明代の中国で記された「水滸伝」に登場する英傑を題材にした露盤で、江戸時代後期の浮世絵で広く知られるようになった。登場人物の体に施された刺青は浮世絵でも描かれ、露盤の彩色においては、こうした絵画を参考にしながらも和久独自の文様を取り入れ、躍動感ある彩色が見どころです。