神殿と葬祭殿

世界遺産

         アブ・シンベル神殿 約3300前の王朝ラメセス2世建造の大岩窟神殿
☆エジプト観光の目玉「ギザのピラミット」と共に どうしても見たいと思った遺跡は アブ・シンベル神殿でした。神殿はカイロから
  南へ約1200km ヌビア砂漠を駆け抜け エジプトの最南端スーダンとの国境に近く かなりハードなアプローチでした。

☆大神殿をみて先ず驚いたのは 正面のラメセス2世自身の高さ20mの巨像です しかも4体ありました 中には 神の姿をした
  ラメセス2世の立柱像が8体あり 壁の至るところに壁画やレリーフが彫られていました その中でもラメセスが 戦車に乗り弓
  を引き敵と戦う姿は迫力があり 権力、自己顕示欲の強い王の姿が窺えました  実際に身体が大きく強い王であったと伝え
  られています。 

☆神殿で特筆すべきは 一番奥の神の部屋に4体の神の坐像が飾られている その一体はラメセス2世自身の神と並んだ坐像
  でした しかも小さな入り口から 年に2回 朝日が差し4体に朝の光が当たる様に計算され、設計されている事です これは
  天文学が進化していた証拠だと驚嘆しました。

☆ナイル川の果てにこれだけの巨大神殿を造らせたラメセス2世は偉大な権力と資力を持ち 私生活では 94歳まで生きていて
  300人近い子孫を残したと言う伝説もある。
  彼のミイラはカイロ博物館に保管されています 拝顔しましたが3300年前の偉大なるファラオ(王)とは すぐには信じ難く
  複雑な気持ちでした


☆小神殿はラメセス2世が 「王妃ネフェルトアリ」のために建造した岩窟神殿 大神殿と比べると小さいが 王と王妃と並んだ
  立像の足元に子供の立像が彫られているのは見ものでした。
モスクへ

アブ・シンベル大神殿             アブ・シンベル小神殿

カルナック神殿

ルクソール神殿

ハトシェプスト女王葬祭殿

                   エジプト最大のカルナック神殿
☆古代エジプトでは王は神の庇護のもと神に近づくと言う思想から 時代のファラオ(王のこと)はこのカルナックの地に神殿
  神像、オベリスク(王にしか建てられない先端の尖った石柱)等を寄進して次第に大きな神殿となった。

☆参道には 羊の頭をしたスフィンクスが40頭並び 入り口を入るとラメセス2世の立像、トトメス1,3世の祭殿やオベリスク
  が建造されている 奥には 高さ23mと15mの巨大立柱が 実に134本建ち圧倒される。 
              ルクソール神殿はカルナック神殿の付属神殿
☆夕日に映える神殿は やがて薄暮となり 南国特有の「南十字星」が輝き 幻想的な夜となりました。 また内部の壁一面
  には 当時の儀式や生活が絵や象形文字で描かれていました。
 
☆この壁画の一部を HPの壁紙に使用させて頂きました。
              エジプト初の女王 ハトシェプスト女王葬祭殿
☆トトメス2世の王妃ハトシェプトは 夫の死後まだ幼い トトメス3世の摂政として 髭をつけ男性として王座につき 20年
  間 交易外交に力を注いだ エジプト初の女王。

☆山の岩壁の傾斜を利用した葬祭殿は エジプト古代建築の傑作と言われている 周囲にはファラオ(王のこと)の立像
  や
 オベリスクなどで守られていて ここで色々な儀式や葬祭が行われていたことが記録に出てくる。

旅行企画会社と現地の資料を参考にさせて頂きました

写真はクリック拡大して見て下さい

<戻る>