魔法
この小説のキーとなる能力。
─ 魔法使い ─
魔法が使える者の一般的な呼び方。
女性の場合は、特に魔女と呼ばれることがある。
遺伝性の能力であり、場合によっては隔離遺伝なども発生する。
主にディーティ国に住んでいるが、近年の国際化により他国にも広がりつつある。
しかし、やはり他国における魔法使いの割合は低いため、その存在は重宝される。
─魔法の区分 ─
作中で利用される魔法の区分。
ただし全ての魔法が以下の区分に当てはまるわけではなく、また複数の区分に属する魔法もある。
攻撃魔法……相手に攻撃する魔法。一般的なものはサー、強力なものはニーやイーであることが多い。
守備魔法……相手の攻撃や行為から味方を守備する魔法。ボンからマウまで様々である。
妨害魔法……相手の攻撃や行為を妨害する魔法。サーやニーであることが多い。
回復魔法……相手の攻撃によるダメージから味方を回復する魔法。効果によりボンとマウに分かれる。
補助魔法……味方の攻撃や行為を補助する魔法。ボンやマウのシーであることが多い。
消去魔法……相手や自身から物事を消去する魔法。イーであることが多い。
付加魔法……自己や個人に対して能力の付加を行う魔法。ボンであることが多い。
─ボン─
善とされる魔法。
基本的に、治癒や創造の魔法が多く、使用によるペナルティはない。
─ボン魔法一覧 ─
セント:残香の魔法。対象に残った痕跡を調べて、それに関わるものや人物を探索できる。
チェンジ:変異の魔法。任意の動植物に変化できるが、生まれもった能力をそのまま使えるとは限らない。
トランス:転位の魔法。瞬間移動として用いられるが、行ったことのない場所へは行けない。
ハイド:隠伏の魔法。主に護身用に用いられ、不意打ちに用いるのはタブー。
ピープ:覗見の魔法。記憶・思考・思想などを見ることができるが、接着の必要がある。
フライ:飛翔の魔法。特定の飛行動物に変化して空を舞う。
メモリー:記憶の魔法。ある情報を意図的に記憶することができるが、その情報量には限界がある。
ライト:光輝の魔法。周囲を明るく照らし出すことができる。
リカバー:回復の魔法。自然治癒力を促進して回復を早める。
ロック:施錠の魔法。対象物に術者しか解けない鍵をかける。
随時追加
─マウ─
悪とされる魔法。
基本的に、戦闘用に用いられる魔法が多く、使用によるペナルティがある。
魔法使いたちは乱用することを避けているのであまり見ることはないが、彼らは一様に使えるらしい。
─マウの段階 ─
マウ魔法には段階が存在し、どれに相当するかによってその魔法のペナルティが変化する。
イー……最上位のマウ。使用によるペナルティは……?
ニー……第二位のマウ。使用によるペナルティは、マウ魔法の制限。一定期間使えなくなる。
サー……第三位のマウ。使用によるペナルティは、体力の減少。いわゆる諸刃の刃。
シー……最下位のマウ。使用によるペナルティは、体内エネルギーの過度燃焼。つまり、空腹が早くなる。
─マウ魔法一覧 ─
メモリーレス/イー:記憶の消去魔法。魔法使いがこの魔法を使用された場合、魔法を使えることをも忘れる。
ラブレス/イー:恋愛感情の消去魔法。感情に関する魔法の一つ。
パペット/ニー:人形の魔法。タシットと術式が同じで、相手を操ることができる。
シール/サー:封印の魔法。術者以外でも定められた解除方法を行えば解除できる。
プロテクト/サー:防御の魔法。種類は色々あるが、基本的に対象を守るために使われる。
サモン/シー:召喚の魔法。動物を呼び出し、それに命じることによって攻撃や偵察が行える。
スリープ/シー:睡眠の魔法。対象を眠らせることができるが、不眠治療などにも役立っている。
タシット/シー:伝達の魔法。特定の同意した相手に対して、自らの意思を任意で伝えることができる。
ヒール/シー:治癒の魔法。外部から再生の力をかけることによって強制的に回復させる。
随時追加
─魔法薬 ─
基本的に、資格を得れば、誰でも作ることができる。
その資格の管理にあたっているのが、魔法国家であるデュート。
資格を得るためには、デュート国出資運営の機関に行くことが必要となる。
─魔法管理省 ─
デュート国にある省庁の一つ。
通称はMMM (Magic Management Ministry)。
魔法に関する主立った管理を担っている。
魔法薬の資格を扱っているのもこの省である。
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