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昭和49年7月15日発行 市政だより あかし 209

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総合選抜制の実施について(六) 総選制 そこが知りたい
昭和49年7月15日発行 市政だより あかし 209

(問) なぜ学力均等方式をとるのですか。
(答) 総合選抜を実施するねらいはいろいろありますが、いちばんのねらいは、三高校間の学力格差を解消することです。学校に対する市民の格差意識をとりはらうためには、学力均等方式を実施して、三高校間へ入学する生徒の学力をほぼ同じにすることに重点を置くことが必要です。
 学力均等方式の実施によって高校間の学力格差が解消され、また西部地区に高校が新設され、整備された段階では、居住地重視の方向へ移行することが考えられます。
(問) なぜ成績群をつくるのですか。
(答) 学力均等方式というと、三高校へ1・2・3・4・5・6と成績順位による機械的な配分を考えがちですが、実際には相当数の同点者ができること、また、選抜時の成績の一・二点の差は学力に相違は

ないことなどから、実際的な方法とはいえません。
 そこで選抜成績のほぼ同じ生徒をまとめてグループから三高ずつ均等に配分するのが実際に適した方法です。この方法によると、ひとつのグループ内の生徒は学力が同じとみることによって、どのグループについてもグループ内の生徒の志望状況を考慮しながら、三高校へ配分することが可能になります。したがって成績群は学力均等配分のなかで、ある程度志望を生かすことができ、明石の実情に適した考え方といえます。
 成績群からの具体的な配分方法については、次回にくわしく説明します。


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