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井関温泉(仮)








秀吉が寵愛した関西屈指の名湯 有馬温泉


お湯の満足度
不満足 大満足   
秘湯レベル
普通 秘湯   
総合評価
悪い 良い   

温泉施設名
野湯 洗濯場の湯 
住所
和歌山県和歌山市那智町
アクセス
和歌山南部から県道43号線を内部に入り 岩鼻温泉を5分ほど越えた辺りで右側斜面に注目。金タライが目に付けばそこです! 
泉質
硫黄臭は鼻につきますが、単純泉ぽかった気もします・・・???
効能
スロ〜な時間を感じさせてくれる。 お婆さんが現れれば郷愁を誘われます 
入浴料
営業時間
(無休)
24時間無休無料の野湯ですが、村の生活共同湯でもありますので、節度ある入浴を心がけましょう。





岩鼻温泉を越え、さらに県道43号線を那智の滝方面に走らせていくと、

田んぼの脇、山ふもとで洗濯をしているお婆さんの姿に目が留まります。

その洗濯場こそが、遠方の温泉マニアをも引き付ける

井関温泉

車を道路脇に止め、洗濯場へと続く小道を歩き始めました。


タライで洗濯しているお婆さんに近づくにつれ、

昔話の国にタイムスリップしたかのよう。

今にも川上から桃が流れてきそうなシチュエーション。

車窓からこの光景を見るほとんどの方が、大晦日に洗濯とは頭が下がりますって感じなんだろうね?

しかしながら、お婆さんの手元には白い柔らかな蒸気が立ち込めているのです。

そう、パイプから勢いよく流れ出ているモノ。それはまぎれもなく温泉。

「こんにちは」、お婆さんに声をかけてみました。


外気の寒さに引きつったお婆さんの表情が一瞬和らぎ、

「その椅子にかけなさい」と指さした方向に視線を送ると

よく家庭の風呂場に置かれてある、プラスチックの腰掛け椅子が置いてあったのです。

正直、数々の温泉マニアの方達が全裸になってこのタライで入浴、いや行水を行っているので、私もその仲間入りになりたかったのですが、

お婆さんの「夏なら裸になる人もおるが、今は足湯じゃ」

の呟きに「でも・・・」とは釘を刺す事など出来ず、

足湯と、爺さんの作業着を洗うお婆さんとの会話を楽しむ事にした。

足元がホッコリしてくると同時に、

徳島の山中で婆ちゃんとよく一緒に湯船に浸かった、

そんな郷愁を覚えさせるお湯でありました。




温
遊 泉
人