南丹市議会議員
八木 眞

 

 
 地域活性化交付金は有効に使われるのか?

昨年12月第一回緊急経済対策として5億数千万の生活安定交付金、また6月には7億4千万の地域活性臨時交付金が南丹市に国から交付された。この交付金は緊急経済対策として通常一般会計予算以外の即経済波及効果の上がる事業に投資することを目的とした。もちろん借金返済や基金積み立てとし残してはならないことが原則である。南丹市においては有効に利用されようとしているのか。今回の臨時議会での提案内容を見ると、学校耐震補強工事、簡易水道石綿管取替え工事、各小学校電子黒板の設置などが主な使い道となっているが経済効果が高いか疑問がのこる。子供を持たない人、学校に関係の無い人にとって恩恵を受けられない。もっと一般性のある施策にも投資すべきではなかったか。今後も22年度予算にどのように影響するのか追跡せねばならない。又この議論のなかで学校関係の諸設備改善補修など計画的な施策の中長期計画が立案されていないことが明白になった。早急に立案し成文化することを約束した。総合振興計画室は行政全般のお金の使い方を常にチェックせねばならない。もう教育行政についても聖域ではない。