南丹市議会議員
八木 眞

 

 平成21年度予算総括

平成21年度予算委員長報告、総括
我が国の経済状態、国際金融不安は100年に一度という、未曾有の危機の渦中にあります。消費も低迷し生産や輸出が激減する中、雇用情勢が急速に悪化している。また国、地方あわせた長期債務残高は、21年度末には804兆円以上に膨れ上がる見込みであり、財政規律維持上、改革を維持するものの税収の落ち込みなどは激しく、新規国債発行額は40兆を越えるものとなる。このような厳しい情勢下での21年度予算策定、提案となった。市長は南丹市を、新総合振興計画を推進する経営体として安定した財政構造への変革と市の将来像(森・里・街がきらめくふるさと・南丹市)の実現ための予算とするとした。
これを受け、議員全員による(議長を除く)予算特別委員会を立ち上げ各常任委員会を分科会として、審議をした。今日の厳しい経済事情は南丹市も例外ではない、この地域経済事情と合併4年目を迎える節目に、より一層の一体感の醸成、合併効果、対応可能な市民サービスが提供できる施策の推進、持続可能な財政運営、次世代を担う子育て支援策の取り組みなどを基本審査姿勢とした。委員会に付議された議案54号から63号までの一般会計をはじめ8つの特別会計予算および1企業会計の審査と経過概要は、のべ6日間の各分科会の審議の結果、54号、55号、62号は賛成多数。議案56号から61号まで、および63号は賛成全員によって原案可決すべきものとした。審査過程で指摘された意見や要望については充分精査をし、予算執行に当たっては1円たりとも血税としてのコンプライアンス(法令順守)と市民へのデスクローズ(情報公開)を徹底することを望むものであります。また常に市長の各予算に対する経営理念を明確に市民に伝えることが必要と考える。