
1 屋根を葺き替える場合、工期はどのくらいかかりますか?
- 11 施工する屋根材にもよりますが、たとえば現状が日本瓦で、新しく洋風平板瓦にする場合で、屋根面積100uなら、約1週間もあれば仕上がります。
また、雨が家の中に入らないように、十分養生しながら行いますので、基本的に仮住まいは不要です。
2 屋根材を葺き替える時期はいつですか?また屋根材の寿命は何年ですか?
- 【現状日本瓦葺きで、「土葺き(瓦と野地板を土で挟む)工法の場合】
現状日本瓦で、釘を使わずに粘土で瓦を固定する、「土葺き」の場合で、雨漏り、土の流れ、瓦のずれが多い場合には、葺き替えをおすすめします。
現在の瓦は、ステンレス釘で屋根側の、野地板と瓦桟に固定することができます。台風や地震につよく、長持ちで安心です。
ちなみに古い瓦でも素材自体、良質なものは何百年ともちます。[土葺き」でも多少のずれの場合は、部分補修でも対応する場合があります。
- 【施工後30年前後の瓦屋根で、瓦にヒビが入っている場合】
焼き物系の瓦で、20〜30年ほど前に製造された中に、焼成温度が低く、経年変化により、表面がもろくなったものがあります。この場合の美観上良くないことと、瓦の表面から水が浸透して、屋根の野地板を傷めている場合があります。この場合葺き替えをおすすめすることがあります。
ちなみに現在の焼き物系の瓦は、1000度以上の高温焼成を行っており、品質は格段に良くなっています。
- 【石綿スレート瓦で、美観上塗装の必要がある場合】
旧)カラーベスト、フルベストなど、いわゆる化粧石綿スレート瓦は、10年程で表面塗装が劣化し、美観上良くないので、再塗装される必要があります。(定期的に再塗装する、コストがかかります)
古いスレート瓦は、アンテナのメンテナンスなどで、上にあがると基材がもろくなっているため、簡単に踏み割れることがあります。ただこのように、割れたり、ヒビが入らなければ、防水性はあるようです。
美観上再塗装を考えなければならない場合、また割れ、ヒビが目立つ場合、葺き替えを、検討されてもいいと思います。
3 屋根材はどんなものを選んだらよいのですか?
- 【現状が日本瓦・陶器質の瓦・セメント瓦(平板厚手のもの)】
屋根野地板の、劣化状態の診断が必要ですが、あらゆるデザインのかわらの中から、お好みのものを選んでいただけます。
【現状が化粧石綿スレート板・瓦棒(いわゆるトタンの屋根】
陶器瓦に葺き替える場合、構造が荷重に耐えられる必要があります。
軽量瓦をおすすめします。
⇒「かぶせ葺き」を検討される場合、金属瓦が最適です。
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