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昭和49年3月15日発行 市政だより あかし 201

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総合選抜制の実施について(三) 県下の高校入試のいろいろ
昭和49年3月15日発行 市政だより あかし 201

 昭和四十九年度の公立高校入試は、あす県下一斉におこなわれますが、今回は県下各地で実施されている選抜制度のいろいろを紹介します。
 まず、阪神間では住居地優先方式の総合選抜制が、昭和二十七年から実施されています。これは、学区内にある高校の、すべての合格者を一括決定し、住居地によって入学する高校を指定する方式です。また、但馬地方では連携校方式といって、通学距離や交通事情などで、高校別に進学できる中学校がきめられています。
 どちらの方法も、特定の高校に志願者が集中し、高校間の格差の拡大や、定着を防ぐのが、ねらいです。

 なお尼崎、西宮両学区では、志望入学を昨年まで、各高校の入学定員の二十パーセント認めていました。しかし、総合選抜をさらに徹底させるため、昭和四十九年度から志望入学を十パーセントに減らしています。
 神戸、姫路、加印等の地域でも、入試改善の方法として総合選抜制への移行が、現在検討されています。
 明石市内の県立三高校でも、昭和五十年度から学力均等方式による総合選抜制が実施されます。
 この具体的な方法や、学力均等方式をとる理由等については、次号以下でくわしく説明します。

※備 考
 市内三高校への志願者は千六百八名で、明石高校五百二十三名、明石南高校五百三名、明石北高校五百八十二名となっています。また、他地区よりの流入は三百三十五名で、昨年にくらべ七十五名減っています。


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