(問) 総合選抜制を実施すると、各高校の伝統、校風がなくなりませんか。
(答) 学校間の格差をなくしてゆく総合選抜と校風づくりとは異質のものです。古くてきびしいものや新しくていきいきとした自由な校風は、入学した生徒が基礎になって、つくっていくものです。
(問) 総合選抜制を実施すると私立高校や単独制学区へたくさんの生徒が流れていくのではないでしょうか。
(答) 志望の自由からいえばどこを受けてもよいわけですが、五十一年度の西部高校新設もひかえ、地元の高校は地元の手で育てていくというのはあたりまえのことではないでしょうか。それがひいては総合選抜制を成功させる一つのキイ・ポイントになると思います。
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