10日目〜11日目(2003.1.1 Wed.〜1.2 Thu.)
本日のスケジュール
ウィーン国際空港 フランクフルト空港 関西空港
10:50 (LH740便) 12:25 13:15 (LH740便) 機中泊 8:40
行き先マップ
年が明けて1月1日。元旦である。オーストリアの新年の迎え方はよくわからなかったが、ホテルでは12月31日に新年の飾り付けを行い、外では年が開けた瞬間、花火がドンドンとあがっていた。しかし、朝起きて食事に行くと、すでに正月の飾り付けが片付け始められており、いつものような朝食をとるのであった。特に、朝食に雑煮が出るわけでもなく、餅もおせち料理もないのである。(あたりまえか?)
ウィーンインターコンチネンタルホテルには、日本人がたくさん泊まるだけあって、今日も和食の朝食があったのだが、やはり正月といえども『郷に入っては郷に従え』で、パンにコーヒー、ソーセージといった朝食にした。
ウィーン最後の食事になるという実感はあまりなかったが、今日帰らないといけないんだな〜という寂しさは感じていた。こちらの生活に慣れてくると帰りたくなくなるどころか、ここで一生過ごしたいという気になってくる。
そんな気分に浸っている間もなく、ホテルに送迎がやってきた。旅行会社でプランを立てたときに帰りの空港までの送迎がついていたので、そのまま頼んでおいたものである。係員は日本人で、やけにせわしない人だった。小さいマイクロバスに詰め込まれ、もうひとつのホテルに寄ってからウィーン国際空港に行くという。
ウィーン国際空港は市街から20kmほど離れている。途中、コンビナートみたいなところを通った。大都市の郊外にはやはり大きな工業地帯があるもんだというのはどこでも同じことのようだ。ずっと曇りがちだったこの旅行でやっと晴れた新年の朝。
もうひとつのホテルに寄って、新婚旅行らしきカップル一組を乗せ、ウィーン国際空港へ。
ウィーン国際空港。フランクフルト空港から見るとかなり小ぢんまりした空港である。私たちの身近なところでは、大阪(伊丹)空港ほどだろう。
係員がもう一組のチェックインにつきっきりになっていたので、私たちは勝手にチェックインを済ませ、係員にさよならを言いショッピングへ出かけた。やはり本場のザッハトルテは欠かせなかった。
ウィーン国際空港出発ゲート。中央にはモニュメントがあり、やはり芸術の国だと感じさせられる。 |
10:50、定刻どおりルフトハンザ航空740便にてフランクフルトへ。フランクフルトまでは1時間半ほどのフライトだ。私がよく乗る大阪〜千歳でも2時間ほどかかるのだから、国をまたいでも国内線感覚なのである。しかも、EU圏内なので出国手続きを済ませるとヨーロッパを出るまでは同じ国のような感じである。
飛行機は窓側が3列のシートになっていて、私たちの他に通路側に30歳ぐらいの外国人男性が座っていた。その男性は、しきりにこちらに満面の笑みを振りまき、どうやら話がしたそうな雰囲気が顔いっぱいに満ち溢れていた。
試しに、「どちらへ行かれるんですか?」と聞いたところ、待ってましたとばかりにマシンガントーク開始!
フランクフルトの近くに住んでいて、フランクフルトに帰るところだという。東南アジアにビジネス半分、バカンス半分で旅行に行っていて、タイやミャンマー、カンボジアあたりに行っていたらしい。日本にも興味はあるが、物価が高いのでなかなか行けないが、いずれ行こうと思っていることなど、いろんな話をした。ドイツの会社員らしいが、正月の休みを1ヵ月半も取っているらしい。そんなこと日本でやったら、クビか村八分は免れないところだろう。
アジアの文化に非常に興味を持っていて、私たちと話しができたことがとてもうれしかったようで、お土産に折り紙で鶴を折ってあげると、大事そうに持って帰ってくれた。
そんな出会いがあり、フランクフルトまでの1時間半はあっという間に過ぎてしまったのであった。
フランクフルト空港。乗り継ぎの時間は50分間。手持ちの小銭があまりなかったことと乗り継ぎの時間に余裕がなかったため、買い物はせずに次のゲートに向かった。フランクフルト空港は、出発・到着を含めると4回訪れていることになる。雰囲気はつかめていたので、迷うことはなかった。 |
13:15、同じくルフトハンザ航空740便にて、今度は懐かしの日本、関西国際空港へ。
機体はボーイング777(トリプルセブン)だったと思う。機内は日本人だらけで、日本に帰ってきたような気分になる。しかし、乗務員は当然ほとんどドイツ人であり、なんとも不思議な空間である。 |
とりあえず、おやつと飲み物が出てきたのだが、ここでもやはりドイツビール!フランクフルトから乗ってるんだから、やっぱりビールでしょう。しかし、こんな写真載せたら、のんべぇのように思われるのではないか?日常の光景ではないのであしからず。 |
夕食。日本線だけあって、やはり『そば』が登場。 |
機内では、疲れがたまっていたのか、かなり寝ていた。朝起きると日本につくんだろう。では、日付が替わるので次の日へ。
朝食。最後の食事である。赤っぽく見えるのは、「赤ワイン」・・・ではない。アイスティーである。この旅では、やたらとビール&ワインを飲んだ。日本に着いたら少しは控えよう・・・ |
楽しかった盛りだくさん新婚旅行も関空到着で無事終了!11日間の長旅でした。お疲れ様〜!
またいつか、ヨーロッパ気まま旅に行くぞ〜!!
関空到着!となりにJALのリゾッチャがいたので、あまり意味はないが写真に収めてみた。いつか南の島なんかに行くことがあるんだろうか? |
完