1日目(2002.12.23 Mon.)


 本日のスケジュール
 関空         フランクフルト空港          マンハイム     ハイデルベルク
 10:10 (LH741便) 14:50 15:54 (ICE509) 16:24 16:33 (RB) 16:44


行き先マップ

 12月23日、今日は出発の日、フライトは関西空港10:10発ルフトハンザドイツ航空LH741便である。
 前日結婚式を挙げたホテルモントレアマリーに宿泊していたので、5:20起床で神戸三宮6:50発の関空行きリムジンバスに乗った。
 関空到着は7:55で、ルフトハンザドイツ航空カウンターへ向かった。すると、『本日向かい風のため、フランクフルトでの乗り継ぎ時間確保のため10分早く出発します』とのこと。10時間以上かかるのに、10分程度早めるだけでいいのだろうか?

 いろいろな手続きを終え、時間があったので朝食を取ることにした。2週間弱日本を離れるので、日本らしいものを食べて出ようと思った。
日本らしいものってなんだろう??
 私は、そばかな?と思い、ミニそば定食にしてみた。

 9:40出発ゲートへ。48番ゲートはかなり南の方なので、シャトルで移動し、飛行機へ。搭乗した飛行機はA340-300型で、300人乗りぐらいだろうか。しかし、中は意外にがら透きだった。正月休みには多少早いからだろうか?中央は4列のシートなのだが、あまりの空席の多さに肘置きを全部立てて伸び伸び横になっている人もいた。

関空にて、ルフトハンザドイツ航空LH741便、A340-300型。全日空との共同運航便である。連休なのに乗客は意外に少なく、待合室もあまり込み合ってはいなかった。出発ゲートに着いた頃にはもう既に機内への案内が始まっていて、すぐに乗り込んだ。

 10:25いよいよ2度目のヨーロッパへ離陸!
さようならニッポン!
 予定では、フライト時間12時間、現地時間14:00フランクフルト空港到着の予定らしい。離陸後、明石海峡大橋を上から眺め、長野方面へ向かって行ったようだ。

遠くに雲の上から顔を出している富士山の姿が見えた。翼と対比するとほんとにちっぽけなのだが、やはり遠くから見ても美しいものである。日本人の誇りだろう。


昼食。本日の昼食は、ステーキ、ポテト、ハム、そば、イチゴのムース、そしてドイツビール。昼間っからビールを飲んで・・・と怒られそうだが、昼食前にすでにスパークリングワインを飲んでいたので怖いもんなしなのである。
日本以外ではルフトハンザ航空しか利用したことはないが、いつも食事がおいしくて、私にとってはお気に入りの航空会社の1つだ。


機内ではおにぎりも出てくる。ドイツの会社なのにおにぎりが出てくるのはうれしいことである。種類も数種類あって、私は鮭を食べた。


 シベリア上空を抜け、朝日が見えてきた。さっき離陸したのが朝だったのに、やや暗くなってから朝日が昇ってきたのは不思議な感覚である。朝10時に日本を出て、12時間のフライトなので、日本時間では夜の10時にフランクフルト着なのだが、現地には昼の2時着なのである。シベリアで朝を迎えた。


フィンランドのフィヨルド。感激である。空から見ると入江がくっきりと見える。いつか氷河を見てみたいものだ。きっと、地球の雄大さを感じるのだろう。


ヨーロッパ本土へ入り、あと2時間ほどで到着という頃に昼食が出てきた。あれっ?さっき昼食食べなかったっけ?というなんとも不思議な感覚である。しかし、ついたら昼の2時なんだから、昼食なんだろう。相変わらずスパークリングワインを頼んだら、品切れとのことだった。仕方ないので赤ワインを頼んだら、客室乗務員に笑われてしまった。『酒飲み過ぎだろう』っていうことのようである。


 現地時間14:25、無事フランクフルト空港に到着。降りる間際に客室乗務員の方にスパークリングワインのボトルをもらってしまった。新婚旅行ということを知っていたのだろうか?英語でよいクリスマス&旅行をということを言われ、それから先、日本へ帰るまでそのビンは持ち歩かれるのであった・・・・
 ドイツへの入国はいたって簡単である。パスポートを見せると、表紙を開く間もなく、何も聞かれず手で『通れ』というような動きをされ、すんなり通過である。日本人だというだけで『もうええわ』っていう感じなのであろうか?
 バゲッジクレームには、数人しかいなかった。日本人は私たちを除くと2〜3人程度だった。みんな乗り継いでヨーロッパ各国へ行ったのだろう。
 フランクフルト空港は、国鉄の駅にもつながっている。ここから地下鉄、長距離、近距離と旅立っていくのだが、当初の予定より早く動けるようになったため、ジャーマンレイルパスを使えるようにスタンプを押してもらいがてら、ハイデルベルクまでの電車の時間も聞いておいた。
 ドイツの国鉄は、とても親切である。行き先とだいたいの時間さえ言えば、すぐに一番早いルートを検索してプリントアウトしてくれる。15:54、フランクフルト空港駅発ICE509号に乗り、マンハイムへ。
かくして私たちのドイツ〜オーストリア新婚旅行鉄道の旅はスタートしたのである。
ドイツの誇る超特急ICE車内。日本で言うところの新幹線である。しかし、日本のように高架ではなく地上を走る。1等2等があり、2等車両に乗ったが、日本のグリーン車に匹敵するほどの広さである。座席は2×2シートで、所々に向かい合った席があり、テーブルが設置されている。大きな荷物を持っている人のために車内には荷物置き場もある。とにかくめちゃくちゃきれいである。

 16:24、マンハイムへ到着。時間があれば街を歩きたかったが、時間がなかったのでそのままハイデルベルクへ。16:33、RB(ローカル)に乗り、16:44ハイデルベルク中央駅に到着。

 前回ハイデルベルクへ着た時は既に夜で、翌朝早朝にパリへの飛行機に乗ったため、ほとんど観光らしいことをしていなかった。街は近代的な雰囲気はあるが、建物は石造りの伝統的な建物ばかりだった。
 本日のホテルは、『アストロンハイデルベルク』。駅の近くの近代的なホテルである。ホテルにチェックインし、ちょっと遠かったが旧市街まで歩き、南ドイツの郷土料理&ビールで長い1日を終えた。


アストロンハイデルベルク室内。全体的に温かい感じの部屋だが、モダンな作りである。広さもなかなか広かった。


ドイツ版『クイズミリオネア』。テレビに映っているのは、ドイツ版「みのもんた」である。音楽、セットなどほとんどが日本と同じで、違うのは『ファイナルアンサ〜?』と、みのさんの妙にドキドキさせるあの”間”がないぐらいだろう。


 文字通り長い1日であった。明日は12/24、クリスマスイブである。ハイデルベルクを半日観光して、イブの夜は中世の町ローテンブルクで過ごす予定である。どんなクリスマスになるだろうか・・・
 2日目へ続く・・・


TOP