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昭和49年8月15日発行 市政だより あかし 211

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総合選抜制の実施について(七)−総選制そこが知りたい−
昭和49年8月15日発行 市政だより あかし 211

(問)総合選抜制において志望校は、どのように考慮されますか。
(答)可能な範囲で生徒の志望が生かされるよう考えていますが、志望が認められる場合と認められない場合があります。これは成績群による学力均等方式を採用するからです。具体的には次のようになります。
(1) ある成績群は、群の人数が九十人で、その志望内訳は下の表のようだったとします。この群から三高校へは三分の一(三十人)ずつが配分されることになります。
(2) 志望が少ないP、Q高校
P、Q高校はそれぞれの志望者が、この成績群から配分される三十人より少ないので、志望者はそのままP、Q高校へ入学が指定されます。

(3) 志望が多いR高校
R高校は三十人のところ志望者が五十人あります。したがって三十人の志望は認められ、他の20人はP高校へ十五人、Q高校へ五人配分されることになります。このような場合は次の原則にしたがって入学する高校が決められます。

ある成績群の志望内訳
グラフ 90人中R高校の志望50人Q高校の志望25人Q高校の志望15人
 (ア) まずこの成績群内のR高校志望者五十人を出身中学校別に分類し、比例配分に分類し、比例配分によって中学校ごとに志望が認められる数を決めます。例えば五十人のなかにA中学校からの志望者が7人いたとすれば、30×7/50=4(人)、七人のうち四人はR高校への志望が認められます。同じ方法でB,C,D…中学校別に志望を認められる数を決定します。
 (イ) 次にA中学校からの志望者七人について、それぞれの通学事情を検討して、志望を認める四人を決定します。他の中学についても同じ方法で決定します。
 (ウ) 志望の認められなかった生徒
 (イ)の結果、志望の認められなかった生徒については、原則としてP,Q高校のうち通学の便利な方法の高校へ入学が指定されるます。ある一つの成績群を例にとりましたが、どの成績群もこれと同じ方法で入学する高校が決定されます。


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