置され、設備も整っています。
 三高校の伝統や校風のちがいはあっても、施設や設備には変りありません。
(問) 先生の人事の交流や各高校で使う教科書の程度はどうなるのですか。
(答) 名門校といわれる高校だけに優秀な教師が集まっているということはありません。教師の経験、指導力等についつても変わることはありませんし、新しい制度に移るので教師をばらすことは考えものです。三高校とも質的に同じ教師なので、大きな人事異動の必要性はないのです。

 教科書については、各高校によってどの教科書を使うかを決定していますので、現在、異なったものを使っていますが、すべて国の検定を合格したものを採用しているので、内容や質について変りありません。
 また、各教科の授業時間数など教育課程については、特定の科目の授業時間数が学校によって格差がでないように、三高校間で資料交換を行ない検討を進めております。
(問) 総選が実施されますと学力的に幅広い生徒が入学しますが、教育水準が低下しませんか。
(答) 総選制を実施している西宮、長崎、佐世保市などの例によりますと、これまでとちがって学校側の取組みが前向きになり、学力の面ではむしろ大学入学者が増加しているという報告があります。


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