コンセプトはCafeと温泉 旅館ではなくRYOKANな宿

湯郷温泉 湯郷観光ホテルかつらぎ 湯郷温泉 湯郷観光ホテルかつらぎ
お湯の満足度
不満足 大満足
秘湯レベル
普通 秘湯
総合評価
悪い 良い
温泉施設名
 湯郷観光ホテル かつらぎ
住所
 岡山県美作市湯郷800
アクセス
 中国自動車道美作IC下りて約10分  
泉質
 ナトリウム・カルシウム塩化物泉
効能
 消化器病、神経痛、リウマチ、貧血症、婦人病、皮膚病 
お風呂データ
 男女別内湯2(気泡風呂1) 露天風呂1 
備考
 より詳細は    



岡山県の北部、美作地方にある 湯原 奥津 湯郷
これら3つを総称して、美作三湯って呼んだりもする。
流石にどれも「いい湯だな〜」と感じるお湯が沸いているのだが、
今回は湯郷温泉で面白そうなお宿を発見したので、そちらに泊まってみることにした。

湯郷温泉かつらぎ
テーマはCafeとジャズと温泉

何だかモダンでお洒落な感じがしませんか?
今でこそ誘われればケントスやブルーノートといったJazz Barにも行くようになりましたが、
いいなと思える程度で、全く詳しくはありません。

「ジャズは聴くの?」って聞かれたら「ケニー・Gって答えておけば間違いないよ」って教えられたあの日のままではありますが、
心地よいJazzのサクソホン、お喋り好きな私にとってのCafe そして温泉 食指引かれるお宿じゃないですか〜。

ふわりと香るお香が漂うメインロビーではJAZZが流れており、うんお洒落♪
木目を基調としたモダンな内装も感じが良いし、新しいタイプの温泉宿だなって一目瞭然に感じる。

さてさて温泉の方は、無味無臭無色のお湯なので、さして温泉だぁ!
って感じはありませんでしたね。
ちょっぴり塩素の臭いが強かったのかな?それが気になってしまう。

気になると言えば、大浴場にかかっていた のれん
湯郷観光ホテルになってるんですね?
実は老舗旅館がモダンテイスト化して生まれ変わったお宿とのこと。

長湯が楽しめそうな適温の露天風呂に浸かりながら、温泉宿の生き残りも大変だよなぁ〜。と人事の様に呟いてしまう。
言わば、このかつらぎもターゲットを女性やカップルに絞った宿。
最近ではあちこちの旅館がやれエステだ貸切風呂だ、お部屋にアロマだ、レディースプランだと女性のニーズに対するプランの充実に躍起、かつてバブル期の男性団体客歓迎ムードはどこ吹く風、今では女風呂の方が充実しちゃってるお宿なんかもあるし・・・
それ故に、今だからこそ裏を返せばひなびた温泉宿の方がのんびりとくつろげ、癒されたりするのではないだろうか?
なんてのたまったりすれば、すっかり逆上せあがってしまった。


夕食は別室の掘り炬燵にて作州豆や豆腐など今流行の創作料理からなる会席で楽しめる。
浴衣を着て食事をしている人が少ないよなぁ〜、
こういった雰囲気が、大阪で例えるなら仕事帰りに堀江や南船場と言ったお洒落な場所で食事している様な気にさせたりもする。

食後はロビーで行われるピアノコンサートに耳を傾け、
併設するSAMOURAIというお洒落なショットバーでは、いつもと同じ様にほろ酔い気分にもなったりしたのだが・・・だが・・・
だが・・・何か違う、旅先で味わう何かが違う。
そう、いつもと同じ いつもと同じ様に・・・
そっか、いつもと同じじゃないか・・・
だから違和感を感じていたんだ。
JAZZは確かにいい、でも梅田のジャズオントップに来たんじゃないんだもん、温泉に来てんだもん

温泉とCafeとJAZZの三位一体が今までにない新しい感覚を与えてくれる温泉宿、それがお洒落なRYOKANの持ち味なんだろうけど
都会の喧騒を忘れる為に温泉にやってきた者にとっては、
スタッフの方が私服であったり、仲居さんがいなかったりする旅館にはやっぱり抵抗があるのかもしれない

話が噛み合わない仲居さんだったとしても、お布団を引いてもらっている間の妙な空気が苦手であっても、
アナログな私にとっては地元の文化を仲居さんの口から教えてもらったり、
どこか懐かしい感じのおもてなしが漂う旅館の方が合ってるのかもしれない。

ただ、補足までに ホテルかつらぎはモダンなおもてなしが充実したお洒落なRYOKAN
サクソホン・グランドピアノの音は最高
故に、カップルや女性同士で訪れるには申し分ないお宿だと思います。


湯郷温泉ゆ〜らぎ橋  円仁法師と白鷺伝説が残る湯郷の泉源
ゆ〜らぎ橋の噴水 円仁法師と白鷺像

湯郷温泉街での見所は・・・
湯郷温泉がんばれ〜!